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20話 地球侵略

 王国歴440年9月にディーテ星域で行われた大会戦は、慣例に従ってディーテ星域会戦と名付けられた。

 王国と連合が互いに受けた損害を比較するに、会戦は王国側の敗北だった。

 連合軍は、16個艦隊の9割以上と移動要塞を失って壊走した。

 王国側は、8個艦隊中3個艦隊と多数の民間船を失い、王都も破壊された。

 死者10億人以上。難民30億人以上。破壊された資産は国家予算十数年分に及び、家族や職場を失った者は枚挙に暇がない。

 王都にあった貴族の邸宅なども吹き飛び、ハルトの祖父ヒイラギ男爵邸では、ハルトが遊んだ乙女ゲーム『銀河の王子様』を含む地球時代の貴重なデータも消し飛んでいる。そのように金銭換算できない被害も、数多生じた。

 人材の損失も深刻で、精霊結晶を唯一生産できたカーマン博士も死者の1人だ。死体が見つからないため推定だが、敵艦が突入した場所に居たので生きているはずがない。と、王国は判断している。


「アマカワ少将、精霊結晶工場の再稼働状況はどうなっている」


 事後処理に忙殺される司令長官のヴァルフレート・ストラーニ上級大将が時間を割いて直接確認したのは、精霊結晶が代替の効かない重要な戦略物資だからだ。

 軍艦の主機関である魔素機関は、出力が運用者の魔力量に影響される。

 ディーテ王国の魔力者は、人権を無視して量産された人類国家連合群の魔力者に質と量で劣る。

 ハルトが航宙実習で捕虜にした遺伝子改変者からの情報によると、連合では要塞運行者級の魔力改変者はクローン技術の応用で生み出されており、高魔力者Aの体細胞、高魔力女性Bの未受精卵、中魔力女性Cの母体が用いられていた。


 手順は、次の通りだ。

 ・高魔力者Aの魔核付近の体細胞を採取して、培養して核を取り出す。

 ・高魔力女性Bの未受精卵を採取して核を除去し、改良後にA核と融合させる。

 ・中魔力女性Cに融合した卵子を移植して出産させる。


 この方法には、複数のメリットがある。

 ・高魔力者Aの損傷魔力を卵子から育てて修復する形で、魔力の伸びが大きい。

 ・高魔力女性Bは、卵子を採取するだけで魔力が下がらず、安定確保できる。

 ・中魔力女性Cは、B群より圧倒的に数が多く、Bに産ませるより量産できる。

 当然ながらデメリットも存在する。

 ・体細胞採取時、未受精卵との融合時、胎内成長時、魔力の欠損が発生する。

 ・育てなければ結果が不明で、成功率も低く、成功例でも個体差が大きい。

 ・魔核が正常に形成されず、クローン体の子供には魔力の継承が出来ない。


 旧時代の人類連合国家群は、A精子とB高魔力女性で魔力者を量産していた。

 だが高魔力女性B群よりも、大量に存在する中魔力女性C群を使う方が、B群の出産による魔力減少を防いだ上で、要塞運行者級の魔力者も生み出せる。それが、連合の新たに導入した魔力者製造方式だ。

 そんな連合に対する切り札となったのが、カーマン博士が開発した精霊結晶だった。

 精霊結晶は、使用者の魔力を加算して一般人でも魔力者に変え、艦船の各能力を飛躍的に向上させ、全王国民が装着できるほど迅速かつ低コストで量産できる。

 王国の精霊結晶技術は、連合の魔力者製造技術に充分な対抗が出来る。

 そのため開発者のカーマン博士は、王国の知識人などが入る重要人物用の地下避難区画に避難させられたが、避難区画に敵艦が突入し、さらに海から押し寄せた巨大津波まで流れ込んでしまった。

 陥落すれば敗北する首星において、従来の重要人物であった王侯貴族が高魔力者として残らず戦場に出る中で、非常時には博士を他星系に逃がすという決定が前もって為されていなかった事が、初動を大きく遅らせた。

 結果として王国は、戦争の切り札となる最重要人物を失う痛恨の失態を犯したのだ。


「第1生産工場は、再稼働不可能な損害を受けました。セカンドシステム社は王都から地中海を挟んだ向い側の大陸に第2生産工場を建設し、量産体制を確立しておりました。ですが第2生産工場は数を量産できても、質ではE級とF級しか作れません」

