10話 かくて命は終わる
あれから暇な時間に耐えて、偶に渡される微妙に古くなった肉を食う。
そんな日が二日ほど続いた。
地下とは言え、天井付近から微妙に日の光が入るから日付が更新されたことは把握できた。
そして、ここへ来て三日目の日に俺の檻の入ってきた大きい方の扉が開き俺の檻に馬が繋がれていく。
それと同時にバサッっと檻を何かで覆われ周りの様子が見えなくなる。
そして檻がゆっくりと進み始めた。
しばらく、いや、結構な時間揺られ、檻が静止する。
覆いは取られず、あたりの様子は伺えない。
ただ、何かの動く音や唸り声から倉庫で一緒に居た翼竜は近くに居るみたいだな。
鹿までは分からないが……。
やる事もないので更にそこでじっと待っていると、周囲ががやがやとしてくる。
周囲と言ってもすぐ近くではなく、遠くで何か大量の生物のひしめく音。
徐々に大きくなりかなりの数集まっているみたいだ。
見えないからどうしようもないが、何が起こってもいいように警戒はする。
ただ、どんどん数が集まってはいるようだが、何かが起こることはなさそうだ。
俺らの周囲は静かだしな。
お?
足音が近づいてくるな。
そう気づいた直後にガチャっと音ともに数人がこの部屋に入ってくる。
「ここか。
して、どこにおる?」
「はっ、少々お待ちください。」
檻に向かって走って来る音と共に檻の覆いがとられる。
目の前には覆いを取り除いたであろう弱そうな人間と、奥にキラキラ光る金属に体を包まれた人間がいる。
「これは見事だな。
それに、見たことが無い種だ。」
「ええ、今のところ国際狩人機構の文献をお調べいたしましたが、
該当する種族はいなかったとの事です。」
奥のキンピカが話しかけ、それに対して手前の弱そうなやつが手を揉みながら返答をする。
っ!!
次の瞬間、身が竦む様な圧力が全身を襲った。
即座に全身に力を入れ、圧力の発生源であるキンピカ野郎に向かって唸り声をあげる。
「ほう……。子竜でこれほどの逸材となれば
きっと成竜となった暁には大きな戦力となるだろうな……。」
発生時と同じようにパッと圧力が止むと、キンピカのやつは満足げに頷いている。
なんだってんだ。
ガットリーの奴と戦った時もヒヤッとしたが、今回は特に何か直接的な手を出されたわけじゃないのに、あの時より危険な感じがした。
しばらくの間、キンピカと俺の眼が交差する。
「ふむ。無理を言って悪かったな。
お陰で競りに参加する気になったぞ。」
「それは何よりです。
では貴賓席の方へとご案内いたします。」
「うむ。」
そのままこちらへ背を向けると二人の人間は元来た扉へと戻っていく。
バタンと閉まったところでようやく全身の力を抜いた。
邪魔者が居なくなったところでようやく辺りを見渡す余裕ができた。
見渡すと今朝までいた倉庫と違って、石に似た素材で出来た空間のようで、さっき人間が入ってきた扉が一つと反対側に檻ごと通る事の出来そうな大きな扉がある。
俺はおそらく大きい方から入ったんだろうな。
因みに他の檻には覆いがかけられたままだった。
それから更に幾らか経過したのちに大きな人間の声が聞こえてきた。
『それでは皆様!長らくお待たせいたしました!
これより剣月の二回目となる臨時競売を開催いたします!!!!』
デカい声だな。
親父の咆哮よりでかいんじゃないか?
その音と同時に大量の人間の咆哮が聞こえてきた。
っ、何人居やがるんだ?
