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流星群 18


「おー……彼氏と行くんだな?」

慎二先輩がニヤニヤする。


「はい、一緒に行きます」

敢えて真顔で答えてみる。

私が照れるのを見たいのかもしれないけど、そうはさせない。


「毎朝見せつけてくれるもんなー。俺も彼女作ろうかなぁ」


「慎二先輩が彼女連れとか…目撃したら剣道部のグループトークに画像流しますね」




梨沙は何も言わずにマイボトルのお茶を飲み干すと、静かにその場を離れた。



梨沙は一年生の入部当時から慎二先輩に片想いしている。告白はしていないし、当の慎二先輩も全く気付いてない様子で。


つまり、ほぼ進展していないのだ。



私は慎二先輩に対して何も思ってないから軽口が叩けるけど。梨沙はちょっと複雑な気分なんだろうな。


今ここで「好きな人とかいるんですかー?」って聞いて「いる」って言われたら梨沙のメンタルがどうなるかわかんないし。


アシストするって難しい。

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