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死した竜の物語  作者: 獅子貫 達磨
第三章 吸血竜の邂逅
55/104

三章までの用語辞典

8000PV超えた!!!!!

嬉しいです。


五十音順に記述しました。

思っていたより長くなった。

用語紹介って昨日書いてますが、もはや用語辞典です。

かなり冗長です。


設定が好きな方や読んでやるよ!って方はお読みください。

一部作中にない内容もございます。

ただ、読まなくても影響はございません。

気になった単語とかだけを見るでも全然問題ないです!


抜けてる項目や解説が追加で欲しい項目があればどこかでご指摘ください。

可能な限り追記いたします。

【あ行】


幻想遺物アーティファクト

神々の試練所から出土する魔道具の内で魔導工学で再現できずに内部機構が不明なものを指す。

基本的に価値が高く非常に高額で一度見つければ一生遊んで暮らせるとも言われている。

実際は効果が高く数が少ない物であれば国宝などになるため高くで国が買い取るが、効果が微妙であったり大量に出土している物はその限りではない。


〇アローサル

グロリア種に付くことのある称号のようなもの。

グロリア・アローサルヴァンパイアやグロリア・アローサルオースなど。

オリジン種は全てがアローサルの条件を満たしているためにアローサルオリジンと言う名称になっている。


〇アローサルオリジン

正確にはグロリア・アローサルオリジン。

更に言うなればグロリア・オリジンとなり、アローサルはグロリア種に使用される称号のようなものだがオリジン種は全てがアローサルの条件を満たしているためにアローサルオリジンと言う名称になっている。

唯一種とも言われる。

非常に強力な個体が多く、非常に数が少ない。


〇アンデット

命無き存在。

正確には空となった死体等の器に死の精霊が入り込んだもの。

グロリア・オースとの区別は外見であれば魔石の有無などで可能。

骨のスケルトン、腐ったゾンビなどがメジャーである。

実際には生者に襲い掛かるわけではなく中の死の精霊からすると死体を用いて遊んで貰おうとしているだけだがアプローチ方法が噛みついたり引っ掻いたりの為、襲われると勘違いされている。

死体を砕かれたり原型がなくなり動かせなくなると中の死の精霊は他の死体を探しに行く。

普通は一つの身体に一体の死の精霊しか入らないが、許容量が大きな死体の場合(別段体積などは関係なく単純に資質のようだが)は二体以上の死の精霊が入ることがある。そうなった場合は徐々に自我が芽生え、個体進化するようになるため危険視される。

