pt.1 踊り好きのピクシー -Totentanz-①
「え、小人……?」
セリは茂みの中から現れた――下手をすると両手の上に乗せられそうなくらい小さな子供たちを見つめた。
ランタンと並ぶと、ほぼ大きさが同じくらいだった。
どの子もみんなおそろいの三角帽子をかぶっている。そんな小人たちが全部で五人、セリの近くに集まってきた。
「失礼だな! ぼくたちはピクシーだぞ! お前まさか知らないのか?」
気の強そうなピクシー①がセリに詰め寄った。
「うん、あなたたちはピクシーっていうの? ごめんね、全然知らなくて……。
ここの町の人たちは、あなたたちと普通に交流があるの?」
「ううん。そんなにないよ。
あたしたちいつも森の中にいるし、人間は怖い人もたくさんいるから近づいちゃダメって言われてるし」
ちょっとお姉さん風の落ち着いた雰囲気のピクシー②がセリの質問に答えてくれた。
話してみると、普通の子供たちと反応が変わらないので、セリは笑いながらピクシーたちに手を振った。
「じゃあダメじゃん。私と話したら。ほら、森に帰ったら?」
しかし、ピクシーたちは帰る気配がない。
「人間たちはまだ起きてこないだろ? その間にいたずらしてやるんだ! ま、度胸だめしみたいな感じだな!」
自信満々なピクシーへ、セリは素朴な疑問を投げかけた。
「私に見つかってるけどいいの?」
「それはこっちから声かけたからいいんだよ!」
そう答えたのはピクシー①? いや別の③か? セリは同じ容姿かつ同じサイズのピクシーたちが判別できなくなってきた。
「お姉さんの踊りが楽しそうだったので声をかけてしまいました。踊りが好きなんですか?」
踊りが好きかと訊かれ、セリは一瞬返答に詰まった。
自分が得意な舞は、基本的に人の命を奪う技術と直結している。
好きとか嫌いとかではなく、強制的に叩き込まれ、体に深く染みついてしまったものだ。
「こんな感じだったっけ?」
「えー、こうでしょ?」
ピクシーたちが、さっきセリがやっていた洗濯ダンスを再現する。
うっわ。かわいい……。
小さなピクシーたちが踊っている姿を見たセリは、昔キャラバンのちびっこたちが一生懸命に踊りの振り付けを覚えようと、四苦八苦していた光景を思い出した。
キャラバンで暗殺技術を教わる人間はごく少数に限られているので、もちろんちびっ子たちの踊りは普通の踊り子たち用の振り付けだ。
それでも団長のナナクサや、セリの兄弟子スズシロらが要求するレベルはとても高かったので、体得するのはとても難しかった。
セリも子供たちに教えるためにいくつか覚えた気がする。
表向きは移動舞踊集団のキャラバンである以上、娯楽として人の気持ちを和ませる踊りも知らないわけではなかったが、セリの場合はその手合いの踊りを披露する機会が極端に少なかったため、ほとんど忘れかけていた。
「うん。あなたたちの踊り見てたら、好きかもって気がしてきた」
ピクシーたちは一斉にぱっと顔を輝かせると、自分たちのかぶっていた三角帽子を脱いで、なにやらごそごそし始めた。
「じゃあ、じゃあ! 明日の満月の夜に、私たちピクシーのダンスパーティーにご招待します!
