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目的地

前回のあらすじ


超えたら洞窟だった件。

羽の生えたトカゲが喧嘩売ってきた件。

絶望解放したら下僕になった件。

 あの笑顔を見た後、俺は火を起こしてテントを建てて毛布も用意してこの世界のことを聞くことにした。


「それで、ここは何処だ?」

「ここはオルディア世界大迷宮と言ってこの世界の2大迷宮の一つで魔王クラスがうじゃうじゃといる超危険迷宮でね?その為か、別名:英雄の迷宮と言ってね。英雄の中の英雄が自分の力を試すために来る場所でかなりの数の人間がこの迷宮に挑んでは死んでるの。そして私たちが今いるのは9階層だね。近くに階段があると思うんだけどなぁ」


 言葉遣いが違う気もするが俺には関係ないし興味も無いな。それにしても、魔王クラスがうじゃうじゃとしている場所で良く生きてるよなこいつ。ホントは強いのか?


「そう言えばお前って独身なのか?」

「!?な、何のことかしら……」


 こういう露骨な反応は独身ってことか。トカゲって結婚すんの?むぁ知性も有るし好き嫌いはあるだろう。あ、もしかしてこのトカゲってドラゴン?あーよく考えればドラゴンじゃん。まいっか。ドラゴンなら強いオスがメスを生涯の伴侶にするってこと?でもメスが拒否ってボコれば結婚は成立しないとか?あードンマイ。


「な、何よ。急に肩を叩き出して。別に私は独身でもいいもん。主殿を婿にするもん」

「却下」

「なぁ!?」


 そんな驚かなくてもいいだろ。なにせ俺は魔王だし。嫁いらないし。別に悲しくねぇぞ。


「そんで、この世界のことを教えろよ」

「そうだな。この世界は大国として北に生産・出荷をしているエタロール王国。

 南に魔法機械を主に扱うナタルギア帝国。

 東に魔術特化のマギアルハ魔術学院帝国。

 西に不滅の闘志を持って、とてつもなく強大な力を発揮するジパンク大和国。

 中央に最近勇者召喚なるものをして世界の覇権を取ろうとしてるアホーダナ神国ってのがある。そして……どうした主殿?」


 あぁ、やっとこさ復讐ができる。さっさと復讐復讐。その後、俺の自由に世界を回ればちんな幸せだ。ククク。それじゃ


「目標はアホ神国だ」

「まだ説明をしてないんだけど?」

「目的地の場所はわかったんだ、行かなくてどうする?それで、この迷宮はどの辺だ?」

「アホーダナ神国にある迷宮だよ」

「ふむ。とりあえず迷宮を出たいな。ここの最上階は……どうやら10階のようだな。転移で降りれるかもしれない。さっさと行くから着いてこい」


 さぁ、復讐の時を始めよう……と言ってもその前の10階のボスが強いかどうか分からんがな。強ければ絶望を最大火力で放てばいい。世界消えるけど。

絶望の魔王

絶望ノ起源を起点として、生み出された作品中2番目に強力な能力。絶望の効果を爆発的に上昇させ、魔王種として神化する。神と対等になり、存在に物理ダメージを与えることが出来る。


アホーダナ=この世界では世界最古で偉いって言う意味。日本語で読むとこうなるため、別に馬鹿にしてるわけではない。


最近感想があって驚いてる。

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