表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱の魔法使いが、女子の力を借りて最強に  作者: 龍  岳
第一章 絆 編【人間の悪意】
118/130

ep.113 リムリVSミャナ ②

 猛スピードでリムリに肉薄し、距離を詰めたミャナは、剣を横一文字に振るい──、


「剣技、一閃!」


 技を使用した。

 その技の威力は凄まじく、二人がいる場所を起点に大きな爆発が起こり、砂埃が舞った。


 その砂埃の中から出てきたのは──、


「ぐはっ……!」


 ボロボロになったミャナだった。

 ミャナの体はあちらこちら出血しており、さらに飛び出して来た際の落下時に大量に吐血をしてしまった。

 ミャナはボロボロになっている。果たして、リムリは……。


「んふふ〜♡ あなたの力ってこの程度なんですか〜?」


 なんと、無傷だった。

 リムリは何事もなかったかのように、その場に立っている。


「くっ……なんで……! なんで効かないの……!」


 地面に這いつくばりながらも、なんとか立ち上がろうとするミャナ。剣を地面に刺して立ち上がろうとしているが、中々できない。


「あ〜正確にはあなたの攻撃は、私に効いてますよ〜♡」

「じゃあ、なんで……なんで無傷なんだ……!」

「それはまぁ〜、 ”一度死んでリセットされてる” からでしょうね〜♡」

「…………………はぁ?」


 ミャナは、リムリが何を言っているのか全く理解できなかった。


 一度死んでリセット? 何を言っているのか。


 人は一度死んだらその時点で終わりだと言うのに。


「あんた……何言って……」

「あ〜別に理解する必要はありませんよ〜♡ どうせあなたはここで、死ぬんですから♡」

「っ!?」


 リムリは、右手に持っていた扇を上に投げた。

 すると、リムリの頭上で扇が分身。

 一本だった扇が、五本に増えた。


「本当はまだ増やせるんですけど〜、あなた相手にはこのくらいがちょうどいいですよね〜♡ さぁおゆきなさい、()(へい)の扇よ!」


 五本の扇が、ミャナに向かって行く。

 閉じた状態なので、速度が凄まじい。このままミャナに直撃すれば、大怪我どころでは済まないだろう。


「くっ……!」


「ふふ♡ これで、終わりですね♡」


 五本の扇はミャナ目掛け一直線に落下する。

 ダメージが大きく、機敏に動けないミャナは一体……!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