雨の日の幽霊(一人声劇台本)
【物語り】
とある雨の日。
一人の女子高生が事故に遭い、この世を去った。
一方、主人公の男性はある事に悩まされていた。
家の中に、幽霊が住み着いてしまったのだ。
幽霊は若い女の子で、害はないようだ。
しかし、彼女の姿が見える日は必ず、雨が降る。
そして、一緒に遊ぶ事をねだられる。
主人公は、幽霊の相手をしている内に、彼女に対して、親近感を抱くなるようになり、雨の日が徐々に苦痛じゃ無くなっていた。
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今日も雨
これで何日目だ?
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どうせ、また、君のせいだろう?
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「なんだよ…近いって…」
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彼女は 家に住み着いた 幽霊
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「あっ!もしかして、テレビ見たいの?」
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テレビ好きの幽霊か…
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雨の日
いつも僕は、家から出ない。
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濡れるのが嫌だし。
なんか気分的に、家に居たい。
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雨の日は いつも 君が喜んだ
僕が遊び相手に なるから
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「マスクなんてして、どうした?」
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「風邪?」
1:09
「幽霊は、風邪なんて引かないだろう?」
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それから 少しずつ
君の姿が薄れて行った
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そして
君は消えてしまった
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君は僕に出逢えて 幸せだった?
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僕は幸せだ。
【後書き】
時間経過と、主人公が構ってくれた事による満足で、彼女は徐々に成仏の道へと進んで行った。そのため、体の一部一部が薄れて行った。
マスクをしてたのは、薄れて行く自分に対する抵抗感の表れ。




