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90話 本陽星域会戦

 文水を破壊した王国軍の第二陣は、文水に駆け付ける天華軍と一瞬だけ交差した後、第一陣に向かって突き進んでいった。

 交差した宙域は刹那的に灼熱して、すぐに極寒の静けさを取り戻した。

 その結果が、要塞司令部のスクリーンに表示される。


「イスラフェル4万5000艇が破壊されました。敵に与えた損害は、巡洋艦3600隻相当。星系全体の戦力評価は、100対76を維持しております」


 細かい数字では4万5001艇が破壊されており、大泉側の損害も駆逐艦や戦闘艇などが混ざっている。ベルトランは細かい数字を省いて、分かり易く読み上げた。

 結果を見たハルトは、満足でも不満足でも無く、納得の表情で頷く。


「第二陣の操縦者達は、技量が要求水準の1.2倍で、概ね想定通りだな」


 引き連れてきた第二陣のイスラフェル112万5000艇は、交差で4%が脱落したが、文水を破壊する対価と考えれば破格の安さだ。

 第一陣と迎撃艦隊との戦闘でも、王国軍は18万8325艇の損害しか出しておらず、文水の破壊に要した王国軍の犠牲は、僅か23万3326人であった。

 王国軍の1個艦隊には、50万人が配属される。

 僅か半個艦隊以下の戦死者で、敵の居住惑星を破壊できるのであれば、ディーテ王国は敵の惑星が無くなるまで、何度でも攻撃を繰り返させるだろう。

 ハルトは殆ど損害を受けないままに、目標であった文水を破壊して、新たな精霊王を誕生させ、第一陣との合流を果たしたのであった。


 合流した王国軍は、恒星系外縁部に巨大な光球を生み出した。

 形成された光球は、正規軍15個艦隊、貴族軍16個艦隊、イスラフェル201万6675艇。天華巡洋艦艦に換算すれば、23万5245隻相当に及んだ。

 対する大泉と本陽の天華軍は、18万180隻相当の戦力が王国軍に警戒しながら、文水の周辺宙域を飛び回っていた。

 戦力的に劣勢な天華側は、撤退の判断は行わなかった。

 大泉星系内には、百年を費やして造り出した大量の建造物や、掻き集められた膨大な資源がある。天華艦隊が全面撤退すれば、王国軍は嬉々として星系内を破壊し尽くすだろう。

 天華軍は、劣勢での攻勢も、大泉の全てを捨てての撤退も決断できずに、文水で場当たり的な救助しか行えなかったのである。

 両軍で睨み合いが発生する中、ハルトは第一陣を要塞に収容し始めた。


「第一陣、指定された第二陣、カルネウス艦隊は、直ちに要塞内へ入港せよ」


 百万の光が、ケルビエル要塞の巨体に次々と吸い込まれていく。周囲では、優勢な王国軍が整然と並び、重厚な光の壁で敵を牽制していた。

 巨大な光を眺めていたハルトは、ふと閃いた。


「コレットの艦隊は、敵を引き寄せる囮に使えるな」


 それは巨大な光で、虫のように天華艦隊を引き寄せておき、その間にハルトが本陽に侵攻して作戦の成功率を上げるというものだった。

 ケルビエル要塞が姿を消したところで、コレット達の艦隊が撤退しない限り、大泉と本陽の軍勢は大泉星系から動けない。

 さらにケルビエル要塞が姿を消しただけでは、コレット達の艦隊に攻撃を仕掛ける事も出来ない。

 なぜならば、コレット達はワープが可能な恒星系外縁部に陣取っている。初手でケルビエル要塞にワープアウトからの急襲を受けた彼らは、いつ戻ってくるとも知れないケルビエル要塞を警戒せざるを得ないのだ。

