念願の
この家を作るきっかけになったお風呂にようやく入れる時が来た。
出来たばかりの木でできた風呂の中に魔導具でお湯を溜めていく。二十分ほどでお湯が溜まったので、お風呂に入る準備を始めた。
お風呂に続くドアを開けてシャワーの方へと歩いていくと、そこには錬金術で作ったシャンプー、コンディショナー、ボディーソープが置いてあり、座れるように木の椅子も置いてある。
俺は、風呂に入る前に木の椅子に座り頭と身体を洗って汚れを落とす。
これでようやくお風呂に入ることができるので、ゆっくりと中に入っていく。
「あー最高」
「この瞬間のために今まで頑張ってた様な気がするなー」
お風呂が気持ち良すぎて思っていることが全て口から出てしまっている。俺はそのことに気付き、苦笑いをする。
(大きい家を作ったのはいいけど、掃除とかあるしこの大きさを一人で管理するのは大変だよな。一人くらい雇った方がいいかな?今後は倉庫とか錬金術専用の小屋とか家の横に作りたいし、冒険者としても活動してなきゃいけない、家のことをやる暇がないな。)
のんびりお風呂を堪能しながら今後について考える。
お風呂に入ってから一時間弱が経過したところで満足したのでお風呂から上がることにした。
「ふぅーさっぱりした」
俺は身体をタオルで拭いて服を着るとリビングに行き、風呂に入る前に並べたイスに座った。
特注で作ったこのイスは全てがクッション素材になっているため座り心地がとても良い。お風呂上がりでこの座り心地はとても眠くなるので、少しのんびりしたあとイスから立ち上がり夕食を作ることにした。
今日は家が出来たお祝いなのでワイバーンのステーキにすることにした。お米を炊き、肉を焼いてソースを作っていく。完成した夕食をテーブルに運びまたイスに座った。
「いただきます」
「うまっ!今まで食べた肉の中で一番美味しい、さすがワイバーン」
ここから一切止まることなく完食し、満足げな顔で食器を片付ける。
片付けを終えた俺は、ベッドルームに行きキングサイズのふかふかなベッドにダイブする。
そこで意識が途切れ、気がつくと朝になっていた。