一緒に踊りましょう!! いいですか?」
目をキラキラさせながら、ピクシーたちが興奮した様子でセリに詰め寄った。
「え? パーティー? 行っていいの? 人間はダメなんじゃないの?」
「一人くらいなら平気平気。お姉ちゃん名前は?」
セリが名乗ると、ピクシーは帽子の中からかき集めたものをセリの頭に振りかけた。
ピクシーたちが小さな声で聞き取れない呪文のようなものを詠唱すると、粉状のものが金色のあたたかい光の粒子となって、セリの体に静かに降りかかり、沁み込むように消えていった。
「じゃあセリ! これが招待状です。これがあれば森の中を通ってあたしたちのところに来れるから! 絶対来てくださいね!」
そういうとピクシーたちはあっという間にセリの前から姿を消した。
一人取り残されたセリは、おもむろに自分の髪を梳いてみたが、さっきの金色の粉はすでに消えてしまい、もう目にすることはできなかった。
まだこの町に来たばかりのころ、【森の住人】が与えてくれる祝福について教わったことがある。
(ちょっと説明しづらいんだけど、こう、信頼関係が生まれると、キラキラが降り注ぐ感じ?
そうすると、祝福をくれた住人の領域に自由に行けるようになるんだ。)
結構そのまんまな感じだったけれど、これで明日の夜に森へ入るとピクシーたちのところへ行けるということなのだろうか。
セリはもう一度月を仰ぎ見た。雲の少ない、澄んだ夜空だった。
***
「お前さ、やっぱりリリーパスの街から戻ってきてから、なんかエロくなってねえ?」
脈略もなくボルターが投げつけた言葉に、セリはカモミール・ティーを気管に誤誘導してしまい、激しくむせた。
決して家族みんなで仲良く朝食を食べている時にするような話ではない。
「……もう少し食事中に会話する内容考えてくれない? いくら変態でも口にしていいことと悪いことがあることをいい加減学習して」
しかし、ボルターはセリの抗議を聞き流し、さらに質問する。
「俺の目が届かないところでどんなレベル上げてきたんだよお前は。エロさマシマシじゃねえ?」
「人のことをトッピングみたいな表現で表さないでくれる!?」
セリの文句にボルターは真剣に考え込みだした。
「ん? トッピングか……。
俺はどっちかっていうとマシマシ系のやつより汁だく系の方が好きだな。
……うん。汁だくのセリか、エロい汁だくのセリ。エロ汁ダクダクのセリ……うん、いいな。
――うん、すっげえクるな……朝からシャレになんねえくらいヤベぇな。
よし! 今日の夕飯はセリのエロさ大盛、汁だくだ!!」
「もう! 言葉が選べないなら黙って食べてくれる!?」
意味不明な単語を大声で連発するボルターを、セリが噛みつかんばかりの勢いで黙らせる。
そこへロフェがようやく口いっぱいのマッシュポテトを飲み込んで会話に参戦してきた。
「あのねえ、しぇりねえ。わるいおとこのひとにねえ……」
「わ――!! 待ってロフェ! ストップ!!」
「うーんといたくしてあげるねっていっておしおきしたんだよ」
「わ――――っ!!!」
リリーパスの街でごろつきにさらわれ、ロフェともう一人の少年とセリの三人で監禁された時に、セリがごろつきを大掃除した件については、セリは細心の注意でロフェに気づかれないように対処したはずだった。
正直、血に酔っていたので自分がどんな言葉を口走っていたのかはセリ自身が覚えていないのだが、その時のセリフをどうやらロフェに聞かれていたらしい。
セリは恐る恐るボルターの顔色をうかがった。
「セリ、お前……。
お前がここに来る前にいたっていうキャラバンって……、俺も噂にしか聞いたことねえし、そんなヤバいキャラバン、本当に存在するなんて思ってなかったけど……」
蒼白な顔色のボルターを見て、セリは背中に冷たい汗が流れていくのを感じた。
もしかしてボルターは知っているのだろうか。
踊り子たちのキャラバンが実は陰で暗殺を請け負い、各地を旅していたことを。
艶やかな衣装を身に纏い、標的へ取り入り、華麗な舞を魅せながら、悲鳴すらあげさせることなくその命を奪う『昇天技巧』を受け継ぐ死の踊り子たちの存在を――。
これだけは隠し通さなきゃいけなかったのに……。
自分の中に潜む毒のこと以上に、キャラバンのことだけは絶対に知られてはいけなかった。
――ダメだ。やっぱりもうここにはいられない……。
「お前――まさか。
あの伝説の移動型高級SМ倶楽部キャラバン、『乱れまくる女王様』のメンバーだったのか!?」
「…………え?」
「すげえ。本物なのか!? あれだろ、どんなにそっちに興味のねえやつでも一発でその道に目覚めさせちまうって言う『昇天技巧』って技があるんだろ?
