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珍!?ショッピングモール

 時は12月の半ば、その日は寒空で雨も降っていた。亮は決断していた。付き合って3年半、もう最愛の人は現れないと思っていた。自分が自然体でいられる人物。

 当日、恋人の恵子とデートの約束をしていた。表面上は。亮は約束の時間より早く出向き、花屋で花束を買って、置いといてもらった。メッセージも花の上に添えて下さいとお願いをしていた。そして約束の時間に折り合い恵子と買い物と食事を楽しんだ。亮はちょっと天然でムード作りも下手くそな人柄である。食事を済ませ、亮は恵子に「カフェで待っていて」と言った。亮は花屋に取り置いてもらっていた花束を取りに行き、カフェへ向かった。

 そして、花束の上にあるメッセージカードには「ずっと隣に居てください」と書いてあった。まさにプロポーズである。恵子はここでと圧倒されていた。返事はオッケイーだったが‥。

 後日、恵子は「ショッピングモールでプロポーズをされたなんて、誰にも言えない。イルミネーションとかムードのある所でしてくれるのかなと思っていた」と言われた。現在も言われ続けられている。ちょっと言い訳すると、イルミネーションの会場でも良かったが、雨も降っていたし、冬の寒い夜空である。ショッピングモールでいいやん。まだ言えてない亮の言い訳である。

 かつていただろうか、またこれからもあるだろうか。ショッピングモールでのプロポーズ‥。


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