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真 『 神々の黙示録 』  作者: 関口 信造
23/47

《 序章 》 〈 第二十話 〉 悪魔の偵察隊

     修正完了! 2018、12、18 シンゾウ



《 キャラクター&キャスト 》


総  帥 サタン (ルシフェル/クラウド) アントニオ・バンデラ〇


  彼を知らない方へ、下記をクリック! イケメンですよ~~!

    画像集 アントニオ・バンデラス 

https://www.gettyimages.co.jp/写真/アントニオ・バンデラス?sort=mostpopular&mediatype=photography&phrase=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%A9%E3%82%B9

  映画 PV デスペラード

https://www.youtube.com/watch?v=Tu4Hnbor9rI


( 七大悪魔 ) 

  通説の呼称を無視し、私が命名致しました。

  あたくし作者なので職権乱用です!

  悪魔ちゃん、ごめんなさいね ・・・


司令長官 アンドラスタ / ジョージ・クルー〇―

将 軍 グリオス    / アンソニー・ホプキン〇

将 軍 オルゴラン   / トミー・リー・ジョーン〇

将 軍 バクスト    / ウイル・スミ〇

将 軍 ドルン     / ウェズリー・スナイプ〇

将 軍 シアニード   / アンジョリーナ・ジョリ〇

将 軍 フレッタ    / アン・ハサウ〇イ



(推奨BGM)

 Queen - Innuendo イニュエンドウ

https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=cpys1c3jCNs


=================================  



   二〇XX年十二月十八日(木) 23:30

      カウントダウン ( 79:30 )


(執筆当時の作者時間) 二〇〇九年五月二十九日(金)午前一時




   我等が駒沢公園を抜けて上昇していたその時、見えました。

  「神の光玉」の光の輪郭が ・・・何と美しいことでしょう。


  この輪郭は結構厚みがあるようで、

  まるで地球の成層圏の青い輝きと似ています。

  ただ、部分的に光の強弱や、くすんだ所が見受けられます。

               

   その時、三十郎様が眉を(しか)めて仰せになりました。


《 居たな、あの馬鹿者めが、おぬしにも分かるじゃろう、

 あの黒光りした魂が・・・》

                       

「・・・とおっしゃいますのは、

 光玉外の横浜付近に(うごめ)く邪気を帯びた光の中に、

 一段と強い邪気を放つ光の事で御座いますね。」


《 その通りじゃ。

 いいか良く聞くのじゃ、そして目に焼き付けよ。


 あれは邪神軍の「アンドラスタ司令長官」じゃ。

 奴は「サタン総帥」の右腕じゃ。


 サタンの命で偵察に来たのじゃろう、部下は数万居るわ。

 奴は、邪神軍の中では最も冷徹で狡猾で、

 飴と鞭をうまく使い分ける戦術を得意としている。


 勿論、腹では部下など単なる捨て駒位にしか思ってはいないがな。》


    チュウチュウ! 


「 邪神アポフィスの手下ということで御座いますか?。」


《 何故、邪神の名を知っておる?》


「 知っているというか、

 魂に焼き付けて頂きました ・・・スミレ様に。」 


      チュウカ。  ルンルン♪ ルンルン♪


《 ほう、そうか。では臆病者で卑怯者で、

 最低な馬鹿者である事もお教え頂いたか?》


「 はあ? いいえ、そのようなことは ・・・

 私が見たのは、十二神将をも恐れぬ、

 大胆不敵な奇襲を仕掛けようとした邪神という、

 スミレ様の恐るべき演出で御座いました。」 フンフン♪ フンフン♪    


《 ははは、さもありなんじゃな。


いいか、奴は臆病で用心深い、故に面に出すのはいつも部下だけ。

わしもここ数千年は奴の姿を見てはおらぬ。


邪神軍を任されているのは、サタンじゃ。

全ては奴が作戦指揮を取っておる。


 その作戦を、忠実に完璧に遂行するのが生き甲斐、

 というのがアンドラスタ司令長官ということじゃ。》


「 ところで、そのアポフィスは、

 一体何処で何をしているのでございますか?」

    

