0.かつての正義は憎まれた
はい、初投稿です。
少し楽観的な物語ではありませんが楽しんで貰えたら幸いです。
『神は獣に勝り、獣は人に勝り、人は神に勝る』
人が神に勝るなど傲慢な考えのように見えるが、弱き人間が作り出した不確かな存在が神ならば合点がつく。だが、結局は獣に喰い殺される運命だということは避けることのできない事実なのだ。
ならば、人は返り討ちにせん、とばかりに立ち向かうだろう。
流血に染まった大地を踏みしめ。
身を固めた鎧は返り血に染まり。
己のものか、敵のものかも分からない血の中でも四肢がもげるまで躍り狂う。
血みどろな運命。
笑ってしまうほど残酷で、醜く、しかし至極単純な未来がもう動き出している。
ならば、叫ぼう。顔面を引きつらせ、脳の味噌が恐怖に塗り潰されたとしても猛々しく。
「憎き祖国の為に」
と。
今回はあまり物語に触れない感じでしたが、次回からはどんどん進んでいくので、これからも見ていただければ嬉しいです。
また、Twitterの方も「ねこぜ_じゃらし@なろう作家」でやってるのでそっちの方もよろしくお願いします。
誤字脱字や、おかしい言葉があれば遠慮なく言って下さい。
では、また次回。