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火夏星 2

梨沙と梓と別れ、荷物を持って図書室に向かう。


松田さん達が校庭を門に向かって歩いているのが窓から見えて、亜樹はホッとした。


良かった。

ごちゃごちゃ言われるのは好きではない。


図書室に入ると、彼は本棚の前で何やら熱心に読んでいた。


「…桐生くん?」

「新城さん!」

彼の大きな声に慌てる。

「桐生くん、ここ図書室だから…声小さめで!」

「あ、ごめん…」

彼も小声になる。囁くような声だ。

「何読んでたの?」

彼の手にある本を覗き込む。

見ると、魚の釣り方のコツのような内容が事細かに書かれたものだった。


「釣り…の本?」

「これ…借りようかな」


本の貸し出しは1週間。

期末テストは1週間後。

テストまでの間、釣りの本を読むらしい。

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