これが俗にいう自然発生する吸血鬼等の要因である。

因みにあくまで精霊が起因の為、精霊魔術で制御は可能で、故に死霊魔術は精霊魔術の一種である。

一部を除き現在の魔術師の見解では精霊が原因な事は知られていない。

死者創造は死体に無理矢理死の精霊を入れることで動作する。


〇イジュネロス

世界の名前。Ijuneros。

正確に記述するのであれば惑星イジュネロスとなる。

サイズは地球と同じ。


〇インセプティ大陸たいりく

2番目に大きな大陸。

おおよそプリマイブ大陸の裏側である。


〇ヴァンパイア

正確にはグロリア・ヴァンパイア。

吸血種とも言われる。

外見は伸びた八重歯と青白い皮膚、真紅の瞳以外はヒュマスと変わらない。

非常に高い膂力、魔力、肉体再生能力と個で強い者が多いが反面弱点らしい弱点も多い。

太陽光に当たり続けると火傷を負うほどの日光耐性の低さ、定期的に哺乳類の血を吸わなければ弱体化し何れは死んでしまうなど。

しかし、その弱点を除くと全種族の中でも非常に強い部類に入る。

寿命は無く外因によって以外では死ぬ事は無い。

グロリア種の中で唯一繁殖によってではなく自然発生、眷族作成によってのみ数を増やす。

ヴァンパイアにも階級があり

『下位⇒中位⇒上位⇒真祖⇒始祖⇒神祖』となる。

階級が上がるほど弱点は克服され、能力はより強化される。

基本的に危険視されている種族でアンデットの個体進化の先に居る最終形態。

下位の時に討伐されることが殆どで上位に至るものは稀。

ただ、上位まで上がったものは殆どそのまま爵位クラスまで至る。


〇オース

正確にはグロリア・オース。

骨人種とも言われる文字通り骨だけで活動する種族。

勘違いされやすいがアンデットとは違い生命活動が行われている。

心臓は無く代わりに心臓位置付近にある魔石から活動に必要なマナを生み出し活動を行っている。

他の骨を使い自身の体を組み替える事が可能。

性別の概念はなく、子孫を残す際も2人でペアになり人型の骨にマナを注ぎ込むことで残す特殊な種族。

一般的に膂力はヒュマス並かそれ以下だが、破壊されても即座に骨を継ぎ足し闘う事が出来る上、マナが非常に潤沢かつ普段の生命活動に使用している分扱いに長けている。

寿命は無く外因によって以外では死ぬ事は無い。


〇オド

生物の体内にある力の源。

これを行使することで魔術などが使用可能になる。




【か行】


加護かご

神が人間に貸し与える祝福。

プラスになる能力が多いが一部デメリットのあるものも含まれる。

基本的に『◇◇なる△△の〇加護』と表記される。

△△には神の名前、◇◇にはその神の司る権能が一つ、〇には加護に関する単語が当てはめられる。


かみ

イジュネロスを管理する存在。

全員がそれぞれ4つ前後の権能を保持し、その権能にあった活動を行う。

現在十五柱。


神々(かみがみ)試練所しれんじょ

迷宮、試練所などと呼ばれるイジュネロスの神々が作成した空間。

入り口周辺を調べても試練所の中のサイズと外のサイズが釣り合っておらず、物理的に変わったことが起こった場所になっている。

試練所の中はそれぞれ違っており一概に雰囲気をいうことは難しい。

大凡「戦闘系」と「特殊系」の2種類で分けられ、戦闘系の場合は国際狩人機構の定める推奨等級によって難易度が決められているが、推奨でしかなく身の丈に合わない試練に挑み帰らぬ者も多い。

