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嫉妬 13
校舎を出ると夕陽が眩しい。
夕陽に照らされている私達は変わらず手を繋いで校門に向かった。
「あれぇ?新城さん、新井くんと一緒じゃなかったのぉ?」
松田さんがにやにやしながら近づいて来る。
ご丁寧に取り巻きも一緒だ。
「新井くんはとっくに帰ったと思うけど」
半分うんざりして答える。
何なのこの人達。部活はどこにも所属していなかったはず。私に嫌がらせをする為に残っていたのだろうか?そうだとしたら、相当な暇人だ。
「新井と…一緒だったのか?」
優輝が眉を顰める。
「部活終わりに部活の話してただけだよ」
余分な事は話したくない。
優輝の悪口言われてただなんて言いたくない。
「ただ部活の話をしてるだけであんな雰囲気になるもんなの?」
松田さんが取り巻きと目配せをする。




