表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱の魔法使いが、女子の力を借りて最強に  作者: 龍  岳
第一章 絆 編【人間の悪意】
120/129

ep.115 リムリVSミャナ ④

 面を開いた扇が、ミャナに猛スピードで向かっていく。


(まだ二回しか使えないから、温存しときたかったんだけど……そんな事言ってる場合じゃない……!)


「剣技術・刀舞剣乱/ER式!」


 ミャナは一旦剣を鞘に収め目を瞑る。そして、目を見開き剣を抜刀する。


「ハァァァァァァァァァ!!!」


 抜刀した剣を、降ってくる扇に向かって振る。

 扇の力が凄まじく、ミャナの剣とぶつかり合うとカチャカチャと甲高い音が鳴っている。


「こんなのぉぉぉぉぉぉ!!!」


 ミャナが剣に力を込めると、ミャナの力が扇に打ち勝った。


「あら」


 扇が空高く吹き飛ぶ様子を見て、リムリは少しばかり驚いたような声を漏らした。


「はぁはぁ……!」


 ”数十枚の花びら” が着地したミャナの周りに舞う。

 ミャナは肩を上下に揺らすほど、激しく息を切らしている。


「驚いたわ〜♡ まさかこの攻撃を弾き返すなんて〜♡」

「はぁ……こんなの……はぁ……余裕よ……!」

「とても余裕には見えないですけど〜♡」

「はぁはぁ……! うっさい!」


 ミャナは過呼吸になりそうな程、息を切らしなんとか呼吸をしている。


「じゃあ〜♡ これは、どうです?」

「……? はっ!?」


 リムリが不敵な笑みを浮かべた。

 それを見てミャナは嫌な感じを抱いた。そして、気配がする空を見上げると、そこには先程弾いた扇が、水を纏いながら落下してきていた。


「嘘……」

「これは〜♡ 止められないですよね〜♡」

「こんなの……!」


 ミャナは再び剣を鞘に収め、落下してくる扇と対峙して……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