共通する事項として一定の条件を満たせば、魔道具や加護を手に入れるといった点である。

メジャーな戦闘系として層状になった階層に魔物が徘徊し、階層をこなせば敵が強くなり、一定以上の階層を進めば加護等が手に入るといったものである。


狩人かりうど

国際狩人機構に席があるものを指す言葉。


〇クエストギルド

個人個人が集まって発足された集団。

前身は狩人組合に所属しグループで集まりクランやチームと呼ばれていたものが大きくなったもの。

ギルドマスターを含めて3人集め、ギルドホールとする建物を登録し、国際狩人機構と国に届け出を出せば誰でもギルドは作成できる。

主な役割として一般市民、国家、国際狩人機構から仕事を受領し実行する事。

仕事内容は多岐にわたり、主に護衛や狩猟、採集など。

暗殺などの犯罪要素を含む依頼は禁じられているが裏で請け負うギルドも存在する。

クエストギルド発足の背景として国際狩人機構が人員の管理と魔物の素材売買でいっぱいいっぱいになり依頼の斡旋まで手が回らなくなった時代の名残と言える。

当然大きなギルドもあれば小さなギルド、有名なギルドがあれば無名なギルドがある。

大体の町にギルドは一つは存在することが多い、村にはさすがに無いことの方が多いが、

大きな町に行くと大きな有名ギルドが二、三あることは珍しくない。

一般市民もギルドに直接依頼を持ってくることもあり、その際に金額等を精査してギルドで張り出される。

市民も悪い噂のギルドには近づかないため、所属する者の素行は割と注意が払われており、大体のギルドでは加入時に面接やテスト等がある。

加入した際には体に共通の入れ墨を入れたりアクセサリを渡したりと仲間意識を強化する努力が垣間見れる。

ライバルではあるものの別段ギルド同士で仲が悪いわけでなく共同で依頼へ行ったりもする

勿論仲の悪いギルド同士も存在はするのだが。

ギルド間での争いは推奨はされていないが禁止もされているわけではない。

探索ギルド、冒険ギルドとも言われる。


〇グロリア

魔人族を主に指す。

大別して竜人種、骨人種、鬼人種、吸血種、唯一種の全てが包括されている。

基本的に他の種族に該当しないその他の種族は全て唯一種に分類される。

正確にはそれぞれ

竜人種であればグロリア・ドラコニト

骨人種であればグロリア・オース

鬼人種であればグロリア・デモニック

吸血種であればグロリア・ヴァンパイア

唯一種であればグロリア・アローサルオリジン

と呼ばれる。


〇ゲヌス

亜人族の事を指す。

外見はヒュマスに限りなく近いが、獣の耳と動物の尾を持つことが特徴。

ベスティアと違い、異なる動物の特徴を持ったゲヌス種同士の交配でも子孫のできる確率は変わらない。

その場合は生まれる子孫の耳と尾の特徴は母親のものになることが多いが稀に父親のものになることもある。

寿命は100年前後。

鑑定時に表示される種族は正確にはヒュマス・ゲヌス。


御界歴ごかいれき

神々が世界に降り立ったと言われる日に制定された暦。

1年は365日。

神々が就任時に認知されている15柱から当時悪神認定されていたメルロイ、レフソ=ウェル、ギリアの3柱を抜いた12柱で暦が振りなおされた。

[各月名称]---------------------------

幼月おさなづき:31日

物月ものづき:31日

楽月たのしづき:30日

獣月けものつき:30日

母月ははつき:30日

龍月りゅうつき:30日

剣月けんつき:30日

雷月いかずちづき:31日

炎月ほのおつき:30日

怪月あやしつき:31日

夜月よるつき:31日

壊月こわしつき:31日

-----------------------------------------

※ややこしいので作中ではかっこを付けて1~12月を割り振るつもりです。


国際狩人機構こくさいかりうどきこう

世界にまたをかける大規模な国際機関。

元は各地で発足した狩人組合が前身。

主な仕事は魔物や動物の部位の売買、会員の管理、クエストギルドへの依頼斡旋等。

依頼の受付、受け渡しの互助等も行っていたがクエストギルドの発足によって廃れて無くなった。

どこかの国に所属したり、国の後ろ盾があるわけではなくあくまで第三者と言う立ち位置を保っており国によっては疎ましく思われることもある。

税金などは各国に応じてしっかり払ってはいるのだが。

会員は等級によって管理され、身分の証明となっている。

一般的にはInternational Hunter Organizationを略してIHO、イーホなどと呼ばれる。


国際狩人機構等級こくさいかりうどきこうとうきゅうシステム

達成可能な依頼の目安として等級が定められている。

六等級~零等級まで。

例えば『三等級狩人』などと言われる。

狩人間では大凡狩れるものの目安として等級に応じて、

ラビト(六等級)

ヴォル(五等級)

スライ(四等級)

ベアー(三等級)

ワイバ(二等級)

ドラゴ(一等級)

レジェ(零等級)