「何故だ」

「精霊結晶の生産方法を簡単に例えますと……」


 ハルトが乙女ゲーム『銀河の王子様』で得た知識によれば、精霊結晶は『奥深い森にある美しい泉から、水の精霊が生まれている』という、おとぎ話に出てくるような生み出され方をしている。その特異点を作って、生産拠点化していたのが博士だ。

 第1生産工場は、精霊界との境界点のような場所で、博士が身に付けていたS級精霊結晶の精霊神が、こちらの世界に精霊達が干渉できる触媒としての精霊結晶を生み出していた。そして博士は、B級以上の生産に制限を掛けていた。

 第2生産工場は、乙女ゲーム『銀河の王子様』ではユーナに付いていた精霊王が、自身が王として在る精霊界とこちらの世界を繋げて、眷属の精霊たちが干渉できる精霊結晶を生み出している。量産の手伝いが目的で、生産は下級に限定されていた。

 従って、第1生産拠点と博士を失った今、中級以上の精霊結晶は生み出せない。

 特許申請に際しては、精霊結晶を生産出来る特異点を『魔素の特異点』に置き換えて、指向性を持たせた魔素の抽出と結晶化を行っていると説明していた。

 精霊結晶の具体的な生産方法は、高純度の精霊結晶……すなわちS級やA級精霊結晶を触媒にして生み出すとしている。純度がS級ならC級以下を、そしてA級ならE級以下を生み出せる事になっていた。

 ここでの最重要点は、博士がS級精霊結晶を最初に何処から調達したのか。

 カーマン博士は、無から最初の精霊結晶を生み出す方法を特許申請していない。それがD級以上の精霊結晶を生み出せず、生産工場の増設も不可能にしている理由だ。


「すると今後は、D級以上の精霊結晶は、生産出来ないのか」

「はい。軍や政府の調査機関を投入してでも、再現方法を模索すべきだとは考えております。第2生産工場は当面大丈夫ですが、保全が必要です。下手に増産を要求されて無理をすれば、生産環境が壊れかねません」

「分かった。セカンドシステム社には、技術情報の提供を要求する」

「全て提供致します。また会社でも専門の部署を立ち上げ、再現を模索させます」


 ハルトは唯々諾々と従ったが、下級精霊結晶の生産工場であろうと、新設は不可能だろうと考えている。

 この時代の科学者に「新たな精霊王を呼び出して従わせろ」と指示するのは、中世で錬金術師に「金を生み出させろ」と指示するくらいの無理難題だ。

 この世界と様々な共通点がある乙女ゲーム『銀河の王子様』では、精霊結晶は1000年以上も先の技術と表記されていた。つまり1000年は届かないのだ。


「C級とD級の在庫は、どれだけある」

「戦争再開後、軍に100万個を納めてからも、各貴族家に請われて量産しておりました。在庫の何割かは吹き飛んでおりますが、残っている精霊結晶は全て軍用に回します」

「よろしい。納品前の精霊結晶があれば、それも戦時法に基づき王国軍が全て徴発する」

「畏まりました」


 精霊結晶の生産は、軍関係が最優先されたために現時点で王国軍に不足は無い。だが生産の見込みが立たないため、いずれ必ず不足する時が訪れる。下級であれば今後も生産できるが、それで連合軍と渡り合うには心許ない。

 ヴァルフレートは在庫の全てを徴発する事で問題を先送りしたが、連合軍人との魔力差を埋める方法は、考えなければならなかった。

 ところでヴァルフレートには、敢えて言及しなかった事がある。

 それはハルトやユーナが持っている高性能らしき精霊結晶だ。

 実のところハルトは、カーマン博士からB級10個とC級20個を受け取っている。そのうち3個はフィリーネ、ユーナ、コレットに渡したが、残りは所持していた。

 だがハルトが予備を持っていても、それを仲間に渡すのであればケルビエル要塞の安全が高まる。子孫に渡すのであれば、次代の最高魔力者に高性能な精霊結晶が渡る。そしてハルトの婚約者はヴァルフレートの娘だ。

