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プロローグ
「痛い。ここどこ?確か俺は……」
周りを見渡す。視界は狭く、殆どが黒で塗りつぶされている。そして身体中に絡みつくように滴る生暖かい血のような液体。血?そういえば俺は……異世界にクラス召喚された後にゴミとか言われて拘束されて強制的に谷にポイッと……ああああああああああああああああああああああああああああああ
「gurururu……」
「ヒッ!?」
獣の唸るような音が響く。見ようと必死に首を動かすが、周りは暗く全く見えない。恐怖心が募って来る。もう面倒だ。そのまま殺してくれ。
俺は生を諦め、目を閉じた。そう言えばラノベでこういう所は覚醒したりして生き残るんだっけ?そんな知識は貯めてないし身体がそこらじゅう痛い。動かすだけでものすごい激痛が走るし億劫だ。だんだんと体が凍えてくる。血を失いすぎたのかな?思考もできない。最後に骨が砕かれる音と同時に俺は意識を失った。
前書きは500文字以内にまとめるんで良かったら見た人も読んでくださいね〜