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鬼人神鬼  作者: saku
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鬼人神鬼 第零話『プロローグ』

 最古の昔。

 まだ、人間界と地獄界に境界線が無かった時代。

 悪人は地獄の穴に落とされ、その身体にあらゆる苦痛を与えられた。

 地獄に住む鬼達は、落ちてきた人間の身体を使い、人間界を行き来し、共存していた。

 しかし、ある時、地獄の鬼をまとめ人間界を我が物にしようと企んだ鬼がいた。その鬼を人間達は鬼神と呼んだ。

 人間は持てる力を使い鬼達の侵略を阻止していたが、一時的な時間稼ぎにしかならなかった。

 やがて、人間界は鬼の手に落ちてしまった。

 しかし、鬼神の欲望はそれだけでは納まらなかった。

 飢えた感情はやがて破壊する事で満たされるようになり、敵、味方、区別なく、破壊を繰り返した。

 仲間が殺される事を黙って見ていられなくなった鬼達は、遂に反乱を起こし、人間に力を貸した。

 人間は鬼達の力を自らに取り込み、鬼神と戦った。

 だが、全ての人間が鬼の力を得られたわけではない。


 ――鬼の力に肉体が耐えられず死んでしまう者

 ――拒絶を起こし理性を失くす者


 そんな中で、理性を持ったまま、鬼の力を得た者達がいた。


 ――在るものは自らの肉体を鬼と化し

 ――在るものは、鬼の力を武器に変えて戦いを挑んだ。


 結果、人間は鬼達を地獄に追い返した。

 そして、人間界と地獄界を繋ぐ扉を塞ぎ、二度と鬼達が人間界に出られないよう、地獄界に閉じ込めてしまった。

 しかし、鬼神だけは、二度と蘇らぬよう、特殊な封印を施し人間界に残した。

 そして、鬼神の封印は鬼の力を得た者達の子孫によって、今もなお守られ続けている。



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