106話 次王の選定基準 【3巻発売日のご報告】
・編集様に、3巻発売の告知許可を頂きましたっ!
発売日は、2022年3月15日(火)が出版社様の発売日です。
(前巻同様、電子書籍版が15日で、書籍版が16日なのでしょうか?)
書籍版は、3月16日(水)と通販サイトなどに出ています。
是非とも、お買い上げ下さい。
今後とも本作をよろしくお願いします。
新年を迎えるカウントダウンは、全星系で盛大に執り行われていた。
ヘルメス星系の居住惑星ケリュケイオンでは、巨大な軌道エレベーターの地上部から宇宙ステーションに向かって、眩い光が昇っている。
新年を祝うために会場へ繰り出した人々は、宇宙に伸びていく光の柱に、大きな歓声を上げていた。
建国から446年目となる王国は、戦時以外で新年を迎えた事が1度も無い。年が明けたタイミングでは、何れかの勢力と戦争状態にあった。
そんな王国の新たな年は、過去の数百年と比べて最も有利な状況で迎える。
現在の王国は、王国民が居住する全星系を精霊王で領域化して、転移門で繋ぎ、万全の防衛体制を構築しているのだ。
精霊王の領域は、恒星から1光日の範囲で敵のワープを阻害する。
1光日は、約259億キロメートル。敵が領域外から、時速2億キロメートルで進撃しても、中心部までは130時間を要する。そして王国民は、敵が来る前に居住惑星から転移門までの約2億キロメートルを逃げれば良い。
その間に、転移門が繋がった他の7星系から億単位の戦闘艇が到達して、5倍差に引き上げられた戦闘力で迎撃が行われる。唯一懸念される領域の上書きも、基本的には行えない。かくして王国の防衛体制は、万全となっている。
対する天華ヘラクレスの同盟陣営も、邪霊王の領域で2星系を守られている。
だが膠着状態からの時間経過は、王国側にとって悪い結果とは成らない。
王国は、居住星系が4倍、資源量は10倍以上、科学技術も旧連合、深城、フロージの3国を組み込んだ。どちらの勢力がより発展していくのかは、火を見るより明らかだ。
国家魔力者の数は天華が上だが、戦力的には精霊結晶を用いた戦闘艇が、星間移民競争では国力と総人口が影響するため、王国は不利とはならない。
そして王国には、敵陣営に比べて圧倒的に優れた指導者が居る。
半壊した首星で戴冠したユーナは、1年目にしてマクリールと深城を奪還して劣勢から逆転し、2年目にして天華を1国にまで減らして王国全星系の安全を確立した。
女王ユーナは、王国民の誰1人として予想出来ない速度で勝ち続ける一方で、転移門を用いた全星系の経済躍進を行い、マカオン星系からヘルメス星系への移民という大事業も実現させた。
既に、王国史上最高という名声を得始めたユーナを信じる王国民は、未来に対して不安よりも圧倒的に大きな希望を抱いて、新年を迎えようとしていた。
新年を迎える13分前。
軌道エレベーターの中央に、王国暦445年1月の表示が現われた。
1分ごとに1ヵ月を振り返っていく演出で、軌道エレベーターの左右には、王国艦隊と、天華の艦隊の立体映像が現われている。
1月、王国が第二次太陽系侵攻作戦を行うのと時を同じくして、天華ヘラクレスの同盟はフロージ星系に侵攻した。
フロージ星系の惑星ネフティスが破壊されて56億の人命が失われ、太陽系でも天華の焦土作戦と王国の精霊王誕生によって12億人が死んだ。
立体映像の惑星が攻撃され、両軍の艦隊が宇宙を駆け抜けていく。
2月、フロージ共和国では2つ目のイシス星系が襲われ、星系人口50億人中14億人が死亡した。王国側は逆侵攻して、大泉星系では会戦が始まった。
王国のアルテミス星系では、共和国に向かって救援船団が発進しており、天華側では大泉に向かって、本陽と天都から増援艦隊が送り出された。
人類が到達した全星系から、無数の光点が飛び立っていく。
