ガノタ
今日見舞いに来てくれた人がいた。
来てくれるだけでうれしい。
正直、食べ物飲み物は食べれないんでありがたいが人にあげるしかない。
今日来てくれた人はガノタだ。
ガノタとは・・・勿体振る事もないね、ガンダムオタクの事だ。
「何か欲しい物はあるか?」と聞かれた。
私は「ジオラマが見たい。マゼランの裏にフジツボみたいにジムとかボールとかくっついてるジオラマ、そういや見た事ない。実物見せてよ」と言うと「それだけは無理だ。プラモデルが欲しいならある程度のプラモデルはあげられる。ジオラマだって、『欲しい』というんじゃなく『見たい』と言うんであれば、自分が作った物じゃなくてもネット上に転がっている物をスマホやPCで見せる事は出来る」と。
見せられないのはそのジオラマの現物がどこにもないからだ。
何でかって言うと、ガンダムっていうアニメは昔のアニメで縮尺が頻繁に狂っているからだそうだ。
アニメでマゼランがジムやボールを大量に裏側にくっつけているシーンが時々出てくる。
一年戦争が始まる直前、連邦軍の親分はでっかいマゼランに乗ってて撃墜されて逃げようとしてる時に『黒い三連星』の乗ってる旧ザクに捕まったらしい。
デカいマゼランを『アナンケ』って言うらしい。
脱出しようとした親分が乗り込んだ脱出ポッドを旧ザクが覗き込んでいるシーンは映像化されているらしい。
その脱出ポッドは旧ザクより遥かに小さい。
アナンケに旧ザクは二台しか乗らない。
マゼランはアナンケより小さい。
旧ザクの大きさはジムの大きさとだいたい同じだ。
つまりアナンケには二台しかモビルスーツが乗らないのに、マゼランには数十台のジムやボールが乗る。
その矛盾はジオラマ化出来ないそうだ。
何でそんな理屈っぽく考えるんだろう?
アニメだから現実にしたら矛盾がある。
・・・それだけの事じゃんね。
なぜガンダム好きな人って、ガンダムにリアリティーを求めるんだろうか?