ep.68 ユリア、アイアVSモカ・コツイ
結局日曜日の投稿となってしまいました……!
大変申し訳ございません……!
ですが、十分に楽しんでいただけると思いますので、本編をどうぞ!
「風術、竜巻!」
「水術、泡弾!」
アイア、ユリアの二人が迫ってくるモカに向かって魔術を放つ。
「そんなの、効かねぇよ! 土魔法・グランドリップ!」
モカが魔法を使用。
アイアとユリアが立っている地面が歪み始め、二人の足を捕らえ、身動きを取れなくさせた。
「な、なんですか、これ!?」
「くっ……! 動けない……!」
「さぁ! どういたぶってやろうかなぁ!」
モカが二人に触れる──その瞬間、アイアが口角を吊り上げた。
「黙っていたぶられるほど、落ちぶれていません! 風術、散風!」
「なっ!?」
アイアが目の前に迫ってきたモカに、魔術を使用。その魔術がモカに直撃。
モカは咄嗟に両手を前でクロスさせて防御の体勢を取る。しかし、魔術の威力が凄まじく、モカは後方へ吹き飛んだ。
「アイアさん! 助かりました!」
「油断しないでください!」
「は、はい……!」
「へぇ……中々やるな……俺も侮ってられないな……! 土魔法・グランドバレッド!」
モカは立ち上がり、無数の土礫を生み出した。
そして、その無数の土礫をアイア達に向かって放った。
「あれはマズイ……! 風の秘術、鳥獣戯画! 鳥獣戯画・散!」
アイアは慌てて秘術を使用。
無数に現れた動物の絵達に、迫ってくる土礫を攻撃させていく。
「ユリアさん! 泡弾を!」
「は、はい! 水術、泡弾!」
アイアの鳥獣戯画に合わせて、ユリアの泡弾が土礫を阻止していく。
「チィ……! 厄介だな……! だが! 相手は女二人! 負ける俺じゃねぇ! 土魔法・ランドブレイク!」
モカが地面に拳を打ち付けると、そこから波のように土がウェーブし、アイア達に迫りくる。
「アイアさん!」
「はっ!? (対処が間に合わない……!?)キャー!?」
二人に土の波が直撃。二人は吹き飛んでしまう。
「「はぁはぁ……」」
二人はボロボロになり、倒れ込んでしまっていた。
吐血や出血をしており、立ち上がるのも苦しい状態だ。
「俺の準一級の魔法の威力はどうだ〜? 流石に効くだろ〜! これは俺が使える魔法の中で、一番強い魔法だからな!」
「それが聞けて……くっ……良かったです……! わざと攻撃を受けた甲斐があります……」
「あぁ?」
アイアは、ボロボロの状態で、震えながらもなんとか立ち上がる。
「この魔法があなたが使える最大の魔法なのであれば、もう恐れる事はありません……こちらも最大を出せます!」
「テメェ……まさか俺の限界を知る為に……!」
「ふふ。こちらも限界を出させていただきます! 風の秘術、獄嵐の選択!」
アイアが地面に両手を付くと、アイアの周りに嵐が巻き起こる。
「ユリアさん、少し離れていてください」
「は、はい!」
アイアに言われ、ユリアはアイアから距離を取る。
「な、なんなんだ、この魔術費の量は……!」
アイアの魔術費がぐんぐん上昇していく。それを感じたモカが、額に冷や汗を浮かべる。
「これが、今私が使える魔術の、最大です! 選択完了! 嵐術・第壱の圧、獄嵐昇竜!」
「これを受けたら、マズイ……!」
アイアの元から放たれる嵐。
全てを飲み込み、全てを吹き飛ばす威力の風。
直撃すればただでは済まない。
逃げようとするモカだが──、
「逃がしません! 水術、泡道!」
「うお!?」
離れた場所に立つユリアが、泡の道をモカの足元に作り、モカを横転させる。
そのおかげで、アイアが放った嵐がモカに直撃した。
「ぐあああああああああああああああ!?」
嵐に飲み込まれたモカは、吹き飛びどこかに行ってしまった。
「はぁはぁ……やり、まし、た、ね……」
「アイアさん!?」
アイアは、飛んでいくモカを確認した後、その場に倒れ込んでしまった。
魔術費を消費しすぎたのだろう。
そのアイアに、ユリアが駆け寄る。
「ヨミ、様……私、やりました、よ……」
アイアは、意識を手放した。




