表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/168

火夏星 3

「ちょっと待ってて。これ借りてくる」

スタスタと貸出カウンターに向かい、あっという間に亜樹のもとに戻って来た。


「お待たせ。どこ座る?」

図書室の中を見渡すと、窓側の一角のテーブルが空いていた。


「あそこで、どう?」

亜樹の提案に彼は「ん」とだけ言うと窓側の席に向かい合って座った。

しかしすぐに立ち上がると、亜樹の隣に座った。


「桐生くん?」

「このテーブル大きいから教えて貰いづらいじゃん?」

隣に座るのは…別にいいけど。

再び亜樹が周りを見渡すと隣り合って座っているのは明らかにカップルとわかる人達だけだった。


なんだか落ち着かない。


これはもうさっさとテスト勉強を始めてしまった方がいい気がして勉強道具をテーブルに広げる。


「んーと…数学?」

「そう、数学」

「私、数学得意じゃないんだけど…」

「大丈夫、たぶん俺より得意だと思う」

「そうだといいんだけど…」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