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商人になるための準備(1)

シツール国の第一王女であり聖女の役割を持つミリア・シツール。

妹の第二王女のレノア・シツールは聖女の力である光の知恵という能力に恵まれなかった。

そのため、レノアはずっと両親から溺愛され育ったが、レノアもついに光の知恵を使えるようになった。

レノアを溺愛している両親は、レノアを新しい聖女とし、ミリアは聖女から'ただの一般人へ'と引き下げられた。

それに怒ったミリアは、シツール国を出て、聖女の力を駆使して商人としてポーションを売る旅に出た。

「うわぁぁぁぁん!ミリアお嬢様行かないでくださいよぉ!!やぁだ!!」

「二歳児のイヤイヤ期ですか…。」

「私は一生ミリアお嬢様に着いていくと決めましたのにぃぃぃ!」

「国を追放される事実は変わりません。セイさん、最後のお願いです。」

「な、なんですか?」

「_________________。」

「え。そんなことで良いのですか?」

「もちろん。よろしく。」

「ミリアお嬢様からの最後のお願い!やり遂げて見せます!!」

「あはっ、よろしくね。」

______________________________________________


「まずポーションの種類を知らないと。

今日はご飯もいいや。そろそろ居なくなるし。」

光の知恵は魔力に近しいもの。その代わりの光の知恵だ。

光の知恵だと魔力よりも効き目を強める。見た目は変わらないから聖女とわかることはない。

まず、治癒のポーション。これは傷専用。効果は段階に分かれていて、それは薬草の多さで変わる。

薬草を水の入った鍋に突っ込んで煮て魔力を込める。

薬草を煮て光の知恵があればちょちょいのちょい。

緑色から青色なのが治癒のポーション。

次は肉体強化のポーション。肉体強化に加えて防御もできる。

効果は段階に分かれていて、それは薬草の多さで変わる。

防御には薬草をたくさん詰める。量は…まあうん。

薬草を水を入れた鍋に突っ込んで煮るところまではだいたい同じだけど、ここで呪文を唱える。

『強き力けを老若男女論問わず与え傷をつけるものをなくすべし。この暦を肉体強化と呼ぶ。』

そう言ったら、魔力に近い光の知恵を込める。

赤色から黄色なのが肉体強化のポーション。

お次は愛のポーション。動物や人間、魔物にも好かれるポーション。ペットを飼う平民が使うことが多い。効果は段階に分かれていて、それは薬草の多さで変わる。

鍋に入っている水に最初に魔力(光の知恵)を込める。

その後薬草を詰める。そしたら呪文を唱える。

『どんな生物に対しても平等な女神の力を加護とすべし。この暦を愛と呼ぶ。』

そう言ったら、また魔力(光の知恵)を込める。

ピンクからオレンジなのが愛のポーション。

基本はこの三つ。世界ではこれ以外にも商人や職人が独自にポーションを作り出す。

「うーん、収納ボックスはセイさんに頼んでるし、商人で大事なのは名前、か。」

結構移動し続けると思うからなぁ。

「インパクトが強い名前…。」

私を表した名前…。

「あっ!」



家出女児の薬工房



「インパクトがあるわけではないな…別にいいけど。」

ドバン!っとドアが開いた。「えっ?」

「お、お嬢様!婚約者様が…!」

「うげぇ…。」

あのベタベタ男か…。

普通はみんなレノアのことを気にいるが、なぜかあの男は私のことが大好きなのだ。

自己中かと思うかもだが、事実。見ればわかるはず。


「ミリア!!!会いたかったよ!43日2時間36分ぶりだね!!」

「オルノーテ様。少々気持ちが悪いです。」

「えぇー、ひどーい。」

リンツウ・オルノーテ。

黒髪メガネの真面目かと思えばこれだ。婚約者に縋る気持ち悪い泣き虫男である。

「おかえりください。私は荷造りがありますの…あ。」

やってしまった。コイツが『荷造り』という言葉を聞き逃すはずがない。

「荷造り?なにそれ。俺聞いてないよ。」

「お、お嬢様は明後日には別人としてこの国を出ます…!」

「は?メイド。その話、詳しく。」

「お嬢様はこの国の聖女様でありますが、妹のレノアお嬢様に光の知恵が恵まれて、お嬢様は聖女から下ろされることとなりました。

そこでお嬢様は、新生活を始めるべく聖女のミリア・シツールという人間ではなく、違う人間として国を出ることを選びました。」

今まであった過程をしっかりまとめて話すと、オルノーテ様は怒り狂ったように押しかけてきた私の部屋を出た。

「嵐のような方ですね、セイさん。」

「ですね…厄介なことはしないでほしいですが…。」

全くその通りです(汗)

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