いや、ダメだな、門外不出のスキルだもんな。言えねえよな。
いや、いいんだ、何も言うなセリ。言わなくていいぞ!
確かに一部にはそういうキャラバンに偏見をもつ奴らもいる。だからお前がひた隠しにしてたことを責める気なんて全然ねえ。
だが俺はそんな心の狭い男じゃないぞ? 見くびってもらっちゃ困るな。どんなお前だって受け入れてやる。むしろ女王様大歓迎だ。いつでも俺を相手に乱れまくってくれ」
目をキラキラさせて熱弁するボルターを、セリは安心を通り越し、冷めた表情で眺めていた。
なにそのキャラバン。初耳だし。
なにその継承スキル名、うちのと丸かぶりなんですけど。
いやまあ、バレてないならいいんだけど、この変態の喜びよう……おそらくそのキャラバンはろくなキャラバンではないとみた。
正直、非常に心外だった。
「えっと、とりあえず黙ってご飯食べてくれる……?」
「わかりました!! 女王様!!」
嬉しそうに返事をする変態に、セリは一瞬で殺意があふれ出す。
バレてないのは良いとしても、変態の同類にされたみたいで不快極まりないことこの上ない。
この今持っているフォークをあいつの舌にぎゅーーーーーって刺して、思いっっっきり、ぶっっちーーーーんって舌ごと引き抜いたらちょっとは静かになるだろうか。
いや、ダメだ。借金はまだ返し始めてもいない。
まだ生かしておかなければ。
セリはボルターの舌の代わりに、お皿の上のウィンナーに思いっきりフォークを突き立てると、皿の上でウィンターの皮が、ぷちっと小気味の良い音をたてて弾けたのであった。
***
「あら、セリちゃん。みんなでお散歩? お洋服見に来たの?」
セリ・レキサ・ロフェ・ナックの三人と一匹で買い物に出かけた道中、ふいに目に入った冬物のコートへ近づいたセリに、服屋のおかみさんが声をかけてきた。
「ええ、ちょっと寒くなってきたので下見に。
おばさん、ちなみに防寒具ってどれくらいの値段するんですか?」
本当はこっそり値札が見たかったのだが、おかみさんが出てきてしまったのでセリは直接聞いてみることにした。
このおかみさんは商売上手なので、あまり安いものを出してきてはくれない。
良いものだからといって割高な商品ばかりを薦めてくるのだ。
そこを敢えて安いものを出せと対等に交渉するほどの図太さは、残念ながらセリは持ち合わせていなかった。
「そりゃあ、良いものになればそれなりさあね。セリちゃんは、寒い土地は初めてなのかい?」
「はい。雪も見たことないです」
セリの言葉におかみさんはにんまりと笑みを深めた。
「じゃああったかいの買ってもらいなさい。
セリちゃんは働き者なんだからそれくらい買ってもらったってバチは当たらないから。
これなんかどうだい? ふわふわモコモコ付きで女の子なんてこういうのを装備すればかわいさ三割増しなんて言うよ。ポンポンもついてるし」
白いふわふわがナックみたいだった。
これを装備したら、ナックとぎゅーってしてる時のような安心感が得られるだろうか。
セリはなんとなくロフェの腕の中に納まっているナックに視線を向けた。
ナックの黒いつぶらな瞳がセリを見つめ返した。
――欲しい。
セリの素直な気持ちはそれだった。
しかし、服屋のおかみさんが最初に薦めてくるのはそれなりに高いやつだ。
高額負債がある以上、浪費はできない。
「えっと……白って、汚れが目立ちません? ベージュとか茶色とか、そんな感じで、シンプルで余計な装飾がついていなくて、できれば安いやつあります?」
セリはなるべく穏便に安価な商品を出してくれるように、精一杯の交渉スキルを発動して頼んでみた。
「なんだって? セリちゃん、あたしにケンカ売ってんのかい?」
おかみさんが豹変したので、セリは思わずびくつき一歩後ろに下がった。
「へっ? なんでですか?」
「あんたまだ十代も前半だろ? そんなに肌もピチピチして色だって白いのに、今真っ白な服を着なくていつ着るのさ!
