竜の涙
午前中は商業ギルドにポーションを売りに行き、午後から冒険者ギルドで依頼をこなすという日々を過ごすこと一週間。
ついに冒険者ランクがEランクに上がった。
《冒険者カード》
名前:タイチ
種族:人族
年齢:15
ランク:E
依頼達成率:100%[十件]
Eランクに上がったので、一つ上のDランクの依頼が受けられる様になった。Dランクから護衛依頼があり、数日間かかったり野営することになる依頼が多くなっている。
DランクからCランクに上がるには護衛依頼を必ず受けなくては行けないが、護衛依頼は人気ですぐに無くなってしまう。
今日は朝から冒険者ギルドに行き、掲示板を確認して依頼書を取る。
(「今日は珍しく護衛依頼が残っていた!早めにやってしまおう」)
「おはようございます、この依頼を受けます。」
受付嬢に渡したのは、Dランクの依頼書とギルドカードだ
内容:ナガルの街からエルドアナの街間
の往復護衛
報酬:200000s(先着5名まで)
「はい、受理しました。タイチさんが最初の一人なので、他の人が決まり次第顔合わせになります。」
依頼を受けてから二日後、ようやく顔合わせの日になった。
護衛依頼を受けたのは全部で五人で、俺以外の四人は四人でパーティーを組んでいる様だ。
「はじめまして、Eランクのタイチです。よろしくお願いします」
「よろしく、俺はDランクパーティー竜の涙のリーダをしている戦士のオースだ。」
筋肉ムキムキでガタイの良いパーティーリーダーのオースと挨拶をする。オースは他の三人のメンバーの紹介もしてくれた。
「こっちが魔術師のルドガーで、こっちが治癒師のマリー、最後が剣士のモルドだ。」
身長170㎝くらいで黒いローブを着ているのがルドガー。白いローブを着ている大人しそうな女の子がマリー、190cmを超える身長で腰に剣をかけているのがモルドだそうだ。
紹介されたあと、みんなと挨拶をしていく
「よろしくお願いします」
挨拶を終えたあと、護衛の作戦や日程について話し合っていく。
一時間ほど話し合った後、解散になったので護衛依頼で必要な物を買いに行くことにした。
歩きながら必要な物を考える。
(食料は普段から収納に入っているし、水は魔法で出せる。テントも神様から貰ったマジックアイテムがあるし、何が必要なんだ?)
よくよく考えたら何も買うものがなかったので、近くの通りを一回りしてから宿に戻り、夕飯を食べてすぐに布団に入った。
明日は初めての長期以来だから早めに寝て体調を整えよう。




