51/168
流星群 13
「春樹には、流星群観に行くときの親対策の相談をしてたのよ。その、アリバイというか…。男の子と夜中に出掛けるとか、親に言いづらいし…」
「そういうことか。確かに、夜中に連れ回すとか俺の印象悪くなりそうだしな。誘っといて何だけど」
苦笑いする優輝の手を握ると、指が絡まる。
「良かった。いつもの優輝に戻った」
笑って優輝の顔を見上げると、唇に柔らかいものが触れた。
何が起きたのか理解するのに数秒かかった。
「え…?」
今…キス…された…?
不意打ちでキスしておいて、顔を背けて耳まで赤くなってる彼を見ると何だかおかしくて。彼の前に回り込むとめちゃくちゃ照れてる優輝と目が合った。
「ねぇ優輝」
「…………」
「私、優輝が好きだよ」




