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最弱の魔法使いが、女子の力を借りて最強に  作者: 龍  岳
第一章 絆 編【人間の悪意】
123/129

ep.118 ゴーザVSエルナ ③

 ボロボロの状態で、ゴーザと対峙するエルナ。

 ヨミから貰った剣はゴーザに奪われているが、剣を使えない訳ではない。


「雷術、(らい)(けん)!」


 エルナは、雷の短剣を二本生み出し、ゴーザに向かって構える。


「ほう。魔術で生み出した剣か。しかも属性でそれを生み出すとは。そこの実力だけは評価できるな」

「あんたなんかに評価されても、嬉しくもなんともないわ!」


 エルナは、ゴーザ向かって行く。


「ハァァァァァァァァァ!」

「ふん!」


 エルナの右手の剣の攻撃を、ゴーザは左手で受け止める。


「くっ……! まだこっちが……!」

「無駄だ。ふん!」

「ぐっ……!」


 エルナが左手に持つ剣で攻撃しようとするが、それをゴーザはエルナから奪った剣で弾いてしまう。


「ふん!」

「うっ!? がぁああ!?」


 そしてゴーザは、剣を弾いた後そのままエルナの左太ももを突き刺した。

 エルナの太ももからは大量の血が。


 剣の刃にエルナが血が伝う。

 そして──、


「があああああ!?」


 ゴーザが、突き刺した剣を勢いよく引き抜く。

 すると、エルナの太ももから大量の血しぶきが。

 刺された箇所は穴が空き、そこから血が溢れ出している。


「ふっ」

「がっ!?」


 ゴーザは左手で握っていたエルナの短剣を離すのと同時に、エルナを放り投げた。


「くっ……! はぁはぁ……!」


 エルナは、左太ももを左手で押さえながら、右手で短剣を構える。


「無駄だ。その足ではもう思うように動けまい。大人しく、ここで死ね」

「んな訳には、いかねぇんだよ! 私は……私達はヨミと約束したんだ! 絶対に戻ってくるって!」

「この世に、絶対などないんだよ!」


 ゴーザが、エルナに向かって剣閃を放つ。


 その剣閃は、一直線にエルナに向かって行き……。

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