ep.50 いざ、調査開始!
「何? クロノスドラゴンの事を知りたい?」
「「「「はい!」」」」
ユリア達四人は、職員室を訪れていた。
職員室に入った四人は、一目散にミリアの元に向かい、唐突にクロノスドラゴンの事を知りたいと言いだした。
「突然大勢で押しかけてきて、何を言い出すのかと思ったら……」
「ヨミさんが眠ったままなの。それに、ヨミさんの手が一瞬ドラゴンの手のようなものになったの! それがクロノスドラゴンさんが関わってるんじゃないかって思って!」
「だから、できる範囲でクロノスドラゴンの事を知りたいと思ったんです」
「なるほどな〜……って、ヨミの腕がドラゴンに!?」
「声がデカい!」
「アデッ!? スカーレット、貴様……! 教師の頭を殴るとは、いい度胸じゃないか……! 内申点に響いても知らんぞ……!」
「や、やばっ!」
エルナに頭を殴られたミリアは、拳を作りながら憤った。
おそらく、エルナの内申点はかなり低くなるだろう。まぁ、それはどうでもいいとして。
「そっか。ヨミがそんなだと心配になるわな。でも、クロノスドラゴンの事か……学園の書庫になら、少しだがクロノスドラゴンにまつわる本があるかもな。よし。放課後、校庭に集合。書庫に向かうぞ」
「「「「はい!」」」」
こうして、放課後にクロノスドラゴンの事を調べる為に書庫に向かう事になった。
☆ ♡ ☆
「ヨミちゃんに付きまとってる子達は、どうやらクロノスドラゴンの事を調べに書庫に向かうらしいわよ」
「そうですか。それは好都合。我々にとってもクロノスドラゴンの事が知れるのはありがたいですからね」
とある部屋で、グルスと薄い緑色のドレスを身に纏った女性が話していた。
「それでは、偶然を装って同行しますかね」
「あなたが行ったら目立つでしょ。私に任せなさい。私なら自然に馴染めるわ」
「ふむ。それもそうですね。では、貴女にお任せします。できるだけ、情報を仕入れてください」
「了解。任せといて」
二人は解散した。
☆ ♡ ☆
放課後。
「集まったか。それじゃあ行くか」
校庭にミリアと、ユリア達が集まっていた。
全員が集まったので、書庫に向かおうとしたのだが……。
「あの〜……」
「あ、リエ先生。どうしたの?」
ミリア達の所に、リエが遠慮がちに近づいてきた。
それにいち早く気がついたエルナが、不思議そうに尋ねた。
「書庫に行くんですよね……? 私も一緒に行ってもいいですか?」
「私は構わないが……お前らは?」
「別にいいですよ〜。ねぇ?」
「「「えぇ(はい)」」」
「ありがとうございます!」
そうして、書庫に向かうメンバーに、保健医のリエが加わった。
この続きは今日中に投稿したいと思います……!
少し時間がかかってしまいますが、楽しみに待っていていただけると幸いです……!
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