ステータス振り
「い、いったん落ち着こう。そう落ち着くんだ僕。深呼吸、深呼吸。」
ほら、急に大声を出したらかシルキーがびっくりしてこっちを見てるじゃないか。
「ごめんね、シルキーなんにもないよ。」
そうシルキーに呟きながら頭を撫でてあげた。
(まずは状況を整理しよう。こしあんとかつぶあんとかは置いといてね。
一言で言い表したら、異世界に転生か地球に転生かだよね。ただし地球の場合は、記憶は消えると。…異世界転生だね。)
「異世界を望みます。」
(記憶は消えたくないもんね。友達や家族との思い出も忘れてしまうのだろうしね。
それにシルキーも一緒みたいだからね。
《異世界が選択されました。
異世界への転生に伴ってステータスを割り振って下さい。また、種族と年齢の欄は変更できません》
ブゥン
「わっ!びっくりした…」
僕くが思案に耽っていると急に音声アナウンスみたいなのが始まって、アニメとかでよく見るステータスプレートみたいなのが目の前に現れた。
【名前を入力してください】
◆人族
◆男性
◆12歳 〈変更不可〉
HP:20
MP:30
SP:15
STR:0
VIT:0
AGI:0
DEX:0
INT:0
MND:0
LUK:0
{残ステータスポイント:500}
〈スキル〉
〔パッシブスキル〕
〔アクティブスキル〕
{残スキルポイント:500}
(うんこれ、みたいじゃなくてステータスプレートだね。これ自分で振れるのかな?
てゆうか年齢!12歳て何!?僕16歳!しかも変更できないって……。)
「シルキー!僕を癒してー(涙)」
「わふっ!」
僕は気分転換にシルキーをモフることにした。
もふもふこそ、至高の癒しなり。
それはさておき
「ステータスを振るのか。名前はゲームで使ってるミハエル•オーリでいいや。正直僕は戦闘系とかじゃなくて支援系の方が好きなんだよねー。」
何故名前が厨二くさい名前なのかだって?それは、そのゲームをプレイし始めたのが厨二病の時だからだ!
とゆう訳でステータスはこうなりました
【ミハエル•オーリ】
◆人族
◆男性
◆12歳 〈変更不可〉
HP:52
MP:120
SP:15
STR:10
VIT:50
AGI:100
DEX:150
INT:100
MND:80
LUK:60
{残ステータスポイント:0}
〈スキル〉
〔パッシブスキル〕
〔アクティブスキル〕
{残スキルポイント:500}
こんなふうにステータスは振ってっと。あとはスキルだよね。
スキルの部分をタップすればいいか。
ポチっ。
ブゥン
それでスキルは表示できた。ただし、ざっと見でも100以上はあるけどね。
「いや、スキル多すぎ…」