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誕生日パーティは波乱の予感

頑張れアリサ!

今日は私の誕生日だ。何故か父親の勇者だったときのパーティの人達も来るらしい、ふぇえ...もう嫌だ...絶対何か言ってくるよ...。


「アリサー!プレゼントが沢山届いてるわよー!」


母の声が聞こえてくる...プレゼントと言っても勇者の娘である私はと交流を持ちたい狡賢い貴族からのものがほとんどだ...そんな有り難みの欠片もないプレゼントを貰いたいだろうか...?


「わぁ!凄いですね!お母さん!」


一応喜んでいるフリをしておく、ん?これは...?


「お母さん、これは何ですか?」


「それは、イサヤ村の名産のジョウロね〜魔力をこめると野菜に魔力のこもった栄養のある水を送れるのよ〜」


マジでか!!これだよこれ!こういうのだよ!イサヤ村か!ここは必ずチェックだ!内心の狂喜を隠しつつプレゼントを物色する。


「これは...」


それは『ゆうしゃへイリスより』とミミズのような文字で一生懸命書かれた手紙だった。


「それは...アリサと同い年のこの国の王女様ね〜」


この国、イスマ王国はそれなりに自然に満ち溢れ奴隷制度も無く平和の国だ。それもこれも勇者のおかげとされてる。期待が重くなってきた…それはそうと手紙を読もう。


『これはわらわからおないどしのゆうしゃにぷれぜんとです』


ん?同じ箱になにか...お花だ...必死に集めたのだろう...何か心が熱くなった...今世のプレゼントで一番嬉しかったかもしれない...泣きそうだ...


「お母さん...私、王女様に会いたいです。」


「たぶん誕生日パーティに来ると思うわよ〜?」


そうか...それは良かった...直接お礼を言わないと!あとできればお友達になりたいな!


「お母さん!私王女様とお友達になりたいです!」


「アリサならきっとなれるわよ〜」


そう言って頭を撫でてくれる、勇者になれと言わなければ良いお母さんだったのに...ただし、父親テメーはだめだ。


「アリサ!俺の元パーティが来てるんだ!会ってやってくれないか!?」


来やがったぁ!!噂をすればなんとやらだな…ていうかこの人今なんて言った?元パーティメンバーが来てる?ふざけんな!


「ソーマ?この子があなたの娘?」


「ほう...聡明そうな目をしてる。」


「そうですね!可愛いです!」


何か見たことない男女3人が入ってきたぁあ!!怖い怖い怖い!何この人たち!ジロジロ見すぎじゃない!?


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