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真 『 神々の黙示録 』  作者: 関口 信造
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《 序章 》 〈 第二話 〉 鏡中の宇宙

修正完了! 2018、12,13 / シンゾウ

( 推奨 BGM ) ヨハン・シュトラウスⅡ作曲 

 『美しき青きドナウ』 カラヤン&ベルリンフィル

https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=jc5iFBxDMGc



 


  いってらっしゃいって言われても、

  私はただ鏡の中を見られればそれでいいのに?


私は首を傾げながら鏡の方へ視線を向けると、その鏡の中には ・・・


  あっあああー、あの~お二人が鏡に映っているではないか?     

  

あれっ? しかも凄くお楽しそうに、手まで振っておられる ・・・・・

が、しかし、何事が起きているかは分かった。


  体が自然に硬直している。


何故って、わたしは~すでに~かがみ~の中だ!

はめらっ、いやっ、だまされた~~!


私の周りは三百六十度、無音の暗い空間 ・・・

でも小さな光の粒が、たくさん見える ・・・? 


 しかも背中が妙にあったかい。

 小さい光の粒?これは星なんかじゃない!


  そう、断じてここは ・・・ うちゅうちゅ・・・

  違うちがう! うう~、ふっ震えがあ ・・・


    「 いやだああああ~!」


 私は両手で頬を押さえた。これじゃあムンクの叫びだ~。

 もしくは、ケロロ軍曹だあ~。 

         

    ゲェ~~ロオオォーーッ!!


 《 あのね、そんなことはいいですから、

     早く後ろを見ないと危ないですよ。》


  これまた楽しそうに叔父様の神様は鏡越しにおっしゃった。

  隣のスミレ様ときたら、

  かなりのオーバーアクションで手を叩いて大爆笑である。


《 おじさまった~らサーイコー、

    キャッキャッ、ふんふふんふ ふ~ん♪ 》


挿絵(By みてみん)



  うう、なんて神様だ。こんな時にスキップですか。

  こっ、これは絶対危険だ。

  後ろを振り向いてはいけな ・・・ い。


私は振り向かない。ふりむ ・・・ うん? 体が勝手に動いてゆく~。

直立不動で金縛り~。 私は神様のおもちゃ~。


 ででで、でもでもでも、やっぱり太陽だぁけど ・・・

 い、いかん、ちかちかちかっ、近すぎるでショー ・・・


・・・ ああ~太陽フレアがあ~頭の上をををを ・・・ 死ぬ ・・・

・・・・・・ 有り得ない有り得ない ・・・ あう、ああう~。

ここまで太陽に接近したのはぁ、人類初の快挙であります ・・・・

・・ しかも生身?で~ ・・*人工衛星ひのでぇ~ も 真っ青 ~~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・  あっ、あぶっ ・・ *%$# ・・・ おう? 

・・・ あ ・・・・・・ あ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 

・・・・・・・・あ、拙者も武士の端くれ、なんのこれしき、

気など失っている場合ではないわ ・・・ がががが、


 ガツンと言わねば、ははは、はあ~~~


かッかッ、


「 神様、スミレ様、助けてください。

  こんなに近いと熱いやら恐ろしいやら、

   フレアの直撃を受けそうで危ないです。

     お願いです。ちっ地球に戻して下さいぃ~~!」


     私は気を付けの姿勢のままで必死に祈った。

     はあ ・・・ 武士の面目丸潰れでござる。




            《 あ~ら、御不満のようね。》




 エッ ・・・ な、なんか隣から声がするのだが、首が動かない。

 仕方なく目線だけを右下に恐る恐る向けた。


あっ、あれ? なんか妙に丸くて、白い大きな雪だるまっぽい何かが

私と同じ向きで漂っている。

これって、この場面どこかで見たことがある。


  そうそうトトロの 「雨のバス停」 の場面と似てる。


ただゴーストバスターズのマシュマロマンや雪だるまではなさそうだ。

手足や胴が丸っこくて異常に短い。寸足らずだ。完全二頭身。


その大きな顔には三本の髭。

真ん中には小さい鼻がポチッと付いていて、

目は黒目だけの縦長楕円形?


 頭の上には三角の耳が付いている。


  それに赤い ・・・ リ、リボン! えっ、きっ、キティちゃん?


   拙者は絶句した ・・・


キティちゃんの衣装は、相当アンバランスな例のスミレ様のお召し物が

着せられているではないか。


 まさか、着ぐるみ? それとも変身?・・・

  

  これって本当にスミレ様?


えっ、そっ、それにしても悪趣味だし不恰好。

私は笑いを堪え切れず、

「 ぷっ 」 と吹き出したが、すぐある事を思い出した。


  私の思ったことが神様には筒抜けであることを ・・・・

  あ、案の定さっきから妙に静かなお隣のキティ様から、


   ただならぬ殺気が ・・・


横目で見ると白いこめかみの辺りに、漫画で良く見る怒りマークが ・・・

   

  ついでに目から怒りの炎が ・・・

  ついでに ズゴゴゴゴゴ~ッ って字幕が ・・・

 

    ちっ 血の気が失せて震えが ・・・ さささ、さむっ。


   

「 スッ、スミレ様、申し訳ございません。

  あのぉ 悪気はございませんですし、

  そんな変なコスプレされるとおかしくて ・・・ 」



   あっいかん! 凄い殺気と言うかオーラが轟々と燃えて、

   白くて短い毛が金色に光って逆立ってきた。


    えっ、スーパーサイヤ人 じゃなくて、

    スーパーキティちゃん!!!???