などと揶揄される。

それぞれ、兎、普通の狼、スライム、魔獣熊、ワイバーン、竜種、伝説、の略である。

大凡それぞれの等級で3頭を同時に狩ることの出来る実力と言う意味合い(レジェを除く)。

つまり狼が3匹で五等級狩人1人とと戦力的に釣り合うと言われる。

特に加入には条件は存在しないが加入時に振り分け試験があり振り分けの際に六等級未満と判断された場合は失格となる。

もっとも兎すら狩ることができない、余程の運動音痴やその他の障害を抱えた者しか失格とならないが。

16歳以下の場合は強制的に暫定的な階級の七等級となる。

16歳になると同時に振り分け試験が行われ等級が決定する。


国際狩人証明書こくさいかりうどしょうめいしょ

身分証として金属製の簡易なプレートが渡されつにに携帯することを義務づけられる。

穴が開いた掌より2回りほど小さなサイズで首からかけることが推奨されている。

破損、紛失の際には再発行手数料が生じるが破損の際には破損時のプレートを持ってきた場合に限り安く済む。

等級により証明書の縁の素材が変化する。

カードの素材は合金。

名前、発行場所、等級、バーコードが表記されている。

バーコードは魔道具に通すことで種族、年齢、犯罪履歴、達成依頼が表示される。

この魔道具自体は別段珍しいものではなく狩人機構だけでなく国家機関などで広く使用される。

その為、公的な身分証明としても使用できる、因みにヒュマス共通文字で書かれている。

もっとも犯罪履歴は判明している場合に追記で記入される。

故にばれなければ文字通り犯罪にならないが。

イーホカードなどと普段は呼ばれていることが多い。


個体進化こたいしんか

生物が手段を問わず一定以上のエネルギーを吸収した際に起こす事象。

生物として強くなる。

一般的には魔獣が引き起こすものとして認知されており厄介がられる。

本当は人間も進化できるが、外見が変わらないため魔獣だけのものと思われている。

人間の中で極端に強い個体は外見が変わらないだけで数回個体進化が行われている。

他にも自我が強い古竜などの知的生命体は個体進化が生じても外見が変化しない事が多い。

最も自我があったとしても外見への拘りが異常に薄かったりよほど自身の外見を嫌っている等の特異な一部の者は稀に元の形から外見が離れた進化になる事がある。

人間の間ではそういった外見変化に伴う個体進化したものは『忌避者』『呪者』などと呼ばれ恐れられている。




【さ行】


三悪神さんあくじん

御界歴初期の頃に司る権能から悪神として認定された三柱の神を指す言葉。

メルロイ、ギリア、レフソ=ウェルがそれに該当する。

今では既にその認定は外れ他の神と同列に扱われる。

その三柱の信者に三悪神と言うと憤慨されることが多い。


緋紅銀サングイウム

紅色の金属。

熱伝導が非常に高く、火と非常に相性がいい。

非常に頑丈で綺麗な色をしているため芸術品などでも使用されることが多い。


精霊せいれい

死体や墓場、暗く湿気た陰気な場所を好む精霊。

人の手の加えられていない死体などに入り込みその死体を操作して遊ぶ。

死体の中で混ざると級位が上がり自我を得ることがある。

ただし、この方法で級位を上げた場合は肉体に紐付けされ肉体が消滅する時に自身も滅ぶ事になる。


種族しゅぞく

イジュネロスに存在する人間種族の事。

大別すると

人間族ヒュマス

亜人族ゲヌス

獣人族ベスティア

精人族スピリタム

魔人族グロリア

の5種。

更にその中に細かい種類分けが存在する。


術式付与じゅつしきふよ

エンチャントとも言われる物質に魔術効果を付与する魔術を指す。

魔道具とは違い、付与された魔術効果がメインであり本体自体に仕掛けがあるわけではない。

術式付与を行いやすい物質とそうでない物質があり、主にマナ伝達の優れた物質ほど術式付与がしやすいとされている。