そのまま、デカい声のやつが話続け、それに合わせて人間の咆哮が聞こえてくる事態が続いた。
そんな事態が結構長い間続いた。
そして、大きな扉が開き人間が数人入ってくると、檻の覆いを取って外へと運んでいく。
最初に連れていかれたのは鹿。
それから暫くののちに翼竜のやつ。
……んな怒られた子供みたいな眼で見ても俺はなんも出来ないぞ。
最後に今日一番の大声が聞こえてくると俺の檻が運ばれていった。
扉をくぐると一気に日の下に照らし出され眼が眩む。
檻の出された先には見渡す限り数えきれない数の人間がぐるりと上から俺を取り囲んで見下ろされる場所だ。
いったい何人いる?数えきれない。
前に周りを囲まれた時の非じゃねぇ。
中心には盛り上がった場所があり、そこに一人の人間がいる。
その横まで檻が運ばれる。
人間がチラリと俺を見ると、手を口元へと持っていき、さっきまで聞きなれたデカい声が響き渡る。
こいつだったのか。
『さあ、今回の競りもいよいよ大詰めです!!
今回のトリ飾るのはなんと空の王者!
ドラゴンの幼体です!
幼いうちに捕獲されたため、今からでも十分にしつけができます!
騎竜にするもよし、贅沢だが門番としても使えるぞー!!
もう、ドラゴンと言うだけで十分だぁ!
捕獲時にほぼ傷をつけずに捕獲できた為、いたって健康です!
ではでは気になるお値段は………150モネリから始めぇ!!!!!』
あん?
何勝手言ってやがる、なんで人間なんかに躾けられないといけないんだ。
しかも、何を好き好んで人間の門番なんてする必要がある。
好き勝手ほざいてんじゃないぞ。
唸って睨んでやるが、いかんせん周りの音が大きすぎて全然聞こえてない。
ちっ。
『おっとおおおお、400です!200まで行ったところに突然の倍プッシュだぁ!
これは流石に続くやつはいないか!??
このまま誰も居なければ400で決まりだぁ!!!!
…………誰も居ないっ!400モネリ!400モネリで競り落とされました!!』
何のことかわからないが、睨んでる間に何かが決まったらしい。
大きな咆哮が響く。
人間もここまで数が多く叫ぶと音量自体が圧力となって押し寄せてくる。
睨むのを諦めてあたりを見渡すとひときわ高い場所を見つける。
よく見るとその中にさっきのキンピカが居やがる。
日光が良く反射してるから見つけやすいぜ。
そしてその場所より少し低い場所にガットリーのやつを見つける。
あいつも着てやがったのか。
隣に居るグラレナと何か話していやがる。
軽く唸り睨み付ける。と言ってもここからじゃ見えないだろうけどな。
と同時に周りにたくさんいた人間が一斉に動き始める。
それに合わせてか俺の檻も元来た扉とは別の方向へと動かされ始める。
その扉をくぐる瞬間、一瞬ガットリーが振り返った気がしたが、直ぐに視界から見えなくなってしまう。
運ばれた先ではさっきほどじゃなくともそこそこの数の人間があくせく動いていた。
何やら手元の白い薄い物に一枚の羽根を擦り付けている。
擦り付けられた白い方には文字が残る。
何か文字を書いてるのか?
何が書かれているかまでは影になって分からないが。
他にもさっき運ばれていった他の檻のやつらも居た。
暫くすると別の入り口から人間が入ってきて、元から部屋に居た人間に何か手渡す。
それを見た人間は檻の近くに置いてあった何か光る石をもってその人間の方へ持っていった。
ふーむ。
更に別の人間も同じ様に何かを手渡すと、もともとあったものと交換している。
そういった感じが何度か繰り返される。
何をしてるのかよくわからず人間を眺めていると、さっき見たキンピカの奴が入ってきた。
今度は同じようなキンピカな奴が何人かいるな。
キンピカも手元の何かを手渡す。
渡された人間は手渡された物を確認すると、キンピカが俺の前まで連れてこられる。
キンピカは俺の前にまた立ち、俺の事を一通り眺めると横に居た別のキンピカの肩をたたいた。
叩かれた奴はハッとして走っていき、直ぐに馬を連れて戻ってきた。
その馬を俺の檻に繋ぐとそのまま馬を叩く。
そして、俺の檻はまた進んでいった。
▼△▼△▼△▼
バチッ!
