表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼人神鬼  作者: saku
37/49

第参拾伍話『中編完 紫苑の記憶03』

//現実



時斗「そろそろ限界の時間や。あかんかったんか」

紬「……優斗さん……」


 その時、からっぽのはずの紫苑の身体から、術力が感じられた。


時斗「紫苑から術力が……?」


 時斗と紬は一瞬紫苑に向けた視線を、優斗に戻した。


優斗「……っ……」

紬「優斗さん!?」

時斗「にいちゃん!? しっかりせえ!?」


 時斗が二度、三度軽く優斗の頬を叩いた。



//



優斗「……ぅ……」


 誰だ?

 誰かが俺の頬を叩いてる。


時斗「……せぇ……ぃちゃん……にいちゃん!」

優斗「……時斗……それに、紬?」

紬「優斗さん!」


 何だ?

 何で二人は心配そうな顔をしてるんだ?

 俺は……


優斗「――!? そうだ!? 紫苑は!?」


 飛び起きた俺に、紬は笑っていった。


紬「紫苑さんなら、大丈夫ですよ」

時斗「術力供給は成功や」


 俺は紫苑に視線を向け、安堵の表情をした。


優斗「……よかった……」


 そして、そのまま気を失ってしまった。



//////



時斗「お、おい!?」

紬「優斗さん!?」


 倒れる優斗の身体を紬が受け止めた。


紬「時斗さん。ここは一度退いて体制を立て直しましょう」

時斗「せやな。当初の目的は果たした。あとの事は、回復をしながら考えたらえぇ」


 そう言うと、時斗は倒れている優斗を担ぎ上げた。


時斗「このにいちゃんは俺が持ってくわ。紫苑の事を頼むわ」

紬「わかりました」


 紬も紫苑を担ぎ上げた。

 それを見た時斗が、小さく呟いた。


時斗「……随分、簡単に持つんやな……」

紬「え? 何か言いました?」

時斗「いや、何でもあらへん」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