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ep.15 増える同棲メンバー

「シーズ、ヨミと同室でもいいか?」

「はい。構いません」

「そうか。なら──」

「ちょぉぉぉぉぉっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!」

「なんだ、スカーレット」


 廊下で、ミリアとミャナが話していると、そこにエルナが鬼の形相で叫びながら走ってきた。


「なんだ? じゃないですよ! なんでこの女がヨミと同室なんですか!?」

「シーズはヨミと仲が良い。それに、シーズがヨミと間違いを起こしたいと言っているからな」

「いやいや! 教師がそれを許可しちゃ駄目でしょ! それに、あの部屋はもう誰も入れないですよ! 四人で精一杯です!」

「ヨミ君を、独り占めする気? そんな事は許さない」

「っ!?」


 ミャナの睨みに怯むエルナ。


「あ、あんたヨミの事、どう思ってんの?」

「好きですよ。一人の男性として」

「「っ!」」


 ミャナは即答した。なんの迷いもなく堂々と。

 それを聞き、二人は目を見開いて驚いた。

 ここまで堂々と「好き」と言う人は初めてだったから。


「私はヨミ君が好き。世界一好き。彼に触れたい。彼に触れてほしい。私をもっと知って欲しい。彼の事をもっと知りたい。私は、ヨミ君が宇宙一好き」

「わ、分かったから! も、もういい! 聞いてるこっちが恥ずかしくなるから! それに、世界一って言ってたのが一瞬で宇宙一になってるんですけど!」

「わ、私もここまでとは、予想外だった」


 エルナとミリアの二人は、顔を赤らめ、照れていた。


「それで? 私はヨミ君と同室でいい?」

「しょうがないから、いいわよ!」

「じゃあ先生、さよなら」

「あ、あぁ。さよなら……」

「あ、ちょっと待ちなさい!」


 ミャナはミリアに挨拶をし、その場を去った。その後を、エルナは叫びながら追って行った。


 ☆ ♡ ☆


「ただいま」

「あ、お帰りな……さ……い……?」

「こんばんは、ヨミ君」

「みゃ、ミャナさん? ど、どうしてここに……? ま、まさか……!?」

「うん。私もここに住む事にした」

「え、えええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」


 ヨミの叫びに──、


「ど、どうしました!? ヨミさん!?」

「どうしたの、ヨミ様!?」


 バスタオル一枚巻いただけの、ユリアとアイアが出てきた。


「あ、あれ? あ、あなた……」

「ミャナ・シーズさん……?」

「裸の女が二人……しかも巨乳……負けられない……!」


 ミャナは二人の体を見た後、自分の胸を見て、拳を握りしめた。

 ミャナのおっぱいはAカップで皿形。俗に言う貧乳だった。

 ミャナは、自身の胸がコンプレックスだった。だが、ここに来て、そのコンプレックスを乗り越えなければと思った。


「私も今日から、ここに住みます」

「「え、ええええええええええええええええ!?」」


 今度は二人が叫んだ。

 その叫びは、学園中に響き渡ったと言う。


 ☆ ♡ ☆


『よ、ヨミ様……んっ』

『アイアさん、もっと顔を見せて』

『は、恥ずかしいですわ……感じてる顔を見せるなんて……でも、ヨミ様になら……』

『じゃあ、見せて? もっと気持ち良くさせるから』

『は、はい……♡ もっと触ってください……♡』


 ヨミの手が、アイアの胸に伸び──。


『よ、ヨミ、駄目っ!』

『駄目? じゃあ、止める?』

『え、なんで……』

『だって、駄目なんでしょ?』

『う、うぅ〜……駄目なんだけど、駄目じゃないの!』

『はっきり言ってくれないと分からないよ?』

『うぅ〜……さ、触って!』

『どこを?』

『お、お……お尻!』

『触るだけ?』

