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最終日 クラス行動・班行動 ~能見学・駅中自由行動~

四日目、最終日です。


能見学等特に楽しみでも何でもないイベントがありました。

はっきり言って一番見どころがない話でございますが、どうか最後までお付き合いください。

…プルルルルル……プルルルルル…。


朝6時。モーニングコールが鳴る。


俺の寝てる場所は電話から遠いが宇佐美と渡海は電話挟んで寝ている。


場所的に考えて俺が取る筋合いはない。


しかし…。


……。


何故だ!?何故誰も出ない?

寝ているのか?いや、つい5分前に宇佐美とは会話した筈…。


仕方ない…。俺が出る。


…ガチャン。


切った。


「おい!こら!野郎共!起きる時間だ!起床時間だ!ゲットアップガイズ!ヤー!」

俺が仕方ないので二人を起こす。


渡海は素で寝ている。しかし宇佐美は…。


「うるさいな。眠いんだよ!お前テンション高いよ」

等とこの室長である俺に言い返してきた。


「おい!室長様に向かってうるさいとは何だ!お前なんかなぁ…。えーと…。一生敬語使いなさいよ。様付けで呼びなさいよ」


「黙れ!」


「うぐぅ…」

パンチ喰らった…。痛かった。


渡海を起こして着替えて食堂へ。


「いいか!今日は…え~と…。なんだっけ?あ、そうだ。二つくらい隣の駅に地下鉄で行く。でだな、早めに行きたいから荷物まとめたらすぐに玄関に集合!能楽堂の近くに京都御所ってのがあってだな、それが見たい」


「え~…」

絶対「了解」とは言わない班員である…。


食事を終え、荷物をトラックに積む。

風見以外全員集合。


「あれ?森近?風見は?」

俺が質問する。


「え?あ~。すぐ来ると思うよ」


「そう…ならいいや」


しかし…。


なかなか来ない…。


7分後…。


「うははは。悪ぃ。遅れた」


反省の色無しの風見である。


「まぁいいや!とにかく!地下鉄のホーム行くよ!」

俺が指示しないと一切付いてこない班員。


「ねぇ、地下鉄どこ?」


確かに京都駅は広い。渡海の質問も分かる。ただ…。


「ねぇ、まだ?」

「まだなの?」

「遠いな。なんで?」


…。30秒ごとに言うの止めてほしい…。


やっとこさ地下鉄乗り場発見!


「班長ぅ~、いくら?」

風見め、俺がいないと何もできんのか!?


「いや、知らん。あ、あった。え~と、200円」

文句を言わず普通に教える俺も俺であるが…。


「んじゃ行くか」

俺だけイコカ。後みんな切符。


ズルイズルイ言われたが知ったこっちゃない。

中学の時に買ったんじゃー!