 大泉周辺の索敵網は、コレットとフィリーネの駆逐艦隊が排除済みだ。そのためケルビエル要塞がワープすれば、天華側は要塞の座標を掴めない。

 天華が動けるようになるのは、3日後に新京軍が合流した後となる。

 それだけの時間があれば充分だと判断したハルトは、コレットに囮を命じた。


「という次第だ。残ったイスラフェルは、操縦者を各艦隊に移乗させた後、敵軍と睨み合う形で配置。敵が迫ってくれば、自動操縦と遠隔操作の自爆で処分して、艦隊は撤退してくれ」


 ハルトの命令は通った。但し、コレットは条件を付けた。


『貴族軍を率いる諸侯には、アマカワ元帥から説明してくれるかしら。とりわけ太陽系から参加している15個艦隊は、太陽系で敵と戦えず、大泉でも敵と戦えず、囮にしかなっていないわよ』

「俺が彼らの立場でも、不満を持つかもしれないな。分かった」


 コレットの指摘事項に対して、ハルトは説明の必要性を痛感した。

 貴族達が士官学校を出た軍人であれば、大軍を以て戦わずに勝つ事の意義は理解しており、一々説明せずとも各々で納得してくれる。一部に理解できない者が居ても、上官に従えと言って終わりだ。

 だが徴用された貴族には、説明しなければ分かってもらえない。

 そして総司令官のハルト自らが説明しなければ、ぞんざいな扱いを受けて面目を潰されたと感じた彼らは不満を抱いて、後日に各所で足を引っ張る可能性すら有り得る。

 溜息を吐いたハルトは貴族達と通信を繋ぎ、貴族軍の働きが如何なる意味を持つのかを説明した上で、王国への貢献を讃えて、総司令官として感謝を述べた。


 貴族軍が敵を抑えた結果、最小限の犠牲で文水を攻略できた事。

 このまま敵を引き付けてくれれば、本陽侵攻の成功率が高まる事。

 精霊王3体の誕生により、王国は3星系に領域と転移門を作れる事。


 貴族が従軍した結果として、転移門と領域が増えたと結論付けられるのであれば、成果として申し分ない。貴族の面目躍如であり、貴族制度の存続意義を王国民に明示できる。

 貴族軍の活躍について、会戦後に王国民へ公表するとハルトが約束した事で、諸侯は納得して囮役を受け入れた。

 もっとも説明を受けた貴族達は、黙して従ったわけではなかった。


『転移門が繋がっていない星系は4つある。4体目の精霊王の誕生を願う』


 それは王国にとって後方星系であるポダレイ星系のドーファン公爵と、マカオン星系のモーリアック公爵令息ローラントが連名で出した要望だった。

 実現困難な要望だ、と、ハルトは思っている。

 生物が住まない惑星には瘴気が生まれないため、その辺の無人惑星を破壊しても精霊王は誕生しない。

 ミラが旧連合の居住惑星3つを食べたように、前年まで数十億人が住んでおり、王国に襲われて瘴気が充分に溜まっていた惑星であれば、浄化してエネルギー化出来るかもしれない。だが、そういった惑星も存在しない。


 本陽を攻略出来た場合、領域化できそうな惑星は、天都とヘラクレスだけだ。

 ヘラクレスは領域化済みであろうし、ハルトが本陽に向かってから天都に行くよりも、共和国から反転中の侵攻軍が天都に着く方が早い。

 ようするに人類は、精霊王を誕生させるために必要な惑星を持たない。

 ミラを使えば4つ目の星系も領域化できるが、要塞の安全性を向上させ、子孫への魔力継承でも力を貸してくれる精霊帝は、手放すには惜しい。

 自身の安全や、幸福を犠牲にしてまで、利他主義に走る必要は無い、と、ハルトは思っている。

 そのためポダレイ星系とマカオン星系のいずれかは、領域化できない。

 両星系の居住人口は、ポダレイが約50億人で、マカオンが46億人。

 敵であるヘラクレス星系からの距離は殆ど同じで、星系の特性も一長一短で、優先順位を決定付ける明確な差は無い。


「次の惑星選定は困難であるが、可能であれば実現の努力を惜しまない」


 2つの公爵家に政治家のような返答をしたハルトは、司令部に戦闘艇収容の実務を任せた後、長距離移動に備えて深い眠りに入った。

 ハルトが眠る間、周辺星域に展開して艦数不足になっているカルネウス艦隊は、他の艦隊から駆逐艦と索敵艦を引き抜いて埋められた。そして翌日、準備が整ったケルビエル要塞は、大泉星系から姿を掻き消したのである。

