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最弱の魔法使いが、女子の力を借りて最強に  作者: 龍  岳
第一章 絆 編【冒険者達との戦い】
71/138

ep.68 ユリア、アイアVSモカ・コツイ

 結局日曜日の投稿となってしまいました……!

 大変申し訳ございません……!


 ですが、十分に楽しんでいただけると思いますので、本編をどうぞ!

「風術、竜巻!」

「水術、泡弾(バブルボム)!」


 アイア、ユリアの二人が迫ってくるモカに向かって魔術を放つ。


「そんなの、効かねぇよ! 土魔法・グランドリップ!」


 モカが魔法を使用。

 アイアとユリアが立っている地面が歪み始め、二人の足を捕らえ、身動きを取れなくさせた。


「な、なんですか、これ!?」

「くっ……! 動けない……!」

「さぁ! どういたぶってやろうかなぁ!」


 モカが二人に触れる──その瞬間、アイアが口角を吊り上げた。


「黙っていたぶられるほど、落ちぶれていません! 風術、散風!」

「なっ!?」


 アイアが目の前に迫ってきたモカに、魔術を使用。その魔術がモカに直撃。

 モカは咄嗟に両手を前でクロスさせて防御の体勢を取る。しかし、魔術の威力が凄まじく、モカは後方へ吹き飛んだ。


「アイアさん! 助かりました!」

「油断しないでください!」

「は、はい……!」

「へぇ……中々やるな……俺も侮ってられないな……! 土魔法・グランドバレッド!」


 モカは立ち上がり、無数の土礫を生み出した。

 そして、その無数の土礫をアイア達に向かって放った。


「あれはマズイ……! 風の秘術、鳥獣戯画! 鳥獣戯画・散!」


 アイアは慌てて秘術を使用。

 無数に現れた動物の絵達に、迫ってくる土礫を攻撃させていく。


「ユリアさん! 泡弾(バブルボム)を!」

「は、はい! 水術、泡弾(バブルボム)!」


 アイアの鳥獣戯画に合わせて、ユリアの泡弾(バブルボム)が土礫を阻止していく。


「チィ……! 厄介だな……! だが! 相手は女二人! 負ける俺じゃねぇ! 土魔法・ランドブレイク!」


 モカが地面に拳を打ち付けると、そこから波のように土がウェーブし、アイア達に迫りくる。


「アイアさん!」

「はっ!? (対処が間に合わない……!?)キャー!?」


 二人に土の波が直撃。二人は吹き飛んでしまう。


「「はぁはぁ……」」


 二人はボロボロになり、倒れ込んでしまっていた。

 吐血や出血をしており、立ち上がるのも苦しい状態だ。


「俺の準一級の魔法の威力はどうだ〜? 流石に効くだろ〜! これは俺が使える魔法の中で、一番強い魔法だからな!」

「それが聞けて……くっ……良かったです……! わざと攻撃を受けた甲斐があります……」

「あぁ?」


 アイアは、ボロボロの状態で、震えながらもなんとか立ち上がる。


「この魔法があなたが使える最大の魔法なのであれば、もう恐れる事はありません……こちらも最大を出せます!」

「テメェ……まさか俺の限界を知る為に……!」

「ふふ。こちらも限界を出させていただきます! 風の秘術、獄嵐(テンペスト)()選択(オーダー)!」


 アイアが地面に両手を付くと、アイアの周りに嵐が巻き起こる。


「ユリアさん、少し離れていてください」

「は、はい!」


 アイアに言われ、ユリアはアイアから距離を取る。


「な、なんなんだ、この魔術費の量は……!」


 アイアの魔術費がぐんぐん上昇していく。それを感じたモカが、額に冷や汗を浮かべる。


「これが、今私が使える魔術の、最大です! 選択(オーダー)完了(クリア)(らん)(じゅつ)(だい)(いち)(あつ)獄嵐(テンペスト)昇竜(アッパー)!」

「これを受けたら、マズイ……!」


 アイアの元から放たれる嵐。

 全てを飲み込み、全てを吹き飛ばす威力の風。

 直撃すればただでは済まない。

 逃げようとするモカだが──、


「逃がしません! 水術、泡道(バブルロード)!」

「うお!?」


 離れた場所に立つユリアが、泡の道をモカの足元に作り、モカを横転させる。

 そのおかげで、アイアが放った嵐がモカに直撃した。


「ぐあああああああああああああああ!?」


 嵐に飲み込まれたモカは、吹き飛びどこかに行ってしまった。


「はぁはぁ……やり、まし、た、ね……」

「アイアさん!?」


 アイアは、飛んでいくモカを確認した後、その場に倒れ込んでしまった。

 魔術費を消費しすぎたのだろう。

 そのアイアに、ユリアが駆け寄る。


「ヨミ、様……私、やりました、よ……」


 アイアは、意識を手放した。

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