「どっち乗り場?」

渡海が聞いてくる。


「ん?どっちでもいいよ。どうせここ始発だし。行く場所は変わらんからな。ただ、こっちの方が先に出るからこっち乗る」

普通に指示。


駅から能楽堂までは一本道。

まずは能楽堂の場所を確認する。


場所を見てからちょっと先にある京都御所へ。


「ん~…。何もない!入るには時間ないし何もしないのには時間がありすぎる!」

やっぱ調べなきゃダメだと思い知る班長であった。


「お前が企画する場所全てダメじゃん!」

宇佐美の容赦ない一言。


「悪かったねーだ!というか…あんたらが案出さないのがいけないんじゃ…?」



暇を持て余した後能楽堂に戻る。

前の前の席に担任が座っている。


カメラで記念撮影している担任が能楽堂の人に「写真撮影はご遠慮ください」と注意されているのをみて笑ってしまった…。


横一列で俺の班が座る。

渡海はすでに寝ている…。


能見学自体は特に何もなく普通に終わった。

思っていたほどつまらないものではなかった。



見学が終わると京都駅に戻る。

ここで班行動となりお昼やお土産の購入などを済ませる。


「じゃあ、昼飯だが…。どうする?」


安く抑えたいという満場一致の意見でロッテリアに入る。


ロッテリアを出て駅構内のお土産売り場に向かうことになった。


「これ!この草団子!めっちゃくちゃ美味いから買ってってみ!ホントに!嘘はつかねぇから。お前が肉まん美味いって俺らに教えたのと一緒だよ」

そう言ってるのは風見。


肉まんと一緒なのかは知らんが、とりあえず買ってみた。お土産用に。


一通りお土産を買った。渡海と森近は未だ物色中。


「あ、まだカメラのフィルム残ってる」

そう言ったのは宇佐美。カメラとは学校から配られたインスタントカメラである。

班員全員で写っている写真を撮るのが掟だが、もう撮ってしまったので後はどう撮ろうが自由である。

因みに半分くらいは俺が顔出し看板から顔を出している写真である。行く場所に顔出し看板があれば必ず撮った。いや、撮らされた…。


「じゃあ、いま撮っとくか。後何枚?」


「5枚」


「うあ…。地味に多い…。どうすっか。とりあえず三人で…」


一人がカメラを持ち後の二人が無理やり入る。

携帯電話で自分を撮るときみたいな感じで撮った。

カメラを持つ人を変えて撮る。


これで3枚消費。

あと2枚…。


「ねぇ、班長。俺、一人で行動したいんだけど…。いい?」

いきなりそんなことを言い出したのは森近。


「え…?ん~…。…。まぁいいでしょ。ただし!集合時間の10分前には必ず集合場所に来ること!」


「分かった」


こうして森近一人別行動に。


「お前さぁ、なんであいつ一人行かせた?」

風見が言う。

「あいつ、携帯持ってねぇぞ」


「…!」

何故そういう大事なことを早く言わないんだ風見!もう行かせてしまったじゃないか!


そう思いつつも…。

「大丈夫だろ。集合場所も言ってあるし、集合時間も余裕のある時間にしといたし」


「なら大丈夫か…」


その後、お土産用の肉まんを買いに行く。

正反対の場所に店があるけど…。


「遠い!京都駅広い!」

誰しもが思った。



そんなことをしているうちに集合時間に。


森近と合流。なんとか合流できました。


そして、学年で集合し、先生の話を聞く。

厳密に言うと聞いてないけど…。


そして、新幹線のホームへ。


この長かった修学旅行ももう終わりか…。

そう考えるとちょっと寂しい。


「いいや、また今度時間に余裕があるときに一人で来よう」

そう思う俺だった。


帰りの新幹線も窓際を確保した。隣は行きと同じく宇佐美。


途中名古屋付近を通った時に…。


「おい!宇佐美!見ろ!清州城だ!」

などと一人で興奮した。

宇佐美も戦国に興味はあるのだが疲れていてそれどころではないらしい。

班長の俺の方が疲れてるっつぅのぉ~。


小田原付近を通った時にも…。


「おい!宇佐美!起きろ!小田原城が多分あの辺にある!見えないけど…」


「じゃあ起こすなよ!」


新横浜……品川……


そして、ついに東京に着いてしまった…。


終わった。3泊4日の修学旅行が終わった。

お疲れ様でした。


「おい!日高!この後行くだろ?秋葉原」


「え…?はぁ。。。」


宇佐美に付き添って秋葉原へ。


「ドンキ行ってAKBの…」

とか言ってる。俺は知らん。


その後家に着いたのは夜7時。


家に帰るまでが修学旅行だとしてもこれで完全に終わった。


後は寝て体力を取り戻すだけだ…。


その日俺は9時までは起きていられなかった。

終わった…。

最後までありがとうございました。


本当に大変な修学旅行でした。

それが少しでも伝わったら幸いです。


次の小説も考えがまとまり次第書くので暇な方はどうぞ。


今度は実話ではなく自分で物語を考えたいと思います。

上手くいくかどうか心配過ぎますが…。

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