 ケルビエル要塞が消えた後の大泉軍と本陽軍は、新京軍との合流を待って首星側から動かなかった。

 そして2日後に新京軍が到着して、1日を費やして合流してから、ようやく大泉星系に居座り続ける王国軍へと向かい始めた。

 天華3国軍の接近に対してコレット達は、有りっ丈のミサイルを撃ち込み、次いでイスラフェル89万1675艇を盛大に自爆させると、砲撃戦が始まる前にマクリール星系へと撤退していった。

 共和国の3星系を呑み干したウンランとイシードルが大泉星系に到達したのは、それから2日後であった。




 天華にとって後方となる大泉星系と本陽星系の中間宙域は、偵察艦が殆ど配置されておらず、民間船も回り道になる無駄な宙域は進まない。

 さらにケルビエル要塞にとって1日の移動距離は、未だ邪霊結晶を持たない天華艦船の4日にあたる。天頂方向に1日ほど移動してから、索敵範囲外を進撃したケルビエル要塞は、天華の索敵網に全く捕捉されなかった。

 天上を駆け抜けたケルビエル要塞は、やがて本陽星系から半日の宙域に達した。

 そして索敵を回避できない距離に入ると、猛禽類が襲い掛かるかの如く、一気に降下していった。


「艦隊と第二陣が無い分だけ、戦闘艇の損害は跳ね上がるはずだ。それでも王国を守るためには、本陽を落とし、精霊王を誕生させなければならない」


 犠牲を許容しろと宣言したハルトに、操縦者出身で戦闘艇副部長であるアロイスが抗議の視線を向けた。

 それを正面から受けたハルトは、アロイスに念押しした。


「第二次ディーテ星域会戦を繰り返さないために、我々はここに来た。軍と軍人は、国家と国民を守るために存在する。戦闘艇部は、戦闘艇を最大限に活用して、我々の国を守らせろ。カーン准将、何か理解できない点はあるか」

「いいえ、ございません」


 短く答えたアロイスは、直ぐに自身の精霊ミリーとジェシカに話し始めた。

 エースパイロット達を見れば、精霊達が戦闘艇の能力を左右している事は明らかだ。

 アロイス自身の意志で最善を尽くすのであれば、アロイスを贔屓している精霊が手を貸す。多少はマシな結果になるだろうと判断したハルトは、戦闘艇に関してはアロイスに任せた。

 そしてハルトは、もう1つの指示を出した。


「フィリーネは艦隊運用に専念させて、ケルビエル要塞の魔素機関は、クラウディアとシャリーに任せたい。シャリー、これは貴族徴用扱いで、アテナと深城に続く3度目の武勲章を与えられると思うが、参加出来るか?」


 シャリーの精霊クロエは上級精霊で、中級精霊よりも圧倒的に有能だ。

 問題はシャリーの気質だが、深城星域会戦での活躍が行動基準に変化を齎したらしく、現在はハルトに協力出来ない事も無い……といった微妙な程度には、彼女の状況を好転させていた。


