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流星群 12


「私のお母さんの弟の息子が春樹なの」


「従兄弟で同じ高校で同じ学年とか…あるんだ」


「うん、偶然ね」


大きな溜息を吐いて壁にもたれた優輝は天を仰いだ。


「なんだ従兄弟か…。昼休み、廊下で親しげに話してたから、よっぽど仲良いのかと…」


「仲は悪くはないとは思うけどね。そっか、昼休みか…。声掛けてくれれば良かったのに」


「何となく、声掛けられなかったんだよ…」

拗ねたように目を逸らす彼がおかしくて、ついクスクス笑ってしまう。


「笑うなよ」

頬を長い指で摘まれる。


「らって…」

頬を摘まれてもまだ笑ってしまう。


「そうら、優輝…。ねぇ、もう頬っぺた、離してもらいたいんだけど…」


「ああ、何?」

やっと頬が解放される。

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