3月、フロージ共和国で最後のホルス星系が攻撃され、星系人口40億人中10億人が死亡した。また大泉星域でも、居住惑星が破壊された。
王国軍は、本陽に向かうケルビエル要塞と、囮艦隊に分かれた。その後、任務を全うした囮艦隊は、約90万艇のイスラフェルを自爆させて撤退した。
王国側を映し出す映像が、爆発による激しい閃光で埋め尽くされていった。
4月、本陽星系に到達したケルビエル要塞が、戦闘艇で防衛艦隊を削りながら突き進み、天華4つ目の居住惑星を破壊した。
壮絶な削り合いによって、王国軍戦闘艇は半数以上が失われた。
その後、ケルビエル要塞は天華最後の天都星系に辿り着き、周辺宙域の天華艦船と人工物にミサイルを撒き散らした。
5月、共和国の難民達がアルテミス星系に到着を始め、ディーテ星系においては大泉星系で囮役を務めた英雄達が帰還していた。
一方で天華は、上級邪霊を用いた高速艦をヘラクレス星系から発進させて、アポロン星系へと向かわせていた。後から判明したが、この作戦を行えた以上、ヘラクレス星系に転移門がある事は確定的である。
6月、天華高速艦がアポロン星系に到達して、邪霊王による王国星系の領域化が行われた。敵の侵攻報告を受けたケルビエル要塞は、ディーテ星系から強引に高次元空間を駆け抜けて、アポロン星系に精霊帝を投入した。
両陣営が1つの星系に転移門を繋ぎ、総力戦となるアポロン星域会戦が勃発した結果、両軍には尋常ならざる大損害が発生した。
7月、アルテミス星系とポダレイ星系が、精霊王によって領域化された。
王国は8星系中7星系を領域化して守りつつ、領域化できていないマカオン星系には全軍の半数を振り向けた。
その間にも共和国からの難民は、続々と王国に流入を続けていた。
8月、ケルビエル要塞と10隻の移民船が、密かに太陽系へと発進した。
王国民には一切伏せられていたが、それは王国の全星系を領域化するための最後の一手だった。
9月、太陽系では、火星の住民が移民船団に乗せられていった。
またマカオン星系では、王国政府から星系民に対して、星系の領域化と、ヘルメス星系に移民した上での領域化の二択を問う星系民投票が公示された。
王国各星系では、マカオン星系に移民船団が発進し、各星系の都市建造施設群には大型魔素機関が取り付けられていった。
10月、有効投票の95.7%という圧倒的な支持を得て、ヘルメス星系への移民が成立した。
居住惑星ロドスから、宇宙空間に展開している王国貴族達の移民船団に向かって、コンテナを取り付けた数多の戦闘艇が駆け上がっていく。
太陽系では火星が破壊されて、移民船団がマカオン星系に旅立った。
11月、マカオン星系民がヘルメス星系に向かい、太陽系民がマカオン星系へ向かい、100億人が同時に移民する前代未聞の計画が展開された。物資の輸送を含めて、官民で十万隻もの大艦船が、恒星間を駆け抜けていった。
12月、ヘルメス星系が領域化されて、王国各星系から転移門を介した都市建造施設群や発電衛星群などが続々と送り込まれて、惑星ケリュケイオンが瞬く間に開発されていった。
地表が輝きを放ち、軌道エレベーターが光を放ち始め、立体映像が現時点に追い付いて消えていった。
最後の1分は、会場に集まった人々の姿が投影された。
マカオン星系で、移民が決まった時の街頭インタビューに出ていたカップルが大きく映されて、二人が苦笑しながら手を振る。
会場から見上げた軌道エレベーターにカウントダウンが表示されて、集まった移民者達が揃って秒読みを始めた。
『3……2……1……ハッピーニューイヤー!』
新年になった瞬間、軌道エレベーターの背後に巨大な花火が打ち上がって、夜空を色取り取りの光で輝かせた。
歓声が沸き起こり、会場にはヨハン・シュトラウスのワルツ『春の声』が明るく響き渡っていく。