 納品済みの精霊結晶に関して、ヴァルフレートからハルトへの確認は無かった。


「問題が多すぎて、もはや笑うしか無い状況だな」


 通信が切れる直前、様々な責任を負わされているヴァルフレートは自嘲していた。

 首星ディロスの機能は、半壊している。

 死者10億人に加わらなかったディロス人も、死者の3倍が家や職場などを破壊され、水浸しの大地に着の身着のままで、負傷しながら放り出された。

 ハルトの自宅であった人工浮島も吹き飛ばされ、半壊して地中海を漂流していた。周辺海域の人工浮島も、残らず吹き飛ばされて島同士で衝突し、小さい島は殆ど全壊している。

 水浸しの大地に放り出された人達は、難民化するしかなかった。

 連合軍をディーテ星系から追い払った王国軍は、その直後から戦争被災者の救助、避難施設の設営、食糧の配給などに奔走させられた。

 ハルト達も徴用され続け、救助と復興に明け暮れる日々を過ごした。


 やがて復興が最初の山場を越えた頃、地球侵攻艦隊の連絡艦がディーテ星系に到達して、意気揚々と地球制圧を報告してきた。

 地球侵攻は、太陽系60億人の支配という成果を出している。

 地球人口60億のうち3分の2は連合未所属のため、連合国民280億人のうち20億人程度を削れた事になる。

 もっとも残る40億人も、かつてディーテ星系を植民支配していた地球人たちが、所属を連合と非連合に変えただけの集団だ。当時から地球人達と戦争を続けているディーテ王国にすれば、制圧を遠慮する理由も特に無かった。

 太陽系内に駐留していた艦船のうち、中立のフロージ共和国を除く全艦船は撃滅ないし降伏に至らしめている。

 その後、宇宙空間から惑星上の軍事施設や重要施設が破壊された結果、地球人の各政府は次々と降伏した。

 民衆が政府の降伏に従わずに徹底抗戦を訴えたり、逃亡したり、果ては政府自体が雲隠れしたりと、実態は全地域の過半数も制圧が出来ていないが。

 それでも宇宙空間の掃討が終わっている事と、太陽系の制圧後に返す刀でロキ星系の残存戦力も一掃している事から、宇宙空間での勢力争いは終わったと言える。

 戦果としては充分で、後は地球侵攻軍に首星の被害を慮る配慮があれば良かった。だが、ディーテと地球侵攻軍が互いに出した連絡艦同士が行き違った結果、地球侵攻軍からは単なる勝利宣言が届いてしまった。

 それが苦しい避難生活を送る人々にとっては、怒りの矛先となったのである。

 地球侵攻軍の総司令官グラシアン・アステリア王太子による勝利宣言は、直ぐさま情報の海に拡散され、凄まじい勢いで大炎上した。


「王国で一番脳天気な奴」

「凱旋パレードしたら、エビフライぶつけんぞ」

「あのドヤ顔を殴りたい」

「次期国王チェンジで」

「王太孫も大して役に立ってなかったぞ」

「魔法学院の学生に無茶言うな」

「首星を守ったヴァルフレートで良いじゃん」


 これが平時であれば、中央省庁が機械的に送り込む擁護コメントの濁流で押し流しただろう。しかし肝心の実行機関や設備は、王都と共に吹き飛んでいた。

 救助と復興に明け暮れて疲れていたハルトも、ついイラッとして皮肉を書き込みかけ、自らの立場を思い出して情報を遮断した。

 それらの不幸な出来事が過ぎ去り、やがて緊急徴用が終わって士官学校に戻ると、学校では予想外の話が待っていた。


「今後の受講内容に、ケルビエル要塞を用いた首星と地球間の物資輸送実習が加えられる。また付随して発生する集団指揮や管理、組織運用、事務手続きや法務関係など各種教育が行われる。その他の講義も、教官が要塞に乗り込んで行う」


 士官学校の校長は、ハルトに向かってそのように宣った。


「校長閣下、私たち4人は、既に実習の単位を取得済みではありませんでしたか」

「お前たち4人が士官学校で受けたのは、佐官教育までだ。既に少将の階級を持つお前の場合は順序が逆になったが、将官教育として1年間の指揮幕僚課程も受けて貰う」

「それは確かに、受けないといけないですね」


 校長の話を聞いたハルトは、納得するしかなかった。

 士官学校の戦闘艦科には、佐官教育が組み込まれている。それは戦闘艦科に入った者が、卒業から数年で必ず少佐になるためだ。

 一方、士官学校で将官教育は行われていない。

 そちらの教育は艦長に就任して以降、士官学校時の成績が優秀で、上官の考課表が高く、機会にも恵まれて複数の同型艦を指揮する中佐や大佐、あるいは大型艦の艦長に昇進した後、ようやく指揮幕僚課程の教育を推薦されるのが通常の流れだ。