別段魔道具と相反すると言う訳でもなく、基本的に機構と術式の折り合いをつけてその場に応じた対処がなされたものが多い。


死霊魔術しりょうまじゅつ

死体を操る魔術として認知されている。

実際は死の精霊を操ることに特化した死精霊魔術。


神界しんかい

神々が存在する空間。

イジュネロスとは位相のずれた別次元に存在する。

神々の試練所は主にこの空間の一部分にあたる。


〇スゼライアン大陸たいりく

レリージオ法国のある大陸。


夜輝金ステライウム

王然金などとも呼ばれる藍色ベースに金が散りばめられた様な金属。

カンナイウムやカンナイ石等と言われることもある。

この金属で打たれた刃物は刀身が夜空のように淡く光り非常に綺麗である。

マナミウムほどではないがマナの伝達速度、伝達率が高く、

そしてマナミウムと違い頑丈で重宝される。

その為、魔剣や負荷のかかりやすい魔道具の材料に使用される。

デメリットは希少で比重が重いことがあげられる。


〇スピリタム

エルフ族やドワーフ族の事を指す。

正確にはそれぞれ

エルフ種であればスピリタム・エルフ

ドワーフ種であればスピリタム・ドワーフ

と呼ばれる。

エルフは耳が笹状に細長く、ほっそりとした痩身の者が多く、

肉体的には恵まれないが、マナの総量が多く水や風の精霊を媒介した精霊魔術を使えるものが多い。

逆にドワーフは低身長でがっしりと筋肉質な者が多く、火や土の精霊と非常に相性が良い。

共に寿命は300年前後。


生体錬金術せいたいれんきんじゅつ

文字通り生物に関連する錬金術の分野。

金属錬成や薬物精製などとは違い人工的に生き物を作成する事や身体の変異を目的とした。

人工創造では幾つかの世代がある。

・第一世代

封縛結晶で人工的に魂を封じて処理をしたものを封入するもの。

成功はするものの、封縛結晶に封じた魂に応じた肉体や入れ物が必要になる。

また、知的生命体の魂を抜き取ってクリーンアップするという過程が人道的に問題となり廃れた。

・第二世代

掛け合わせた生物の胚を近しい生物に埋め込み出産もしくは産卵させる。

いわゆるクローン製造。

成功はするもののきわめて不安定であり、母体の負担が高い。

また、生まれる生物の寿命も短く最短で数秒、長くとも1週間で死ぬ。

いまだに改善を行う研究はあるが、成果は出ていない。

・第三世代

正確にいうなれば2.5世代とでも言うべきもの。

第二世代での失敗から、強く変動しにくい器を先に作る方法。

変動に強い器と言えばスライムくらいしかなかった。

封縛結晶を使用しないとただの器でしかない。

生物反応はあるものの、自発的に生殖はおろか飲食や呼吸すら自発的に行わない。

ヴァゴスは第三世代と第一世代のハイブリット。

ただし封縛結晶を使うのではなく魔界から精神生命体を召喚して封じた。


精霊せいれい

マナから自然発生したと言われる存在。

空気中のマナを直接操作して魔術現象を起こす事が出来る。

基本的に世界のどこにでもいて、自ら気に入ったものの属性を司る。

司る属性は消滅するまで変化する事はない。

外見は様々で特に決まった形は存在しない。

姿は自由に変化できるが基本的に姿も最初にかたどったものから変化させることはない。

下級精霊<中級精霊<上級精霊<王級精霊<帝級精霊<皇級精霊

と力と能力により階級が存在する。

メジャーな精霊の属性には火、風、地、水、氷、雷、樹、命、死、時、空などがある。

魔視眼などの魔眼を持っていない限り目に映らない。

中級以下の精霊は自我が希薄。


精霊魔術せいれいまじゅつ

精霊魔術とは精霊と契約し、術者のオドを渡す事で魔術を行使する術を指す。

厳密にはオドを渡す行為自体は精霊に対する報酬なため、気に入られている術者は無報酬や後払い等で請け負ってもらえる事もある。もっともその容易な意思疎通が可能なのは上級精霊以上ではあるが。




【た行】


神々鋼(デウシウム)

