護衛依頼
護衛依頼の当日の朝になった。目が覚めた俺はいつもより念入りに顔を洗い、準備を整えてて食堂に行く。
「おはようございます、今日から長期依頼ですよね?」
「はい、だいたい十日間くらいだと思います」
女将さんと確認をしていると、朝食が運ばれてきたので、ゆっくり食べ始めた。
「ご馳走様でした」
朝食を食べ終えると、女将さんに部屋の鍵を渡し、待ち合わせ場所の門の前に向かって歩いていく。
門の前で待っていると、竜の涙の四人がやってきた。
「おはよう、準備は大丈夫か?」
「おはようございます、大丈夫です」
竜の涙の四人と挨拶をしていると、少し遅れて依頼人がやってきた。
「はじめまして。商人をしております、ラオトと申します。よろしくお願いします」
俺たちはそれぞれ依頼人のラオトに自己紹介をして、出発した。
馬車に乗り、一時間ほどが経過した。窓の外を見ると、見渡す限りの草原が見える。
魔物が一体も出ず、とても順調な滑り出しだった。お陰で予定の行程を大幅に伸ばしている。
そのまましばらく走らせると暗くなってきたので、野営の準備を始めた。
食事はみんなで同じものを食べると食中毒になった時に大変なので、自分で準備したものを取ることになっている。
なので、各々食事の準備をして、残った人はテントを張るのを手伝い見張りの順番を決める。結果、一人二時間交代での見張りで、俺は一番目になった。
野営の準備が整ったので火の周りに集まり、みんなでご飯を食べ始める。
俺は、依頼を受けた時に作っておいたカツサンドを収納から取り出して食べた。
食事を食べ終え片付けをし終えると、見張りの準備に取り掛かった。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
竜の涙のメンバーと依頼人のラオトがテントに入っていくのを見送ると、俺は椅子に座って本を開いた。魔力感知で周囲を探りながら本を読む。
のんびりとした時間が続き、二時間が経った。本を閉じ収納に仕舞うと立ち上がる。
二番目はルドガーなので、テントに行きルドガーを起こした。
その後、俺は自分のテントに入り眠りについた
ぐっすりと眠り、気づいたら朝だった。起きて外に出ると最後の見張りのマリーとオースが既に起きていた。
「おはようございます」
「おう、おはよ。そろそろみんな起こそうと思ってたところだ」
オースは他のメンバーとラオトを起こしに行った。
テントや火を片付け、出発の準備をして再びナガルの街までの道を走り始めた。




