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流星群 21


「サッカー部だったんだ。優輝、中学どこだっけ?」


「旭中」


「え、旭ヶ丘中ってサッカー強いとこじゃん。高校は部活入らなかったんだ?」


「膝やっちゃってさ。遊びでやる分には問題無いけど、部活で本気出すには厳しいから諦めたんだ」


「そっか…」


無意識に、優輝の頭を撫でていた。

優輝が目を見開いている。


「あ、ごめん、つい…。私、剣道やめろって言われたらすごく辛くなると思うから…」


「ありがと」

彼はふわりと笑った。


「でも、抱き締めたくなるから電車内は遠慮してな?」

自分の頬が紅く染まっていくのがわかった。


「亜樹は中学どこだっけ?」


「星中」


「星ヶ丘か。藤井先生っていなかった?」


「数学の?学年主任だったよ」


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