表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/138

ep.49 ヨミに訪れる新たな異変

「断罪・斬!」


 ワーイは走って剣を回収し、ヨミ達に向かって技を放つ。

 が──、


「ふん!」


 その攻撃を、クロノスドラゴンがいとも簡単に弾いてしまう。


「なっ……!?」

「この程度の攻撃で、我にダメージを与えられるとでも思っているのか?」

「くっ……! だったら、火炎放射(ファイアーブレス)!」


 ワーイが両手を前に突き出し、そこから火炎放射を放った。


「バリアを張れ」

「はい! 業火、(えん)()(へき)!」


 火炎放射をヨミがバリアで防ぐ。そして──、


「本物のブレスを、見せてやる! 最古術、龍の息吹(ドラゴニックブレス)!」

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


 クロノスドラゴンが、ワーイのものとは比べ物にならないくらいの威力の火炎放射を放つ。

 それがワーイに命中。ワーイは黒焦げになり、その場に倒れた(気を失っただけ)。


「ふん。雑魚が。我の眠りを妨げた事、本来であれば万死に値するぞ」


 倒れているワーイに、唾を吐くクロノスドラゴン。よっぽど眠りを妨げられたのが嫌だったのだろう。


「ヨミ!」「ヨミ様!」「ヨミ君!」「ヨミさん!」


 クロノスドラゴンの隣に立つヨミの元に、ユリア達四人が駆け寄ってくる。


「あ、皆さん、大丈夫でした……か──ぐっ、ぐわあああああああああああああああああ!?」

「「「「っ!?」」」」「っ!?」


 突如、ヨミが頭を抱えてその場にうずくまった。


「よ、ヨミさん!? ど、どうしたんですか!?」

「ヨミ君!?」

「ヨミ様!?」

「ちょ、ちょっとクロノスドラゴン! 何が起こってるの!?」

「こ、これは……マズイ……! 召喚(サモン)、解!」

「ぐあああああああああああああああ!? うぅ……!? うっ……」


 クロノスドラゴンが姿を消すと、ヨミは気を失い倒れた。


「急いで医務室に連れていきましょう!」

「そうですね! エルナ、ミャナさんの二人は、他の二チームの方々に【雷撃の閃光】を拘束するようにお願いしてください」

「「分かった」」

「私達はヨミ様を医務室に」

「はい!」


 ユリアとアイアの二人がヨミを抱えて、医務室へと向かう。

 エルナとミャナの二人は【灼熱の陽炎】【冷獄の冰血】の元に、ワーイ達を拘束するように伝えに向かった。


「な、なんだったの、あれは……」


 シスタリーが、呆然と立ち尽くしている。


「し、シスタリー、なんか来ますよ?」

「え……?」


 アスタリーが、呆然とするシスタリーに声をかける。

 シスタリーが前を向くと、エルナとミャナが走ってきていた。


「皆さん、お願いがあります」

「わ、私達に?」


 エルナ達は、未だ状況を飲み込めていないシスタリー達にワーイ達を拘束するように頼んだ。


 ちなみに、【灼熱の陽炎】の三人の姿はなかった。


 ☆ ♡ ☆


「はぁはぁ……」

「ヨミさん……」


 窓で仕切られた、集中治療室の中で、ヨミが苦しそうに息を切らしながらベッドに横になっている。

 その様子を窓の外から、ユリアとアイアが心配そうに見つめている。

 と、そこにエルナとミャナが合流した。


「ヨミの様子は!?」

「命などには別状はありませんが、意識が戻らず、呼吸が乱れたまま元に戻らないと……」


 アイアが説明する。


「そう……」

「ヨミ君……」


 二人が窓の中のヨミを心配そうに見つめる。ミャナに至っては目元に涙を浮かべている。

 と、その時──、


「「「「えっ!?」」」」

「い、今、見ました……?」

「え、えぇ……ヨミ様の手が……」

「ヨミの手が……」

「ヨミ君の手が……」


「「「「ドラゴンの手みたいになった!?」」」」


 眠るヨミの左腕が、一瞬だが、ドラゴンの腕のようなものに変化した。

 すぐに元に戻ったが……。


「い、一体、何が……?」

「もしかして、クロノスドラゴンがヨミ様に宿っている影響、とか?」

「あのドラゴン、ヨミを侵食してるってか!」

「いや、ただの憶測でしょ。決めつけはよくないと思う」

「そう、ですね。ですが、その可能性を念頭に置きつつ、調べてみましょう。ヨミ様に何が起きているのか」

「「「えぇ(はい)」」」

 お楽しみいただけましたでしょうか?


 クロノスドラゴンがなぜあんなに慌てていたのか、ヨミに起こった異変はなんなのか。

 今後徐々に明らかになっていきますので、考察などをしながら楽しんでいただけますと幸いです!


 この続きは、日曜日に投稿したいと思っております!


 面白いと思っていただけましたら、ブックマークをよろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