『も、揉んでほしいの! 沢山揉んでほしいの! ねぇ、お願い……意地悪しないで、早く触ってぇ……』

『ごめんごめん。じゃあ触るから、いっぱい気持ち良くなって』

『う、うん……♡』


 ヨミの手が、エルナのお尻に伸びて──。


『ヨミ君、私のおっぱいはちっちゃいけど、それでもいい……?』

『もちろん! 例え小さかったとしても、おっぱいはおっぱいだから! それに』

『そ、それに……?』

『小さいおっぱいは、感度がいいって聞いたことがあります! だからミャナさんのおっぱいは敏感、かもですね!」

『び、敏感!? た、確かに自分でする時、すごく気持ちいい気が……はっ!?』

『ふふ。自分でいじってるなんて、ミャナさんはエッチなんですね♪』

『え、エッチな子は、き、嫌い……?』

『いいえ。大好きですよ♪ だから、いっぱい感じてください♪』

『うん♡ 沢山触って♡』

『分かったよ、ミャナ』

『っ〜〜〜〜〜〜〜〜♡』


 ヨミの手が、ミャナの乳首に伸び──。


『ヨミさん♡ ヨミさん♡』

『ユリアさん! ユリアさん!』

『ヨミさんの好きなようにしてください♡』

『はい! ユリアさん、すっごく可愛いです♪』

『っ〜〜〜〜〜〜〜! み、耳元でそんな囁くなんて、反則ですぅぅ♡』

『ユリアさん、もう我慢できないんで……』

『はい……♡ 来てください……♡』


 ヨミが、ユリアに覆いかぶさり──。


「ユリアさん、エルナさん、アイアさん、ミャナさん、おはようございます!」

「「「「っ〜〜〜〜〜〜〜!」」」」

「ん?」


 ヨミが四人に挨拶をすると、四人は顔を真っ赤にして、その場にうずくまってしまった。


(わ、私、夢でヨミさんと……! な、なんと言う夢を……! 恥ずかしすぎて、ヨミさんのお顔がまともに見れません……!? それにしても夢の中でのヨミさんは、積極的でしたね……って、そんな事言ってる場合じゃないです〜〜!)


 ユリアは、頭をブンブン振っていた。


(ど、どうしよう!? ヨミの顔が見れない……!? 夢でヨミが私のお尻を……っ〜〜〜! 恥ずかしすぎて死にそう〜! でも、夢の中のヨミ、言葉使いが男らしくて……って、そんな事言ってる場合じゃない〜!)


 髪をかきむしるエルナ。


(ど、どうしましょう……ヨミ様の顔が見られません……!? ヨミ様におっぱいを揉まれる夢を見るなんて……私、溜まっているんですかね……? いつも隠れてしているのですが、足りないのでしょうか……? でも、夢の中のヨミ様、オラオラ系で格好良かった……って、そんな事を言ってる場合じゃ……!)


 うずくまりながら、取り乱すアイア。


(よ、ヨミ君と目を合わせられない……!? 大好きなヨミ君なのに……! でも、夢でヨミ君に私の敏感な所を……♡ 夢の中のヨミ君、可愛くて、格好良かった……て、今はそんな事を考えてる場合じゃなかった……!)


 床に額をこすりつける、ミャナ。


 四人がヨミとまともに会話できるようになったのは、放課後だった。

 ヨミは、四人に嫌われてしまったと思い、放課後に土下座をした。

 それを受けて四人は、逆に謝罪をした。

 夢を見た事は言わなかったが、ちょっと恥ずかしくてと、上手く言い訳をして。

 その日から四人は、ヨミを不安にさせないようにしようと、話し合い決意するのだった。


 ちなみに、四人がヨミとのエッチな夢を見た事でレベルが上がり、ユリアのER・Lvが十から二十五。

 エルナのER・Lvが六から十五。アイアのER・Lvが四から十五。そして、ミャナのER・Lvがゼロから八になっていた。

 そして、ユリアのおっぱいは大きくなり、なんと、ミャナのおっぱいも大きくなっていた。

 ユリアはHカップに。ミャナはAからDになっていた。

 後日、二人は下着屋さんに行くことになった。


 なぜかヨミのMH・Lvも上がり、二十から四十五になっていた。

 連続投稿です!


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