三度目となる大きな何かの弾ける音が俺の身体から聞こえる。
痛くはないけど体の中に何かが入ってくる感じがして気分が悪い。
身体に入ろうとする何かを追い出そうとするたびにこの音が鳴る。
「くそっ。なんでだ?
なんで契約術式が弾かれるんだ?」
目の前をウロウロと細い人間が動き回りブツブツと呟いている。
細い奴が檻に入った俺に向かって、どうも何かしらの魔術を使ってくるが不発に終わってるらしい。
魔術の知識がない俺は残念ながら何のための魔術なのかわからないが。
契約術式とは言ってるが、それだけじゃ何かよくわからん。
「調子はどうだ?」
室内の扉が開き、俺をここまで連れてきたキンピカの内の一人が入ってきて、細い奴に尋ねる。
「ああ、いえ、申し訳ありません。
先ほどから繰り返し、服従の契約術式を使用しているのですが、全て弾かれてしまう結果になっていまして。
こんなこと初めてなので原因がわからず……。」
細い人間が頭を掻き毟りながら返す。
「我らはそちらの契約に関する魔術式は専門外、故に理由は分からぬが……
ただ、契約術式が使えないとなれば、それ以外の方法でその子竜を安全に活用する方法はないのか?」
「今のところ、騎竜などの魔獣を手名付けて軍属させるには、この術式が一番確実な方法なんです。
南のパーチェム共和国では魔術式抜きで竜を手名付けたという話もありますが、そもそも手名付けたのがドラコニトと言う話だったので参考にはならないかと……。」
「ふむ。なんにせよ、従魔化が難しい場合はその子竜の今後の事もこちらで考えねばならん。
明日までに結果を出してくれ。」
「かしこまりました。」
キンピカが出ていく。
そして、その後も細い奴は数回同じように俺に向かって魔術を使うが、同じように弾ける。
俺が抵抗しなければ通るのかもしれないが、あまりいい気がしないから自分の体でそれを試そうとは思えねぇしな。
細い人間はブツブツ呟きなら、かなりの時間ぐるぐると回っている。
「ああ、そうか……。根本的に潜在オドが多いとマナ浸透抵抗率の上昇がみられたんだったか……?
でも、あれによる抵抗率の上昇なんて微々たるものだったはず……。
いや、取り敢えず測ってみない事には何とも……。」
何か思いついたのか部屋から小走りで出ていき、少し経ったら手に何か持って戻ってくる。
戻ってくるなりそのまま俺の檻の前まで来て、その手に持った何か…何かしらの装置のようだが…を俺へと向けた。
ピピピピピピピピ、とその装置から音が鳴る。
暫く一定間隔で音が鳴っていたが、最後にピーという音と共に静かになった。
「……馬鹿げたオドの量だ。
竜がみなそうなのか……?」
静かになった物を見つつ、細い人間が呟く。
察するに俺のオド量が多いのか?
いくらオドが多いと言われたところでそのオドが活用できないから困った物なんだがな。
「ただ、理由は分かった……。
ここまでオドが多いと抵抗値がそれなりになっているのだろう。
しかし、どう伝えたものか。」
今度は細い人間は椅子に座りブツブツと続ける。
最初の魔術への抵抗からほぼ丸一日位たったであろう頃合い。
もう一度キンピカの奴が部屋へと入ってきた。
「どうなった?