やがて大輪の花火の中に、戦闘艇の立体映像が現われて、優雅に飛び始めた。
閃光の中を駆け抜けていく戦闘艇の前方には、ヘラクレス星系の居住惑星アルカイオスと、天都星系の居住惑星・富春が浮かび上がる。
戦闘艇が勢い良く惑星の横を通り過ぎた次の瞬間、惑星の表面に閃光が炸裂して、発生した光に呑み込まれて消えていった。
勝利を表わす勇ましい映像に、会場は大盛り上がりとなった。
一方で移動要塞オファニエルでは、祝杯を片手に中継映像を眺めていた貴族達の端末が一斉に反応した。端末を開いた貴族達は、それが女王ユーナの通知である事に目を見張り、勲章受章という内容に二度驚いた。
それは新設された護国勲章で、王国全星系の領域化にあたり、実施作業に従事した全貴族に対し、王国民を護り導いた功績を称えて受章させるというものであった。
勲章は八芒星で、8つの頂点には、領域化させた8つの恒星が輝いている。
貴族達は自身が遠隔操作するロボットに取り付けて、互いに勲章を見せ合いながら誇らしげに笑い合った。
やがて1時間ほど経つと、会場からは一部の者達の姿が消え始めた。
女王、王子2名、公爵5名、侯爵12名、首相、宮内尚書、両院議長の合計24名。主催者を含め、会場で主役となり得る者達は、特別な話し合いのために別室へ移動したのである。
「粋な計らいを為されましたな」
タクラーム公爵が胸元に輝く八芒星を見せながら語り掛けると、ユーナは公爵を相手にしながら鷹揚に頷いて答えた。
「攻撃と同様に、防御も評価されて然るべきです。今回成し遂げられた全星系の安全確立は、敵の撃破に全く劣らない功績であると、わたくしが評価して称えます」
「御意」
堂々としたユーナの様子に、女王の役割にも慣れたものだとハルトは感心した。
ユーナの自信は、実績に由来しているのだろうとハルトは想像する。全星系を領域化して、女王は王国を守り切った。
王国の総責任者がユーナで無ければ、ハルトは自身の安全性を担保する精霊王達を手放さず、領域化は最大でもアポロン星系までに留めていた。そして残り3星系は、領域化されている他星系に任意で移住するように勧めたかもしれない。
ユーナの立場を慮ったからこそ、ハルトは自身の安全性を下げてまで、王国の領域を増やしていったのだ。従ってユーナにしか、王国8星系の領域化は実現させられなかったのである。
前王ヴァルフレートであろうと、他の誰であろうと、ユーナよりも良い結果は出せない。ユーナは事実として、王国に最高の結果をもたらした女王だ。
ユーナこそが、最も上手くハルトを従えられる事は、諸侯も理解している。
揺るぎない実績に立場を裏付けされたユーナは、諸侯に堂々と申し渡した。
「ここに居る全員を、新年を祝う会場から連れ出したのは、他でもありません。アステリア家を継がせる選定基準を定めましたので、後で誰も異論を唱えないように、予め伝えておく事にしました」
驚いた諸侯の視線が素早く駆け巡り、2人の王子を経由して、ハルトに向けられた。ハルトは無愛想な表情を浮かべながら、誤解を解くべく弁明を試みた。
「女王陛下が戴冠された月、国防を担う司令長官の私は下問されたが、お答えはしなかった。代わりに、何れが次王になろうとも、王国が負けない状態にする事を約束申し上げた。どのような決定であろうとも、お支えする所存だ」
ハルトの意志表明にコースフェルトが頷き、ドーファンとモーリアックが従う意志を示して、タクラームも賛意を示した。
本来であれば、自分の家の後継者を選ぶ権利は当主にある。アステリア王家も例外ではなく、当主のユーナにアステリア家の後継者を選ぶ権利がある。
現在は戦時中であり、国家と国民からは国防を最優先した継承が求められるが、8星系の領域化によって、ユーナがどちらを選んでも実現する状況に至った。