灰色の金属。

これといった強みは無いが逆に弱みもない非常にバランスの良い金属。

加工しやすく、マナ伝達もそこそこある。

軽く、強度もそれなりに高く大体の用途に使用できる。

強いて特徴をあげるとすれば生物にとって摂取すればやや毒になるといった程度。


〇デバスター大陸たいりく

ファンディ魔王国のある大陸の中ではもっとも空気中のマナ濃度の濃い大陸。

主にグロリアが住んでいる。


〇デモニック

正確にはグロリア・デモニック。

鬼人種とも呼ばれる人型の頭蓋に角が生えた外見をしている。

他にもヒュマスと比較すると2mを超える大柄や赤味の差した肌が特徴。

デモニックと同じ外見の剣神ノーテット、壊神グアカリブを崇拝する者が多い。

和を重んじ義に厚い性格の者が多く、力よりも技量を重んじることが多い。

物の作成に長けているため、鍛冶師や職人なども数多く存在する。

寿命は300年前後。


特殊能力とくしゅのうりょく

文字通り特殊な能力。

一般的には単純に能力、とだけ言われることが多く鑑定にもそう表記される。

固有能力やスキルとも言われる。

基本的に生態を無視した力であることが多い。

メジャーなものだと『状態異常無効』、 『怪力』など。

特徴として魔術での再現が難しいことが多い。


〇ドラコニト

正確にはグロリア・ドラコニト。

竜人種とも言われる竜種の特徴を備えた人種。

竜の頭に竜の尾、全身を包む鱗とヒュマスサイズで二足歩行する竜種と言っても相違ない。

力は竜種にこそ及ばないものの膂力はベスティアよりも、魔力はスピリタムより優れていることが多い。

欠点として繁殖能力や種族の数自体が少ない。

寿命は2000年前後。




【は行】


ひと人間にんげん

一般的に人と言うとヒュマスだけでなく、ゲヌスやスピリタムなどの全ての種族を包括した意味合いで使用される。

ただ、グロリア・アローサルオリジンの中には人型からかけ離れた姿をしている者も存在し、そういった存在はしばしば人扱いされなかったりもする。

竜種の中でも知能が高くコミュニケーションが可能な種もいるがこちらも同じく人としては扱われない。


〇ヒュマス

人間族の事を指す。

一番数が多く、繁殖能力が高い

寿命は100年前後。

鑑定時に表示される種族は正確にはヒュマス・ヒュマス。


〇プリマイブ大陸たいりく

一番大きな大陸。

大陸中心に竜天獄がある。


〇ベスティア

獣人族の事を指す。

顔、体毛、そのほかの特徴が全て動物に似通っており、強い身体能力と生命力が特徴。

性格は熱くなりやすく、端的に言えば脳筋が多い。

異なる動物同士のベスティア同士は子孫が出来にくい。

寿命は80年前後だが死ぬまで全盛期のまま肉体が衰えることは無い。

正確にはベスティア・~。

~の部分には動物の特徴が入る。

例)犬の獣人族であればベスティア・ドッグとなる。




【ま行】


魔眼まがん

様々な効果が宿った特殊な眼球を指す。

色々な効果があり、眼を起点とするものを総じて魔眼と呼ぶ。

加護から手に入る事が多い。


魔視眼ましがん

魔眼の一種。

空気中のマナの流れや生物の体内のオドの流れが眼で見れるようになる。

慣れれば対象が魔術を練っている事や、練っている魔術の種類などまでわかる。


魔術まじゅつ

体内のオドを消費して行使される現象の総称。

詳しくはグリムルが魔術を学ぶ際に……。


魔術師まじゅつし

魔術を行使する者の中でもそれをメインに職を得ている者が呼ばれる肩書き。

誰もが大なり小なり魔術を使う事が出来るが、狩人であれば魔術を主に使用して戦闘を行う者や魔術に関する研究者などを指す。

魔術をサポート程度にしか使わない剣士などにはそういった呼び方はされない。

明確に魔術師と言う仕事や称号があるわけではない。


魔術陣まじゅつじん

オドを流し込み起動するだけで特定の指向性を持たせた魔術を発動させる陣全般を指す言葉。


魔術抵抗力まじゅつていこうりょく

文字通り魔術に対する抵抗力。

マナ伝達の悪い物や、対魔術用の術式などの術式付与を施した物質全般を指す。

魔術抵抗が高い場合は魔術に対する抵抗が高くなり、魔術の効き目が他の者と比較すると悪くなる。これは害意を持ってもたらされたモノ以外にも回復などのプラスになる効果の効き目も弱体化する。