         コレイイカンジ♪ ルンルン♪


《 奴は、地球マントル深くに亜空間を造り、

 そこと本拠地 「 小惑星アポフィス 」

 その他の小惑星に次元光廊で繋げておるのじゃ。


幾つかの拠点を行ったり来たりして、所在を解り難くしておる。

それが臆病者たる所以じゃ。


 わしの様な下級の神には所在は分からぬが、

 上級以上の神々は把握出来ておる。

 その辺は下級の神の鍛えなのじゃ・・


  それと奴が普段何をしているのか?


 ・・・それは、ピアノで演奏と作曲をし、

 部下の楽団を指揮して演奏を楽しみ、

 それ以外は盆栽の手入れをしながら、

 メソメソと自作の絵を眺めている・・・


  というのがわしの掴んだ情報だ。


 奴は芸術の才能に秀でておるのじゃが・・

 プライドが高過ぎて、己の才能より優れた神に喧嘩を吹っ掛け、

 それに敗れたばかりか大神様に

 お叱りを受けたのが我慢出来なかった。

 それが原因で不平不満を募らせ果てには邪神に堕ちた。


  全く男神の風上にも置けぬ奴じゃ。

  終いには妻に逃げられ行方知れずじゃ。》 

 

   アホアッホ、アッポヒチュウ!


    デキタッデチュウ♪ ビーズのアクセサリー完成なの~♪

    鏡を出してと・・アラアラ、われながらイイデキですわ!


「 いやあ、驚きました。全くイメージが違っておりまして・・・」


《 そうであろう。


 全ては神々もしくじる

 「我と慢心」を制御出来ん事が要因となっておる。

 天狗の鼻はへし折られると、人に示した通りじゃ。

 わし等も常に気を付けなければならん事柄であるがな。


  あ~~ところでチカチュウ殿。


 さっきから、チマチマ何をしておるかと思えば、

 アクセサリーなど造りおって・・・》 イカガデチュウカナ?


  ・・・あれれ~~、何時の間に洒落た宝石かビーズの装飾が・・・

  額から後頭部を通り、首飾りへと繋がっている。

  こんなデザインは見たことがありません。


  気品に溢れながらも派手過ぎず、流れるように纏まっています。

  あ、それと黄金の腕輪も。


     モット、ホメテチュウダイナ。


《 なな、なんじゃ! いい気なものじゃな全く・・・ 女鼠わ~。

 うさぞうも褒めるでない!》


     お洒落は、女神のたしなみジャぞよ、チュウ~!!             

   

  あわわわわ、お鎮まり下さい。

  あ、あの、ナセル様は私のポケットから、

  ピヨ~ンと三十郎様の髭に飛び移られました。


《 コオラッ、髭をかじるな! 止めんか、分かった、悪かった・・

 その程度は許されるであろう。多分な・・・


  はあ、そろそろ富士山麓に到着じゃぞ・・・

  しかし汚いな、ゴミだらけじゃ・・ん~?


 ほ~ら、案の定、富士の樹海にサタンが居るぞ。


  自殺の名所で、

  自縛霊共を集めて強制的に軍に入隊させておるわい・・


 ちぃ、数百万は居るかのう・・・馬鹿な堕天使めが ・・・

 ふん、気に入らんのは奴の長い黒髪じゃ。

 まるで女のように気色悪いわい。》 チュウデス。


「 はあ、しかし恐ろしい邪気で御座いますね。

 他に部下はいないので御座いますか?」


《 そりゃあ居るわい。

 サタンを除く堕天し悪魔と化した奴は七人じゃ。


こやつ等は七大悪魔と言われておる。

さっきの司令長官に加え、四人の男に二人の女。

何れも超弩級の馬鹿者であ~る。

皆、位は将軍で一人に付き数千億の部下がおる。


 ただ何かと将軍同士で対立しておるのじゃが、

 サタンと邪神には絶対服従しておる。


 奴等は腐っても鯛。身の程は(わきま)えておるのじゃよ・・・

 次は、関西に行くぞ。》 


  チュウチュウ♪ タコカイナ~♪ タコヤキッ♪


「 はは! た、たこ焼き食べた~い。」


《 戯けめ、まとめて食べてやろうかあ?・・・

 ああ、まだ三日もあるぞ~。愚痴を言っても仕方がない・・・

 さてと、大阪を過ぎて~~、ん~!

