異世界へ
ガヤガヤとした、少し騒がしい放課後の教室。
クラスの何人かは足早に帰宅していき、残っているのはクラスの数十人と担任の教師だけだった。
「世莉奈〜!!」
「一緒に帰ろうよ〜!!」
私の数少ない友達である、望月 莉央が私を帰りに誘う。
望月 莉央は小学からの付き合いがある友達...............、いや親友だ。
莉央は小柄で、チワワのような可愛い奴だ。
臆病で人見知りが激しい子だけど、仲良くなったら面白いし、友達思いの良い奴だよ。
「世莉奈世莉奈〜〜」
「ねぇねぇ、世莉奈〜」
莉央が私に抱きついてスリスリしてくる。
うん、可愛い!!
あぁ、なんで女の子ってこんなに良い香りがするんだろう?私なんて全然良い香りしないのに.........
これが、女子力の差ってやつか.........
クソー!!私も女子なのにー!!
「ねぇねぇ、世莉奈〜」
「ちょっと、相談があるんだけど良いかな?」
.........ん?相談?
莉央が私に相談?
なんか、あったのかな?
しかし、相談か〜
私って、相談されても上手く返せないからな〜
相談相手としては、私は結構ダメダメだと思う
妹に相談された時も.........
............ん?...............妹?
「あのね、実は............」
私がナニかに引っ掛かっている時に莉央は相談内容を話し始めた。
だが、私が莉央の相談を聞くことはなかった。
莉央が内容を打ち明けると同時にソレは聞こえた。
『選ばれし者達よ』
その瞬間、クラス全体が眩い光に包まれた。
光が弱まり、私達が目を開けた時には、異世界へと私達は飛ばされていた。
まぁ、なんかアレですねアレ......