「クロエが手伝ってくれるから、頑張ってみる」

「よし、それなら頼む。細かい事はクロエに任せてくれ」


 クラウディアの上級精霊達と連携させれば、人間には不可能な最良の結果が期待できる。シャリーは、本人の意志で運行補助者の席に座るだけでも役に立つ。

 要塞の体制を整えたハルトは、最後のワープで恒星系外縁部へと跳んだ。


 人工物が多い敵の恒星系内で出せる速度には、自ずと限界がある。

 本陽星系の首星・平州に向かって、時速2億キロまで最大級に加速したハルトは、ミサイルとイスラフェル全艇をばらまき、要塞護衛用にフィリーネの艦隊も展開した。

 加速状態で分離された艦艇とミサイルは、一様に恒星系内部へと突き進んでいく。要塞からは星系内の索敵が続けられて、大まかな防衛戦力が算出された。


『敵味方の戦力評価、100対81です。イスラフェルが14万隻相当に対して、敵軍は推定11万4000隻相当。我が軍は優勢です』


 敵が自分の8割以上の戦力を有しているのであれば、圧倒的優勢には届かない。通信士官からの報告に残念がるハルトだったが、それでも敵を突破するには充分な戦力差だった。

 劣勢な本陽の防衛艦隊は、前進して首星から離れた宙域で迎え撃つ形を選択した。より正確には、背後に母星があるために逃げられず、前に出るしか無かったのである。


「戦力的に優勢な我々は、このまま突入して近距離戦を行う。我々には増援が無いが、敵には有る。早々に片付けろ」


 それは数を活かした単純な力押しだが、優勢な側が数を活かすのは常道だ。

 目的が平州の破壊と、精霊王の誕生である以上、直進すれば実現するのに躊躇う理由は無かった。

 襲い掛かったイスラフェルが本陽軍に砲撃の雨を浴びせ掛け、8割ほどの熱量のエネルギーを浴びせ返される。両軍は侵食し合いながら、互いを炸裂する光球に変えていった。

 アロイスの精霊が介入した112万艇の戦闘艇は、1本2万艇で作る巨大な光の槍と化している。56本の巨槍は、戦力の集中で敵艦隊を貫き、敵の陣形を効果的に突き崩していた。

 戦闘艇指揮所1つが統制出来るのは最大3万艇であり、やや余裕を持たせた体制で上下左右に振るわれる槍は、槍の柄に触れた敵を次々と融かしていった。

 56本の槍は連携しており、2本あるいは3本同時に敵を挟み込むように狭まって、敵を包囲殲滅していた。


『敵との戦闘は、戦力評価よりも、我が軍が若干優勢です』


 戦闘艇が生み出す槍と、本陽軍とが削り合い、次第に密度が下がっていく。ただし下がる速度に関しては差があって、本陽軍の方が確実に早かった。

 目論見通りに推移する戦闘に満足したハルトは、戦闘艇の指揮をアロイスらに任せ、自身は要塞主砲の砲撃と、天体突入の準備に専念した。


『本陽の首星まで、残り10億キロメートルを切りました』


 ろくに動けない宇宙港に向けて、ケルビエル要塞の砲撃が始まった。

 惑星に如何なる犠牲を出しても構わないハルトは、光の柱を容赦なく惑星の衛星軌道上に投げ付けた。

 やがて槍の一部が折り畳まれて、ケルビエル要塞の護衛に回された頃、要塞は平州に天体を墜とせる宙域にまで辿り着いた。

 平州からは、膨大な民間船が散り散りに逃げ出している。

 彼らは天華が共和国の3星系を破壊した事実を知らないのか、非人道的な王国軍に対する罵声を山のように浴びせ掛けてきた。当然ながらハルトは、それら一切の通信を無視して、天体を突入させた。


