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幽霊人間と殺人鬼  作者: 真知コまち


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12話 傷は踊る 【フリガナ版】

~登場人物~

 主人公~~ベル

 貴族の息子~~ルイ



 _(〘ルイ〙)だれぼくは、ルイだけど…」

   毅然きぜんとした態度たいどこたえる、ルイ。

_(〘ベル〙)「ルイは、自分じぶんを”ぼく”なんてわない」

 _(〘ルイ〙)「そう?無意識むいしきわっていたのかもね」

   平然へいぜんよそおい、馬足うまあしはやめる、ルイ。

_(〘ベル〙)うそね。納屋のうやあらわれたときから、口調くちょうかくそうとしていた」

 _(〘ルイ〙)上手うまだませているとおもったが、見抜みぬかれてたとは…」

_(〘ベル〙)うたがいがあったから、違和感いわかんづいたの。ルイが、二人ふたりいるって…」

   てんあおいだルイは、うまあしめた。

 _(〘ルイ〙)「そうですね。ぼくは、二人ふたりいますよ。ここに、ね」

   自分じぶんむねて、ベルをつめる、ルイ。

_(〘ベル〙)「どうして…いえ、何時いつから二人ふたりに?」

 _(〘ルイ〙)「その質問しつもんには、こたない。かくごとの一つぐらい、ベルにもあるよね?」

_(〘ベル〙)かくしていたわけでは…」

   かおそむけたベルは、まずい表情ひょうじょうで、はなしをつづける。

_(〘ベル〙)たしかに、ものれられるようになったことを、ルイにかくしていたけど、わたしからだ変化へんかしているがことは、ルイもっていることでしょ!」

 _(〘ルイ〙)無駄むだ会話かいわは、めよう。僕達ぼくたちには、使命しめいがある。これ以上いじょう詮索せんさくしないでほしい」

_(〘ベル〙)使命しめい?その使命しめいが、ルイが、ひところつづける理由りゆうなの?」

 _(〘ルイ〙)僕達ぼくたちれば、ベルも、ルインのように、えてしまうかもしれませんよ」

_(〘ベル〙)「わたしが?どうして…」

 _(〘ルイ〙)「それは・・・」

_(〘ベル〙)「ルイ?」

   会話かいわ最中さいちゅう突然とつぜん意識いしきうしなった、ルイ。

_(〘ベル〙)あぶない!」

  バタ。

   あたまから落馬らくばしたルイを、地面じめんたるぎりぎりで、めた、ベル。

   れたルイのからだは、高熱こうねつびている。

_(〘ベル〙)「ルイ。いつからねつが…」

   呼吸こきゅうあらくなり、ベルのびかけにも、反応はんのうい。

_(〘ベル〙)「ルイ、ルイ。いそいで、お医者様いしゃさませないと!」

   意識いしきいルイを、無理矢理むりやりうませる。

   ルイをかかえながらうままたがるベルは、ルイの屋敷やしきへと、いそうまはしらせた。


_(〘ベル〙)だれか!」 

   ルイの屋敷やしきき、うまるベルがさけぶ。

   当然とうぜん、ベルのこえは、だれにもとどかない。

_(〘ベル〙)「ルイをいてはけない。でも…」

   くるしむルイをつめる。

_(〘ベル〙)「ごめんなさい…」

   ルイをうまからろし、地面じめんかせ、もんをすりようとした。

  カンッ。

_(〘ベル〙)いたい!」

   もんあたまをぶつけた、ベル。

_(〘ベル〙)「このからだ…もう自由じゆうには、うごけないんだ…」

   ベルは、ルイが使つかっていた裏口うらぐちから、なかはいる。

_(〘ベル〙)こえ使つかわず、ひとぶ…」

   あたりを見回みまわし、ひととおるところをつ。

_(〘ベル〙)「・・・ない」

_(〘ベル〙)はやく、はやく、だれてよ!」

   あせりをあらわにするベルは、あたまかかすわむ。

_(〘ベル〙)「・・・そうだ!」

   なにかをおもいつき、屋敷やしきとびらへとちかづく。

_(〘ベル〙)「おねがい…とどいて…」

  コンコンコンコンコン。

   何度なんども、何度なんども、必死ひっしとびらたたく。

 _(〘執事〙)「はい?」

_(〘ベル〙)た!」

   屋敷やしき執事しつじが、とびらける。

 _(〘執事〙)だれませんね…」

   かおし、あたりを見回みまわす、執事しつじ

_(〘ベル〙)もんまえに、ルイがるの!づいて!」

   だれないことを確認かくにんした執事しつじが、とびらめる。

_(〘ベル〙)「そんな…」

   希望きぼうついえたベルは、そのくずちる。

  バタバタ。

   突然とつぜん足音あしおとともに、とびらひらき、あわてた執事しつじが、してた。

   なにかを見渡さがし、もんまではしる、執事しつじ

 _(〘執事〙)「ルイさまませんか・・・ルイさま!」

   執事は、もんまえ地面じめんせたルイをつけ、あわててる。

 _(〘執事〙)意識いしきい。医者いしゃ医者いしゃを!だれか、なさい」

_(〘ベル〙)かった。これで…」

   ルイがはこばれるところを見届みとどけたベルは、力尽ちからつき、うしなった。

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