女は年を取るとね! くすむしシミはできるしもう真っ白な服なんて恐ろしくて着れないんだよ!
ポンポン付きの服だってね! 若いから許されるの! 年とった女がかわいい恰好したってイタイだけなんだよ! それをあんた、なんてこというの!!
汚れたら新しいのを男にたかって買わせりゃいいの! 服なんてのは高いものを男に買わせてなんぼなの!! 若いうちからそんな所帯染みたこと言ってんじゃないの!」
「は、はい! すみません!!」
完全に委縮し、背筋を伸ばして謝罪したセリへ、おかみさんはにやりと笑うと低めの声でセリに告げた。
「ほら、ちょうどボルターさんも来てるんだから買ってもらいなよ!」
セリがおかみさんの指差す方を見ると、ボルターが服屋のご主人らしき人となにやら真剣に話し合っていた。
「ボルター、なにしてんの?」
「――セリ!? お前こそ何でこんなとこにいんだよ!? 俺は別に、ここにいるのはだな……そう、会議だ!! この冬の降雪量と気温の予想をここのオヤジさんとだな……」
ボルターは珍しく慌てている。
「ボルターさん、これ! セリちゃんに買ってあげてちょうだい!
ほら、どうだい? かわいいだろう?」
咳払いしながらおかみさんがボルターの言葉をさえぎり、セリの肩に白いふわもこコートをかけた。
ボルターは表情を改めると、ふーんと呟き、目を細め、セリを見つめながら近づいてきた。
見慣れない真面目なボルターの表情に、セリは急に緊張してきてしまった。顔に熱が集中する。
――どうしよう、似合ってないかな。変かな。
普段のふるまいや言動が変態だから気にならないが、ボルターは黙っているとそれなりに整った顔をしている。ふいに真面目な顔で接近されると、そのことを思い知らされる。
前妻がものすごい美女だったり、古い友人の美男子が若いころにボルターとモテ勝負をして互角だったという逸話の数々もあることを急にセリは思い出した。
ボルターは自分の顎に手を添え、じっくりとセリの姿を上から下まで吟味すると口を開いた。
「これを装備することによってお前のステータスの弱点でもある【かわいさ】の数値が格段に上がるな。それもいい選択だと思う。そのキャラの低い数値を装備で補うのは基本中の基本だ。
だが別に【かわいさ】が低くてもお前には【クールさ】と【Sっぽさ】と、ここ数日如実に上昇しつつある【エロさ】がある。
そしてその【白いふわもこコート】を装備することによってお前の突出したステータスが軒並み低下する。特に一番俺的に推しである【エロさ】の数値の低下が劇的だ。
もったいないとは思わないかセリ。俺的には短所を補って長所を活かさない選択よりも、短所は捨てて長所を最大限に伸ばす選択がいいと思う。
その【エロさ】、最大限まで俺と二人で育ててみる気はないか?」
やっぱり顔は真面目でも、口を開けば変態は変態でしかなかった。
「おばさん、私これ着て帰ります。お金はこいつに請求してください」
氷の女王のオーラを纏って店を出るセリをボルターが呼び止める。
「あ! セリ待て! どうせなら裾はミニ丈! ミニ丈にしてくれ!! お前の最大の武器である足は封印するな!! そんで下には……!」
なにか叫んでいるボルターは服屋のおかみさんが取り押さえてくれたので、セリはコートを羽織ったまま服屋を大股で歩いて去った。
「しぇり、よかったねえ! あったかいのかってもらえて」