公爵達を支え、時には監視役となる12名の侯爵達も、従う素振りを見せた。
首相達も、政府側の立会人としての役割を全うすべく黙して見守っている。
23名が聞く姿勢に入ると、ユーナは自らの決定を述べた。
「次王は、内政のベルナールか、軍事のジョスランかの選択となります。武勲章を持ち、大規模宇宙港の建造要望を取り纏めて実現させたベルナールは、次王を継承できる水準に達したと認めます。これをジョスランが超えるか否かで、王位と公爵位の継承者を決定します」
姉から、王位継承の合格ラインに達したと告げられたベルナールは硬い表情のまま頷き、ジョスランは注視して次の言葉を待った。
ユーナが告げた基準は、単純明快だった。
「選定基準は、ジョスランがベルナールよりも多くの武勲章を受章する事とします。王国民は、政治家には成れますが、王級魔力者として戦場には立てません。ジョスランは、自分こそが国民の希求を果たせるのだと示しなさい」
平時であれば、制度の持続に重きが置かれるために、内政の能力を示したベルナールという選択肢は充分に有り得ただろう。
だが内政に関しては、王国には両院議会と、スタンリー首相以下の王国政府が存在しており、国王自身が優れた政治手腕を有する必然性は無い。
王国民がアステリア王家に求めるのは、王級魔力者としての活躍だ。貴族達を従えながら移動要塞で敵星系に侵攻し、敵の侵攻から王国星系を守る。
前王ヴァルフレートや、現女王ユーナのように敵と戦ってくれるからこそ、国家の主として認め、従う事が出来るのだ。
「戦場において、婚約者や婚約者の実家などから支援を受ける事も認めます。選んだ婚約者の差も、獲得した力の内です。わたくしもアマカワ侯爵には助けられていますし、それを批判する王国民は居ないでしょう。同じ事です」
不意に名前を挙げられたハルトは、諸侯から集中した視線に対して、「何か問題でもあるのか」という気持ちで、堂々と受け止めた。無論、ハルトのおかげで王国が勝っているのだから、王国陣営の諸侯からは文句の出ようはずが無い。
だが婚約者の支援を肯定するのであれば、ジョスランは相当有利になる。
アルテミス星系の主統治者であるタクラーム公爵家は、私設艦隊のみならず、九山の国家魔力者を投入できる。公爵家が艦隊を用意して、魔素機関の稼働者を九山から手配すれば、ジョスランの乗艦を守り、支援する事は容易い。
タクラームからは、ユーナの意図を問う疑惑の視線が向けられていた。
ユーナは直接的には解答せず、選定条件の説明を続ける。
「選定期間は、戦争が終わるか、膠着するまで。ヘラクレス星系と天都星系には侵攻する予定ですので、移動要塞で従軍して、王国に貢献なさい。ベルナールを上回る武勲章を得れば、王国民の希求を果たしたジョスランを次王とします。ジョスランに異論は有りますか?」
「……有りません」
ユーナが示した条件は、それぞれ政治と軍事に進んだ両王子の事情を踏まえており、諸侯と王国民を納得させるに足る内容であって、ジョスランにとって悪いものでも無かった。
やや間を置いてジョスランが答えると、ユーナの視線がベルナールへと向けられた。
「ベルナールも戦場に立ち、自らが王位に相応しいと示す権利があります。ジョスランと同じ数の武勲を得られるのでしたら、士官学校に通った程度での優越は認めず、政治の実績を考慮して、ベルナールを次王とします。ベルナールに異論は有りますか?」
「有りません」
公平に機会が与えられたベルナールも、条件が妥当だと納得した。
アテナ星系の主統治者であるストラーニ公爵の代理を務めるベルナールは、タクラーム公爵家ほどの力は持たないが、それなりの戦力を動員できる。
それにジョスランより少ない支援で、同等以上の結果を出せるのであれば、ベルナールが次王となるに値すると客観的に判断できる。