報告が無いから成功はしていないんだろうが進展はあったのか?」
「はい、理由は分かりました。
ただ、分かった理由が純粋に子竜のスペックが高いという結果でして……。
潜在オド量が膨大でして契約術式を弾いてしまっているようなのです。」
「解決策はないのか?」
「何とも言えません。
一応、術式の出力も上昇させれば成功率は上がるかと思いますが、
出力の上昇には人数の増加が必須となります。
ただ、多人数での同時接続術式は互いの固有オド変動がノイズとなって
大幅に術式の出力が上がりにくくなります。
数値から見て、この子竜に契約術式を成功させるとなると帝国宮廷魔術師隊の隊長格級の人材が二百人近く必要です。」
「……それは、いささか現実的ではない人数だな。
となるともはや我らでは取れる手段が無いと?」
「力及ばず申し訳ありませんが、そういう事になります。」
「ふむ、しかし戦力増強のためとは言え国財を投げうって購入した物をそのままと言う訳にも行くまい。何かいい手段は本当にないのか?」
「少なくとも従魔化は主に技術的な問題から不可能に近いと言えます。
やや、戦力ダウンは否めませんが一応活用方法はあります。」
「申してみよ。」
「……私個人としては気が進みませんが、第零魔術師隊の研究所で”処置”してもらうのが一番手っ取り早く憂いが無いかと思います。」
「第零……。あの忌々しい部隊か……。
確実か?」
「あちらの隊長に確認を取る必要がありますが、理論上は可能かと思います故。」
「私個人としては従魔と共に戦う第三騎士団の身だ。
他の騎士団の面々よりは魔獣に対しても愛着がある。
その私からすればあの部隊には忌避感しかない。」
「存じております。
ただ、陛下への戦力報告期日が迫っております。
あれだけ話題となった子竜、報告を無視するわけにもいきますまい。」
「……致し方なし、か。分かった。
団長には私から説明しておく。
第零への連絡は任せた。」
キンピカはため息をつくと、俺の檻へと向かって歩いてくる。
「なぁ、何とか言う事を聞いてはくれまいか?
悪いようにはしないんだが。」
俺に向かって言っているのか?
散々檻に閉じ込めておいて何を言う。
散々かけられそうになっている術式も嫌な気配しかしないんだよ。
唸って睨み付けてやると、再度深く溜息をついて諦めたようにこちらへ背を向けた。
「では頼んだ。
残念だよ。」
細い人間の肩を叩き、そのまま扉から出て行った。
細い人間の方は壁際へと向かうと壁にかかっている装置を手に取る。
そして、顔の側面にその装置を当てる。
何やってるんだ?
「こちら、インジェノス帝国第三騎士団所属研究員ダミエル・マッケンシーです。
第零魔術師隊隊長シド・デドル様はいらっしゃいますか?
……はい、お願いいたします。」
突然一人で話し始めた。
俺に向かって話してる訳じゃないよな?
装置に向かって話してるのか?
「はっ、シド様。
滅相もございません。
それで要件なのですが、お伝えしてよろしいでしょうか?
……はい、ではお伝えいたします。
件の子竜なのですが第三騎士団で服従の契約術式を行使するも失敗という結果に終わりました。
そのためそちらの魔術師隊にお譲りしたいのですが宜しいでしょうか?
……はい、既にマクシミリアン副団長も承認済みです。
理由ですか?まだ仮定の段階ですが子竜の潜在オドが膨大だったことが要因かと思われます。
……はい、そうです。オド量による術式無効の部類かと。
……はい、存じてあげます。そのためそちらへお譲りするという話で決定いたしました。
……それも承知の上でございます。
……はっ?こちらへ?いえ、それは構いませんが……。
分かりました。お待ちしております。」
一通り一人で話すとそのまま手に持った装置を壁へと戻す。
そして椅子に座ると机の上で何かを書き始めた。
今のところ何が起こって何をされるのか全く分からないぞ。
そして、暫くした後に扉が叩かれる。
細い人間が慌てて扉に駆け寄り、開くと扉をくぐって別の人間が入ってきた。
新しく入ってきた奴は全身をすっぽりと黒いもので覆い、顔だけが外にさらされている。
その顔も今まで見たことが無いほど青白く生気のない感じがする。
そしてその人間からは今まで感じたことの無いほど、腐臭と死の匂いがした。
……なんだこの人間。気持ち悪いな。
「シド隊長。わざわざご足労頂ありがとうございます。」
「気にするな。すぐ隣の建物だ。
ただ、私も忙しい。直ぐにここで処置してしまいたいが構わないか?」
「ここで、でございますか?」
「何か問題でも?」
「いえ!何も問題ございません。
床の魔術陣を消去いたしますので少々お待ちください。」
細い人間が俺の檻の周囲に書かれた線や文字を消し始める。
青白い人間の方は黒い覆いの中から、何やら透明な入れ物や木でできた複雑な置物などを出して並べていく。
「終わりました。」
「うむ。」
「……お尋ねしたいのですが、今回はどういった形式にいたすのでしょうか?」
「と言うと?」
「いえ、私自身研究員と言う事もありメインの従魔に関する術式以外にも多少の造詣があります。
第零魔術師隊の方々が行使される術式にも僅かばかりですが知識があります。
態々、シド隊長が行われるのはどのようなものかと思いまして。」
「ハッ。わざとかどうか知らないが『第零魔術師隊が行使する術式』だと?