 平州の地表に、眩い輝きが次々と生まれ落ちていった。

 衝突のエネルギーで大地と海が吹き飛ばされ、灼熱が惑星を焼き、本陽民が造り出してきた生態系を悉く消滅させていく。

 首星の周辺宙域では、本陽の軍艦艇や数多の民間船、衛星などあらゆる人工物が、縦横無尽に飛び回るイスラフェルに襲われていく。

 優勢な味方に守られたハルトは、平州に魔力が込められた天体を落とし続けて、3体目の精霊王を生み出すエネルギーを回収していった。

 その間、敵味方の艦艇と少なからぬ民間船が、残骸に変えられていった。

 宇宙空間と惑星の大気圏内とは、いずれも線香花火が燃焼するように、終わりに向かって輝き続けた。

 やがて、平州の光を吸い尽くさせたハルトは、撤退を命じた。


「全軍撤退する。逃げ出す民間船の間を縫って離脱しろ。敵の国家魔力者は、天華人民が乗る民間船を巻き添えに出来ない。我々が天華の民間船を攻撃して、敵に救助活動を行わせれば、盾と足止めに使えるだろう」


 王国民1人の命は、敵国民全員の命に勝る。

 そんな王国軍の考え方を以て、最大多数の味方を生還させる方法を選択したハルト達は、天華の民間船を爆散しない程度に破壊しながら、本陽星系の外縁部へと撤退していった。

 本陽軍は追い縋ったが、民間船に加えて、離脱の遅れたイスラフェルが結果的に足止めとなって、王国軍の主力と本陽軍の追撃部隊との距離は開いていった。

 星系外縁部で、可能な限りのイスラフェルを収容したハルトは、ベルトランから報告を受けた。


「イスラフェルの収容数は、52万8751艇、帰還率47%。敵の残存艦は約4万1500隻相当、残存艦は約36%。星系内の戦力評価は、100対63です」


 酷い帰還率だが、精霊王を誕生させる目的を果たしたハルトは、戦死者に対する責務は果たしたと割り切った。

 もっとも司令部のスクリーンには、未帰還に含めたが戦死はしておらず、敵を回避するために大きく進路を逸れて要塞に辿り着けない戦闘艇も、数百艇ほど映し出されている。

 それらを救いに行かせれば、再び乱戦になって、百倍から千倍の味方が戦死する。それどころか戦闘が続けば、ケルビエル要塞の安全すら脅かされる。

 流石に迷いを持ったハルトだったが、敵陣深くに踏み込んでの戦いで、全ての味方と一緒に離脱するなど夢物語だ、と、割り切らざるを得なかった。

 非情な判断は百も承知だが、ハルトは自身の責務が、最終的に王国を戦争に勝たせる事にあると認識していた。


「5分後、当要塞はワープに入る。目的地は、天都星系。邪霊王に領域化されていなければ、精霊王で領域化して、戦争を一気に終わらせる。邪霊王に領域化されていれば、マクリール星系に撤退だ。総員に伝達しろ」


 もしも邪霊王と共に共和国から転進してきた天華の艦隊が、天都ではなく本陽に向かっていた場合、ハルトが天都に向かえば、邪霊王に領域化される前に天都へと辿り着ける。

 天華にとって最後の星系である天都に、精霊王の領域を展開出来れば、ディーテ星系から転移門で戦闘艇を送り込んで、天華との戦争は王国の勝利となる。

 邪霊王に転移門を繋がれる前に天都を攻略すれば、天華の艦艇を建造する施設群が、ヘラクレス星系に運ばれる事も無い。そうなればヘラクレスも対抗できずに王国が勝利する。

 これは終戦まで最短距離の道筋だ。

 天都に領域が作られない可能性は極小だと思いつつも、直ぐに行くべきだと判断したハルトは、強い使命感と共に本陽からの離脱を強行した。

 その後、邪霊王に守られた天都星系を確認したハルトは、星系各所にミサイルを撃ち込むと、速やかに去って行った。

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― 新着の感想 ―
[一言] 殺らなきゃ殺られ、道理を通せば、地獄が生まれる。 世は無常やなあ。
[良い点] 自分らの虐殺を棚に上げて相手を非難、人間くさいやり取りですね。 [一言] 守る所の多い陣取り合戦が今後どう動くのか楽しみです。
[一言] 置いていかれた精霊持ちは捕まえられて悲惨なことになりそうですな。
感想一覧
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