第三話 新たな一歩
「ふぅ、ひとまずこれでいいだろう」
「うお、光闇自然の3色かぁ、使うの難しそうだなぁ」
「真人が勝ったらそのデッキお前にやるよ。じゃあ、早速デュエルだ」
「えっ、いいのか⁉︎よーし、やる気出て来た!」
デュエルスタート‼︎
前半は、真人は「霞み妖精 ジャスミン」や「ハッスル・キャッスル」などを使い着々と場を固めていく。一方裕也は、「霞み妖精ジャスミン」を使いマナを増やすのみで、まだ目立った動きは無い。
「裕也〜、動かないと負けちまうぞ?えっと…超次元、ミカド・ホールを発動!…ところで、能力に書いてあるサイキック・クリーチャーってなんだ?」
「あぁ、教えてなかったな。サイキック・クリーチャーってのはデッキ外にドラグハートと合わせて8枚まで置ける特殊なカード。真人にも渡したろ?その墓地のすぐ脇にある両面に絵があるカード」
「うわ!ほんとだ!両面に絵が描いてある⁉︎えっと…能力で出せるのはこいつかな、時空の封殺 ディアスZを場へ!」
巨大なクリーチャーを一歩先に出してリードしているのは真人かのように思われた。しかし、デュエルはそう甘くは無い。
「真人、そうやすやすと俺が勝たせるわけ無いよな?喰らえ、地獄門 デス・ゲート‼︎ディアスZを破壊し、俺の墓地からジャスミンを場へ、そのまま効果で破壊してマナを追加だ!」
「うっげ!やべえ」
「言ったろ?そうやすやすと勝たせねえってな、ほら、真人のターンだ」
「くっ…俺のターン、 高貴の精霊龍 プレミアム・マドンナを召喚して、ターンエンド」
その時、裕也は勝ち誇ったような不敵な笑みを浮かべた。
「悪りいな真人、このデュエル、俺が貰った」
To be continued…