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最弱の魔法使いが、女子の力を借りて最強に  作者: 龍  岳
第一章 絆 編【人間の悪意】
128/130

ep.123 ヨミVS四人組 ③

「だいぶ弱ってきたな! ここで一気に決める!」


 リョウヤは、大剣を構え、大技を放つ準備を始めた。


「くっ……マズイ……!」


 ヨミはバリアを張ろうとした。だが──、


「防御はさせません」

「くつ……!」


 力を使おうとするヨミに、ミヤビが銃弾を放つ。

 それにより、ヨミは力を使う為に必要な集中ができない。


「いいぞ! どけ!」


 準備が整ったのか、リョウヤが叫ぶ。

 そして──、


(じゅう)(しん)()(そう)()(せん)(くう)(こう)!」


 大剣を大きく振り下ろし、そこから剣閃を放った。

 その剣閃は、時空の裂け目のような形をしており、紫や黒など、深淵の色をしていた。


「っ……!?」


 その剣閃がヨミに直撃し、大きな爆発が発生した。


「ふぃ〜。やっぱこの技は中々に疲れるな」

「私達の中でこの技をここまで操れるのはリョウヤだけです」

「そうだよ。使えるだけですごいことなんだから」

「そ、そうですよ……! 私なんて、武器を操るだけで一苦労なのに……」


 など、四人は一箇所に集まって話している。


「任務完了だな」

「合図をして、みんなに知らせないとね」

「なんとかなってよかったです〜……」


 と、三人と話していると──、


「まだ、終わっていません」

「「「?」」」


 ミヤビが、ヨミのいた所を睨みながらそう言う。

 それを受けて三人も、ヨミの方を見る。

 と、爆発で発生した煙がゆっくりと晴れていく。


「「なっ!?」」「えっ!?」


 煙が晴れ、そこにいたのは──、


「この気配、この力……()(しん)(りゅう)の力だな。どういう事か、詳しく聞かせてもらおうか」


 雰囲気がまるで違うヨミ? が、そこに立っていた。無傷(・・)の状態で。

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