 おいっ、あそこにおったぞ~、血に飢えたハイエナが。》


             ナンデ、オオサカスギタノ~?


「 あ、あれで御座いますね。

 何とも不気味というか悪趣味でド派手な服装ですねえ。」


             グリグリグリオ~ッス♪


  チカチュウ様をニヤッと御覧になられて、

  三十郎様はおっしゃいました。


《 奴の名は、「グリオス将軍」と言うのだが、            

 奴はその風貌のままに相当灰汁(あく)が強い性格じゃ。


常に冷静で、恐ろしい任務を、

癖のある演出で坦々と確実にこなして行く・・・


 それが奴の生き甲斐、快楽なのじゃ。


何れにしても将軍クラスは、曲がりなりにも完璧主義者揃いじゃ。

皆、目標は同じ方向なのだが、やり方は違う。


 やり方が同じなのは、手下の邪霊共を操る方法が

 「極限の恐怖と苦痛」であることだけ・・・


それに加えて「快楽と飴」をうまく使うのがアンドラスタじゃ。

故に、邪神と総帥に信頼を得、司令長官にまで昇り詰めたのじゃ。


つまりは善悪を問わず、トータルバランスに優れ、

大局を見据えて任務を遂行出来る者が、神に使われるということじゃ。》


   チュウナノデチュウ。

   やっぱり卵って回さなきゃいけないわよね。フンフン♪


「 では、少なくとも日本には邪神軍の総帥と、

 その側近が二人もいる訳ですね。

 やはり、決戦の舞台は日本になるということでしょうか?」


《 それは勿論じゃ。

 富士山麓にサタンがいたのは、

「神の光輪」が出現する場所だからじゃ。

 他の奴が東京関西にいたのは「神の光玉」への偵察もあるが、

 もう一つ・・・日本で最も邪気が溢れた都市だからじゃ。》


「・・・ 邪気が溢れた都市で御座いますか?

 それは分かりますが ・・・

 悪魔がいた理由とは・・・?


 以前、三十郎様が仰せになられた、人の想いが、

 恐ろしい化け物になるとか ・・・

 それに関係があるので御座いましょうか?」

 

《 まあ、そんなところだが、

 もっと想像を働かせるのじゃ、うさぞうよ。


良いか、邪気が溢れ渦巻く場所に化け物が出現する、それは間違い無い。

日本では二箇所と見た。他は中心核となるような場所が無い。

サタンの作戦は、関東と関西を手始めに火と血の海にするつもりじゃ。


 まず、日本を混乱に落とし入れ、

 西と南に別れ徐々に他の将軍達と合流しつつ五大陸を制覇し、

 日本に戻り止めを刺すつもりじゃ。》


   チュウナノ? 

   ホホホ、ワタシノタマゴ、ツンツン♪ コロコロッ♪


「 それで、正神軍はどのように対抗して?

 あッ、いや、それは、

 人の主神様への愛の祈りしかないので御座いますね ・・・

 ところで 「神の光輪」 って一体何でございましょう?」


《 んん~? ちょっと待て・・スミレ様からじゃ・・

 はは、仰せのままに・・よし、東京へ急ぎ戻るぞ。》 


          エエ~、ホナサイナラ~~!


「・・・はい、畏まりました。」


  ・・・あれ、あれれ? 

  さっきからお腹の中が妙な感じ?


  ・・・エエ~、ソウナノ? フフ ・・・



   現在時刻、あっ、午前零時を回り、三十分か ・・・


    とうとう、十九日に入ってしまった。

     明日の七時まで六時間半。


        カウントダウンは、七十八時間三十分。





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