~恩恵~
遅くなって申し訳ありません。
美容院でさっぱりしてきたら随分と投稿が遅れてしまいました^^;
~前話あらすじ~
瀕死のユズ、助からないと思われたが。瞬間的にまたもや完治。理由解明の為の旅が今はじまる!!
「いよいよ、わからないぞ。」訝しげな顔でじろじろと覗き込むユズ。
「どんな大癒術師だって詠唱なしで魔法は使えないハズなんだ。俺のフレア(恐らくあの指から炎を出す魔法だろう)でこそ無詠唱で出すには相当の制約をしているんだ。ミカン、お前どこでどんな神と契約をしてきたんだ?」
「大癒術師?詠唱?制約?契約?」ミカンはわけもわからず首をかしげる。
「そうだ。俺は火ノ国の炎神ジャーマと契約をしてきた。俺は火ノ国出身なんだ。契約ってのは…特別な恩恵を受けられる代わりに他の系統の魔法は一切付けられなくなる。そんな制約おかげで俺は無詠唱でフレアを出せるんだ。」
「つまり私がどこかの神さまと契約してるんじゃないか?ってこと?」
「でも私・・・契約なんて・・・」
「わかった。じゃあ俺の故郷の長老に視てもらおう!とーちゃんとかーちゃんにも久しく会ってないから帰ったら喜ぶだろうな。ミカンもなんの恩恵を授かってるのか気になるだろう?」
「私が授かるとしたら看護師国家資格くらいなものなんだけどな・・・」
「とにかく行こう!ここからは少し距離があるから今日は旅の支度をしてしまおう。」
「えええぇ」
半ば無理やりに決まってしまったユズの里帰り兼、ミカンの契約神解明。
看護学生ミカンと炎使いユズの旅が今はじまる!
Thank you for reading!!!
※補足。ジャーマはスペイン語で炎です。
※編集。最後のミカンの契約神がユズの契約神になっていました。見返してよかった(><)