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side ソル①



※ソル視点


 私は今日、自分よりも年下の若い男の子に奴隷として買われました。


 私以外にもう一人、十二歳くらいの少年も一緒に買われたようだ。


 奴隷商から出てご主人様に着いて行き、しばらく歩くとかなり大きな家にたどり着いた。


 ここがご主人様の家のようだ。大きな家なので、ご家族と一緒に住んでいるのかと思い家の中に入り周りを見渡すが、他の人がいる気配はない。


「とりあえずお風呂で汚れ落として、着替えてから話をしよう」


 ご主人様は私たち奴隷にお風呂に入るように言った。


 私はつい、戸惑いを顔に出してしまったが、ご主人様は気にした様子も見せずお風呂の場所に案内して使い方を教えてくれた。


「新しい服はここに置いておくから、ゆっくり入ってね」


「ありがとうございます」


  私はお礼を言い少年と共にお風呂に入ることにした。シャワーで汚れを落とし、身体と頭を洗い湯船を入ると私は少年に話しかけた。


「私の名前はソルという。少年は?」


「僕の名前はウェートです。」


 私の問いに少年は戸惑いながらも答えてくれた。


 ゆっくり入ってとは言われたが、少しだけ浸かるとすぐに上がることにした。


 お風呂から上がり外に出ると、新しい服と、タオルが置いてある。それに着替えてリビングに行くとご主人様が何かを作っていたので、少し眺めていた。


「じゃあ今後についての話と自己紹介をするからそこのイスに座ってください」


 ご主人様は私たちにイスに座るように促すが、私は不思議に思いご主人様に聞き返してしまった。


「奴隷の我々もイスに座って良いのですか?」


 私とウェート君は本当にいいのかと不安に思い、立ったままでいる。すると、ご主人様は気にした様子もなく私たちをイスに座らせた。


 私とウェート君はご主人様の前に座りご主人様のことを見つめる。するとすぐにご主人様が話し始めた。


「まずは自己紹介から、俺の名前はタイチ、15歳です。冒険者と商人、錬金術師をしています。よろしくお願いします」


 ご主人様は若いとは思っていたが、まだ15歳の少年だった。


 ご主人様が次は私とウェート君に自己紹介するようにおっしゃったので、私から簡単に自己紹介をする。


「私はソルと申します。歳は36になります。よろしくお願い致します」


 すると、ウェート君も続けて自己紹介する。


「私はウェートです。12歳です。よろしくお願いします」


「それでは、今後の二人の役割について説明しますね」


 自己紹介が終わると、ご主人様が私たちの今後について話をしてくれた。

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