生物によっては意図的に抵抗を低くしたり高くしたりできるものも存在する。

人の場合は身に着けている物や魔道具によって抵抗力を高めたり、魔術によって一時的に抵抗力を上げるなどの手法が問われる事が多い。


魔石ませき

魔物などの一定以上のオドを体内に保持した生物が体内に持つ魔力の結晶。

人間も持っており、大凡心臓の近辺に存在することが多い。

様々な使用方法があり魔道具の使用に欠かせないものとなっている。

加工方法に充填魔石、決壊魔石などがある。

充填魔石は魔力を貯める専用に加工された魔石で、個人用と道具用にわかれる。

個人用充填魔石は本人しか魔石に力を貯める事が出来ないが、緊急時に本人のオドを補ってくれる。

道具用充填魔石は主に魔道具に使用する魔石で、マナでもオドでも魔力であれば好きな物を込める事が出来るが、個人がオドを満たすように使用はできない。

決壊魔石は中に魔術陣を刻み、砕くだけで魔術が発動するように加工された魔石。

細かく魔術陣を刻む必要性から非常に高価である。


魔導金属まどうきんぞく

自然に存在する金属の中でもマナを浴びるなどの影響で性質変化を起こした金属を指す。

特殊な効果や性質をもった物が多く、数が少ないことから非常に希少価値が高い。

錬金術の分野で魔術金属を作ろうとする試みはあるがうまくは行っていない。


魔道具まどうぐ

一般的に魔石や魔導金属を用いて稼働する道具や機械の事。

厳密には人の手で再現可能なモノを指す。

際限が難しいものは幻想遺物に分類されることが多い。

魔術をブーストするだけの杖なども厳密には魔道具で、永続付与のされた武器なども魔道具と言う認識である。

線引きは曖昧。


魔導工学まどうこうがく

魔道具の加工や、魔術の最適化、魔道具による魔術代替などの魔術や魔力にまつわる物、幻想遺物の加工、研究する学問。

元は錬金術の魔道具錬金学の分野だったが分野として大きくなったために分離した。

近年(御界歴1000年前後)では新しい魔術発動の方式の開発や充填魔石の効率化、マナ伝達に優れた合金の模索などが行われている。


〇マナ

自然界に存在するエネルギー。

これを体内に取り込むことでその生物に合ったオドとなる。

液体化するとエーテルに、固体化すると魔石となる。


〇マナ伝達でんたつ

マナを伝える際の伝達率を示すもので伝達効率と伝達速度がある。

伝達効率は伝わるマナがどのくらい失われずに伝達されるかを数値化したもので、100のマナを流し込み100をそのまま使用できる場合は最も伝達効率がよいと言え、10しか伝えない場合は伝達効率が悪いと言える。