 「 あの、お怒りは分かりますが、目付きが悪過ぎると ・・・ 」


《 おっだまりなっさ~い!!


  さっきから黙って聞いていれば、

   雪だるまだのトトロだの悪趣味で不恰好だのと、

    おまけに馬鹿にして笑ってくれたわね!


    そんなふうに言われた上に笑われたことなんて、

    ここ一万飛んで八百と三十五年程無いわよ。

   言ったのはあそこにおられる叔父様よ。》



 鏡の奥で、気まずそうに叔父様の神様がお手を振られた。



《 あなた、その程度のレベルでしかないのに、

 いい度胸しているわよね。覚悟はよろしいかしら。》


 「 あっ、ははは、ハイ、も、申し訳ございません。

  心を入れ替えて何でもおっしゃることを、い、致しますので、

  ど、どど、どお~かお許し下さいませ~。」


《 へぇ~何でもするんだ。じゃ~あ、何にでもなって頂こうかし~ら~♪ 》


 「 へっ、何にでもなるって?・・・何のことでございましょう。」


《 ん~っと、何がいいかしら、あっそうそう、あれがいいわね。》



  すると、お決まりのように魔法のステッキが出てきてって、

  このステッキはスミレ様の、なが~い髪の先に付いていた、

  あの龍が持っていた物だ。そのステッキを左手にお持ちになり、

  とってもかわいくプリティにこうおっしゃった。



《 ふん、お世辞言っても遅いのよ。

  え~い!うっさぎっにな~あれっ!☆☆ 》



  スーパーキティ様は、じゃなくてスミレ様は魔法のステッキの

  二重螺旋部分を右にくるくる廻された。あれって回転するんだ。


    すると、リリリリリ~~ン☆ とか音がして、


 ステッキの先からキラキラと光が出て私の体を包み込んだ。


すると、やっぱりお決まりのように煙が ボワッ と出て、

あれっ、体が縮んだ ・・・で、何かに変身したらしい、

じゃなくてウサギになった筈だが?・・・

  

 でも、電撃じゃなくて良かったあ~。

 ほんと電撃じゃあ洒落になんないし、

 へたするとアフロになっちゃうからねって、


   いやいや問題が違うだろ ・・・ 


    う~わ~どうしよ 。私は頭を抱えた。



《 ねっ、信造殿はうさぎ年生まれだから丁度いいでしょう。

  とってもカワイイわよ~ん。ほほほほ~。》



   スミレ様は、とっても愛らしいお顔  

  ( 元のキティちゃんにお戻りになられて )でおっしゃった。



 「 ははは、はあ、よくご存知でいらして・・・」



  ・・・むむ。妙だ。


頭を抱えたと思ったが、手が短くて届かずに、ほっぺで止まっている。

ガ~~~ン!まさか、カエル軍曹か?


  でも体は白いし、これは何だ? ピンクの頭巾か?

 それに皮膚感覚がおかしい。


何か、ふわふわフカフカだし、あたまがいじょうにおおきい ・・・

ありゃま、うさぎってこんなんだったかしら?


てはまるくて、ゆきだるまかな ~~?

これじゃあパソコンのキーボードうてないわね ・・・ 


  あれっ? こえまでへんだわね ・・・ おんなのこだわ ・・・


    でもネ、あたし、きにしないの。

      だって、とってもゆかいでたのしいきぶんなの~♪



《 は~い、おおきな鏡ですわよー。》



 あたくしは不適切発言の多い、

 マイメロ化した信造の前に大きな鏡を差し出したって、

 わっ、私が、一々説明するの?  


   ナレーター? 何よそれ~ ・・・



 「 わ~い、キティちゃんだ。かわいい~、

  そのいしょう、とってもおにあいよ。うふっ、なでなで ・・・」



《 あ、あのね、気安く触らないでくれる。》



  はあ~、同じ背丈にしちゃったのが間違いよ。

  せっかく驚かせてあげようと思ったのに、

  鏡を無視するとは、こやつどうしてくれよう。


はあ~ ・・・ しかし、何で私が作者でもないのに

こんなナレーターやらなきゃいけないの・・・って

言ってもしょうがないか。


私がこのキャラに変身させちゃった訳だからねえ~~ 

性格まで同じにさせたのが失敗よ。


  ぶつぶつぶつぶつ ・・・ 


    わたくしったら手抜きすることしないからね~。


      完璧過ぎるのよね~。



        はあ~ ・・・ ぶつぶつ ・・・








以上、修羅場の場面をお送りしました。ですがスガスガ ・・・

まだまだ、修羅場は続くのでありました。ああ~~!



ところで、あなたはマイメロをご存知でしょうか?


サンリオの人気キャラなのですが、

キティーちゃんほどメジャーではありません。

がしかし、アニメを見れば、はまりますよ。


私は以前、甥っ子が遊びに来た時に嫌々一緒に見たのが始まりで、

その後も放送終了まで見ておりました。


ではイラストを貼り付けると、著作権の問題が生じますので、

サンリオと大阪テレビのURLを貼っておきます。


http://www.sanrio.co.jp/special/mymelody/

http://www.tv-osaka.co.jp/mymelo/index.html


ピアノちゃんを是非チェックしてください。

直に登場してまいります。


ピンクの羊ですよ。

あ、それと歌ちゃんも忘れずに ・・・


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