 指揮幕僚課程を経た後は、タイミングと条件が一致すれば小艦隊を指揮する准将、分艦隊を指揮する少将、艦隊を指揮する中将へと上がっていく。

 ハルトたち4人は、戦争の武勲によって少将や大佐に昇進していたが、この階級で指揮幕僚課程を受けていないのは、本来であれば好ましい事では無い。将官教育を受けていない将官など、命令を受けて戦地に赴く部下にとっては有害そのものだ。


「そもそも、これは士官学校の決定では無く、王国軍の決定だ」

「どういうことでしょうか」

「地球は、敵軍による奪還や破壊の怖れがある。前線に補給物資を輸送し、太陽系からは人間や各種資源、歴史的価値のある資料などを持ち帰る必要がある」

「輸送艦と民間輸送船では、輸送力が不充分という事ですか」


 ハルトの問いに、校長は力強く頷いた。


「その通りだ。王国軍は、士官学校の生徒であるハルト・アマカワを貸せと言っている。不服はあるか」


 校長の説明を聞いたハルトは、軍の輸送力を改めて考えた。

 軍の輸送艦は、1隻で400万立方メートルを輸送できる。

 これは400万人が1年間に食べる穀物を運べる輸送力で、1個艦隊50万人の食糧と医薬品を運ぶだけならば1隻で事足りる。

 それほどの輸送力を持つ輸送艦が1個艦隊に100隻も配備される理由は、通信衛星や妨害衛星、核融合ミサイル、対抗ミサイル、自立型推進機雷、艦の補助機関や修復資材、軍用ドローンやアンドロイドと交換用バッテリー、惑星制圧用の戦闘車両や大型発電装置、磁場発生装置や酸素発生装置など、挙げればキリの無い様々な物を運ぶためだ。

 特にミサイルや機雷は、持ち込み量が多いほど戦いが有利になる。そのためロキ星域会戦では、民間輸送船団まで動員していた。

 だが首星ディロスが死者10億人、難民30億人という甚大な被害を受けて以来、民間船は復興のために星系間を飛び回っている。それらの船を輸送に引き抜けば、首星の復興が遅れてしまう。

 そんな中、目を付けられたのがケルビエル要塞であった。


 ケルビエル要塞は、全長90キロメートルを越える球体型の天体だ。

 これは地球の約140分の1の大きさでもある。

 巨大要塞の10分の1を輸送区画に当てた場合、1個艦隊の全輸送艦100隻が9万5426回輸送するのと同じ輸送力が生まれる。

 カーマン博士に強化された魔素機関とA級精霊結晶の力を用いれば、艦隊の移動速度よりも遙かに迅速に星間移動を行える。

 要塞の戦闘力も極めて高くて、ディーテ星域会戦では単独で敵7個艦隊以上を撃破している。そのため、どれほど重要な物資を運ばせようが、護衛艦の1隻すら不要になる。

 ハルトの中で、徴用に関する不可逆的な結論が出た。


「断る選択肢はありませんね」


 ハルトの返事に、校長は大きく頷いた。


「輸送では武勲を立てる機会には恵まれないが、補給は前線を支えるために不可欠な任務だ。良い経験になる。成績も考慮しよう。安心して、堂々と胸を張って任務を果たすように」


 かくしてハルトの新生活は、二つの星を巡るエセ交易商となった。

・あとがき

今話で1巻終了となります。

10万字+αで、ライトノベルの概ね一冊分でした。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。


今作は、気分転換で書いており、ストックがありません。

2巻の展開も考えましたが、どうせ書くなら慌てて書くよりも、

マイペースでやりたいなぁと考えたため、一度完結させて頂きます。


SF愛で応援して下さった皆様、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
1巻分乙 続き読みも楽しみです 宙域は当分落ち着くだろうけど、失ったものがデカすぎるね
[気になる点] 2章始まって貴族に関する設定などを考えながら読み返していてふと思ったのですが 戦時であるが、ユーナの意志が通らない可能性は極小だ。  国王陛下の孫娘。  軍三長官の一人である司令長…
[良い点] かろうじて乙女ゲーの香りがするいいSFでした! 続きがあったら読みたいですね。
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