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最弱の魔法使いが、女子の力を借りて最強に  作者: 龍  岳
第一章 絆 編【つかの間の平穏】
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ep.81 文化祭の準備 ①

 ワーイ達との戦いから、一週間が過ぎた。

 ヨミとミャナも目覚め、今は元気になっている。

 ヨミから状況を聞いたエルナ達は、様々な感情を抱いていた。


「あの馬鹿、本当許せない!」

「でも、グートさんの事情も分からなくは……」

「いえ。いかなる理由があろうとも、人の命を狙うというのはしてはいけない事です」

「今度会ったら絶対斬る」


 寮の部屋で、ユリア、エルナ、アイア、ミャナの四人がそれぞれの感情を出していた。

 四人中三人は、怒りを露わにしているが。


「ただいま戻りました」


 ヨミが部屋に入ってくる。


「おかえりなさいませ」

「どうだった?」


 アイア、エルナが入ってきたヨミに声をかける。


「はい。怪我もだいぶ治ってきて、ダメージも回復してきているのでいつも通り過ごしても大丈夫と言われました」

「よかった──」

「ヨミ君! よかった〜!」


 エルナの言葉を遮り、ミャナがヨミに抱きついた。


「どさくさに紛れてあんたは……! 急に抱きついてんじゃないわよ!」


 エルナがミャナに近づき、引き剥がそうとする。が、それを躱していくミャナ。ヨミの体に抱きつきながら。


「ちょ、まっ! 逃げんなぁ!」

「逃げるに決まってるでしょ。私はヨミ君にくっついていたいんだから」

「こんのクソ女ぁ!」


 そんな二人のやり取りを見て、帰ってきたなと思うヨミだった。


 ☆ ♡ ☆


「さて、そろそろ文化祭の時期だ。このクラスで何をやるのかを決めたいと思う」


 ヨミ達の教室で、ミリアが教壇に手をつき言った。

 それを聞いた生徒達は、一気に騒がしくなる。


「はいはい、静かに。今から聞いていくから、やりたいことあげてけ」

『は〜い!』


 ミリアが尋ねると、生徒達が色々と案をあげていく。

 そんな中、ヨミ達は──、


「ねぇ、ヨミ君は何がやりたい?」

「そうですね〜……この学園の歴史展とか、魔術の歴史、とかですかね」

「相変わらず真面目ね……」

「それがヨミ様のいい所ですからね」

「でも、私も歴史にはちょっと興味あるかもです!」

「ヨミ君らしくて、可愛いっ♪」

「あはは……み、皆さんは? 何かやりたい事は?」


 ヨミが聞き返すと、ユリア達は目を合わせ──、


「「「メイド喫茶!」」」

「え〜……」


 ミャナ以外の三人はそう即答した。

 この時、ヨミは忘れていた。


 クロノスドラゴンが一切姿を現さず、語りかけてもこないと言う事を。

 そして、ヨミの目の前に現れた謎の男性。あの男性の存在がなんなのか。その疑問についても、忘れていた。

 まるで──────────────────────




    ”共に戦った記憶がないかのように”。

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