表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/168

火夏星 4


「だから、ここはこの公式を使って…」

「なんだ、それだけの話だったのか。佐藤の話が眠過ぎて全然わかんなかったよ」

「…α波出てるって噂だしね」

「完璧出てるだろ」



思いの外、テスト勉強は順調に進んでいた。

この人、ちゃんと勉強するときはするんだな…。

そもそもこの高校、中学でそこそこ成績取れてないと入れないところだし。

派手な風貌とは裏腹に、案外真面目に勉強する姿に亜樹は単純に驚いていた。



時々、お互いの肘が触れてしまっている。でも桐生くんは気にしていないようだった。


一方亜樹は落ち着かない。

何度も肘が触れているけど、彼に悪気が無いのはわかるし、だからといって嫌そうでもなく。


何よりも亜樹自身が嫌だと感じない事に驚いていた。


「…新城さん?」

そわそわして、上の空になってしまっていたらしい。

気付けば桐生くんの整った顔が至近距離にあった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