現在判明している最も伝達効率の良い物質はマナミウムでありおおよそ89%である。

伝達速度はマナが伝わるまでの速度を示し、基本的に伝達効率が良いと早く、悪いと遅くなる。


〇マナ濃度のうど

空気中や生物の体内などでマナやオドなどの魔力の示す割合。

空気中でこの濃度が濃いとオドの回復が早まる。

濃い所に急に行くと普段と違う濃度に酔ったようになる者が多い。


魔導鉄マナミウム

僅かに水色を帯びた金属。

マナの伝達効率、伝達速度が非常に高く魔道具の媒体や核加工に使用される。

反面、物理的な衝撃に弱く鎧や直接的な武器の使用には適していない。


魔力まりょく

オドとマナを包括する言葉。

魔力という括りの中にオドとマナが存在する。

オドの総量やそれを扱う技量を指す意味などの広義的な意味合いを持つ。

結構曖昧な使われ方。




【ら行】


竜種りゅうしゅ

空の王者。

実際は高ランクの狩人には狩られることも多い。

偏に竜と言ってもワイバーンなどの亜竜種からグリムルの種族の様な霊竜種まで幅広い。

その中でも古竜種と言われるものは知性があるとされて人間の中では伝説となっている。

古竜種と言う括りは人間が生み出したもので、竜の間ではあまり伝わっていない。

竜種の中では亜竜、魔竜、真竜、霊竜と分かれており、その中でも知性を保持するのは真竜と霊竜である。

亜竜はワイバーンなどの竜に似ているが竜ではないもの。

魔竜は獣程度の知性しかない竜でブレスなどを吹く。

真竜は人語を解し魔術も行使する。

霊竜は真竜の中でも突出して強い者(真竜がアローサル化した竜)。

因みに国際狩人機構等級システムの一等級ドラゴは魔竜を対象に考えられている。


錬金術れんきんじゅつ

魔術の中から物質の変異や生物に関するものなどで分派した学問。

何かを変化させたり新たに何かを生み出すことに特化している。




【魔獣辞典】


〇グラスウルフ

群れない小型の狼。

怒れる自然の大遺跡の第一階層等で出て来た。

六等級の狩人でも二人居れば狩れる。


〇ホワイトウルフ

少し大きい白い狼。

怒れる自然の大遺跡の第六階層等で出て来た。

五等級の狩人で狩れる。


〇タイラントウルフ

非常に大きい灰色の狼。

怒れる自然の大遺跡の第十階層フロアボス。

身体が大きいが特殊能力は無いためそこまで強くない。

五等級複数人か四等級狩人であればさほど苦労しない。


白死熊はくしぐま

六本足で角の有る白い熊。

普通の熊より強い。

怒れる自然の大遺跡の第十一階層等で出て来た。

狩人の登竜門的な魔獣。

一人で狩れたら一人前。

三等級狩人であれば苦労せずに狩れる。


〇スノーフェンリル

白い大型の狼。

ホワイトウルフと似た外見だが強さは段違い。

非常に統率の取れた戦いをし、個体進化をした個体は氷の能力も使ってくる。

怒れる自然の大遺跡の第十三階層等で出て来た。

三等級複数人で苦労せずに狩れる。


〇ワイバーン

前足と翼が一体化した翼竜。

怒れる自然の大遺跡の第三十九階層等で出て来た。

コイツを一人で三頭以上狩れれば晴れて二等級狩人。

空への対処法を習得する必要があり、基本的には魔術での対応が求められる。


爆塵竜ばくじんりゅう

火の粉の竜、灰の竜などと言われる魔竜の一種。

スタブ・エクス・ドラゴンなどとも言われる。

怒れる自然の大遺跡の第四十階層フロアボス。

自身の周囲に可燃性の粉を飛ばし起爆する戦法をとる。

自爆に似たその戦い方から防御力がかなり高い。

グリムルに魔領法で瞬殺された。

一等級の狩人であれば楽に狩れる。


〇コラプスケルベロス

永劫なる種族の眠る墓の第六十階層フロアボス。

単純な強さに加えて特殊能力までもつ三つの頭を持った犬。

一等級狩人を複数人か零等級狩人で何とか狩れる。

その場合でも一等級複数の場合では数名の被害が出る程度には強い。


次回から四章です。

できるだけ早く開始できるように頑張ります。

(少なくとも年始には)


いつも応援いただきありがとうございます。

今後とも本作をよろしくお願いいたします。

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