ぼかさずにきっちりと死霊術式と言えばいいだろう。
それに死霊術式は帝国では使用が大幅に制限されている。
許可を貰っている我々はともかく別の所属であるお前に解説する謂れはないな。」
「ああ、いえ、その……差し出がましい真似をして申し訳ありません。」
「外に出ていろ。直ぐに終わる。」
「はっ。かしこまりました。」
細い人間が慌てて外へと出ていく。
それを確認次第、部屋に残った青白い人間も俺の周りに線や文字を引き始める。
別の魔術を使うのか……?
やっぱり見ても何かよくわからない。
そもそも書かれている言語を俺は知らない。
書き終わると、俺の横に空の入れ物、木の置物などを置きそのまま術式を唱え始めた。
最初は何も感じなかった。
少なくともさっきまでみたいにいつ身体に何かが入ろうとしてもいい様に身体に力を入れておく。
そして唱え始めて暫くが経過すると、やや体が気怠くなったことに気が付いた。
なんだこれ。
そしてその怠さが徐々に増していくにつれて、俺の体の中の何かが外へと流れ出ていることに気が付く。
これは……オドじゃない。流れ出て行ってるのは俺の生命力か。
命が流れ出る。
まずい。
魔術には別段詳しくない俺でもこれが続くと結果的にどうなるか分かる。
抵抗しようとしても力を強めた所からの流出は防げても、身体のほかの場所から流れ出ていく。
痛くはないが寒気がする。
まずい。
よくない。
これはまずい。
これが続くと死んでしまう。
くそっ。殺される事は無いと高を括っていた。
まずい。
まずいまずいまずい。
どんどん時間がたつにつれて流れ出る生命力が加速度的に増加する。
視界が霞む。
バタンッ。
何の音だ?
何かの倒れる音が聞こえる。
何が倒れたんだ?
ああ、俺の身体か……。
ダメだ、もう眼が見えない。
意識が遠のく。
ここで死ぬのか?
死にたくない。
嫌だ。
死にたくない。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
嫌だ。
あ。
「死儡創成術式、ネクロドール。」
最後に人間の宣言に似た術式の完結と共に俺の意識は完全に闇に閉じた。
今更ですが種族についての注釈です。
鑑定で表示されるもの。
〇ヒュマス・ヒュマス
いわゆる人間。
おおよその事が平均的な人種。
〇ヒュマス・ゲヌス
亜人族
人間から動物の耳や尾など動物と混ざった外見をしている。
知覚や嗅覚に優れる。
・ベスティア・~
獣人族
二足歩行になった動物に近い外見をしている。
非常に肉体的に優れているがオド量が少なく魔術を不得手とする。
~には種族となる動物名が入る。
猫の獣人ならベスティア・キャットなど。
・スピリタム・エルフ、スピリタム・ドワフ
精人族
殆ど人間と変わらない種族だが、かなりの長寿でヒュマスやベスティアの数倍生きる。
オド量が多く魔術の使用に長けている。
基本的に住む大陸から出てこないのであまり見かけない。
・グロリア・~
魔人族、魔族
様々な外見を持った種族でその他の種族と言える。
種類も多く上記以外の生物はすべてここに集約されている。
ヒュマスなどと仲良く暮らすグロリアの種類としては
竜の頭を持った人型の種族、グロリア・ドラコニト
角の生えた鬼人種、グロリア・デモニック
などがメジャーである。
他にも骨の外見をしたグロリア・オースなどもおり、アンデットと間違えられることがある。
竜などの魔獣もここに分類される。