「似合ってるよセリ姉。――セリ姉? どうしたの? 元気ないよ?」
レキサとロフェにのぞき込まれ、セリは足を止めた。
さっきからセリはどうしても引っかかってしょうがない言葉があった。
【かわいさ】が低くても。【かわいさ】が低い……。
「ねえ、私ってどの辺がかわいくないの……?」
「え!?」
セリの静かな問いかけにレキサはたじろいだ。
「しぇり、かあいいよ! そのもこもこ、ナックみたいですっごいかあいいよ!」
ロフェが必死にセリを励ます。
ロフェの腕の中でナックも必死で同意する。
頭の角がにょきにょきと伸び、人の手で人差し指と親指で丸を作ったオッケーサインを作っている。
「それってこのコートがかわいいんであって、この装備を外すと私の本来の低いパラメータに戻るってことでしょ?」
「……僕、お父さんに今すぐにセリ姉に謝るように行ってくる……!」
切羽詰まった表情で駆けだそうとするレキサをセリは慌てて取り押さえた。
「やめて! ボルターに言わなくていいから!! 気にしてない! 全然気にしてないから!!」
今更ボルターにかわいくないって言われたからって何だって言うの。
むしろかわいいなんて言われたって気持ち悪いし!
別に、別にそんなの! 全然気になんてならないんだから!!
「あ、セリリ~ン! この辺でボルター見なかった? ギルドにお客さん来てるんだけど」
以前セリに森の住人の祝福について教えてくれた青年、レヴァーミがセリたちの姿を見つけて手を振りながらにこにこやってきた。
レヴァーミは本来、ボルターがマスターを務めるエヌセッズのギルドメンバーではないのだが、エヌセッズが暴れた後の後片付けや修復業務などの下請け作業などで対価を得ているため、ギルドの拠点であるエヌセッズの酒場によく現れる。
「ボルターなら、あっちにいたけど……」
「けど~? セリリ~ン、浮かない顔だね~」
なにかあった? と優しく訊かれ、セリは結局さっきの質問をレヴァーミにも投げかけた。
「レヴァーミ、私のかわいさって低い? どういうところがかわいくない?」
「おっと~! どうしたの~? セリリ~ン? 僕はセリリンかわいいと思うけどな~。
前にプロスターグ踊り食いして涙目になってえづいてたのとか、僕的にはすっごいツボってキュンキュンだったけどな~」
あまり思い出したくない衝撃記憶を急に思い出す羽目になり、セリはうんざりした声で答えた。口の中にかつて味わったあの日の苦味と感触がリアルに再現されてしまう。
「――あったね、そういえばそんなこと……」
しかしそれがどうかわいいに結びつくかは謎でしかない。
「セリリンはどっちかっていうと、面倒見のいいしっかり者のお姉さんタイプだから、かわいい妹キャラって感じじゃないかもね~。
特にほら、セリリンはボルターの前では常にツンのみでデレがないし~。もうちょっとデレを増やしてみたらかわいくてしょうがなくなると思うよ、あの人」
「べ、別にボルターの話なんてしてないけど!!」
「あ、そうだった~? あ、そのすぐに赤くなるところとかも、僕は結構かわいいと思うよ~。
じゃあ僕ボルター呼んでくるから~!」
にこにこと手を振って、レヴァーミは服屋に向かって小走りで駆けて行った。
セリは赤いと指摘された顔を両手で押さえて隠しながら、遠ざかるレヴァーミの背中を見ながら思った。
だいたい、ツンとかデレって何。
ツンが多いとかデレを増やすってどうしろってのよ。