王妃候補者に関しては、ジョスランの相手であるリシンの方が優れている。
だが出自の立派さは、当人の国母としての資質を保障しない。ラングロワ公爵令嬢だった元王太子妃は、国賊レアンドルを育てた。一方で男爵令嬢マイナは、女王ユーナを育てている。
現時点においては、ベアトリスを明確に否定する理由は無い。
なぜなら彼女は、アテナ星域会戦で両王子やリシンと共に、武勲章を獲得している。武勲章は、王国民が貴族に求めた唯一にして最大の義務の履行証明書であり、ベアトリスは王侯貴族として認められる立場にある。
武勲章を持たない貴族が、持つ者を否定する資格は無い。
それにタクラーム公爵家にしてみれば、ベルナールが王位を継承した後、王妃ベアトリスに問題が発生すれば好都合だ。そうすればベルナールの次に国王を選ぶ段階で、自ずとジョスランとリシンの子供が候補者に浮上する。
臣下から王族籍が復活した前例は、前王がストラーニ公爵時代に作っている。
ベルナールに対して、後々拙いかも知れないから立派な婚約者に変えろ等と、タクラーム公爵家がアドバイスするはずが無い。
「王家を支える諸侯には、異論は有りますか。この場で述べれば、その意見を取り入れるか否かを検討します。ですが後日に述べても認めません」
アステリア家の選定基準について、当事者である2人の王子は納得している。
ジョスランの回答に間があった理由について、タクラームが精霊を介して、「条件を受け入れて大丈夫だ」とアドバイスしたからではないかとハルトは想像した。従ってタクラーム公爵からも、異論は出ないだろうと考える。
両王子の祖父であるオルネラス侯爵も口を開かず、諸侯が集まった場に沈黙が流れる。そんな中、ハルトが敢えて手を挙げた。
「アマカワ侯爵、発言を認めます」
「畏れながら、申し上げます。軍事作戦に関しては、司令長官の私が最善と思うとおりに進めます。両王子が敵と戦う機会を作れるようでしたら作りますが、王国の勝利を最優先としたく存じます」
「それは大前提です。第一次ヘラクレス星域会戦は、王家の都合で王国が敗北しました。あのような過ちは、二度と許されません。司令長官は、勝利のために最善を尽くしなさい。諸侯も、戦場においては軍の指揮に従うように」
「御意」
優先順位を明確化させたハルトは、一礼して引き下がった。
その他に意見は出されず、アステリア家における次代当主の選定基準は定まった。
後書き
Amazonなどでは、書籍が3月16日発売と出ております。
出版社様からはお聞きしておりませんが、前巻の経験を踏まえますと、
電子書籍が1日早くて、それに合せて15日としているのではないかと。
そのため「3月16日発売です」と書籍に合わせようかと思いましたが、
万が一、出版社様の方で15日に「本日発売!」と、
何か告知して下さった場合、作者の報告日と合わなくなるので、
15日に書店で探して見つからない方には大変申し訳ないと思いつつ、
出版社様から連絡のあった発売日を、ご報告申し上げました。
3巻からは、Web版には出てこないキャラや艦隊が本編に登場し、
精霊や人造知性体の行動が増したり、変わったりして
ハルトの周りを含めて、色々な部分に影響していきます。
それに合せて(連動して)、書籍版用の4巻と5巻も、大分直しました。
(現時点で刊行のお約束は頂いておりませんが、作っておきました)
ぜひ書籍版3巻で、様々な変化をご確認下さい。
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(余談)今後につきまして、
出版社様にお声掛けを頂いた時、
「続きを書けますか?」と聞かれました。
私は「書けます」と即答して、天華(ハルトの子供世代)の話をした後、
その先についても、説明させて頂きました。
続きの第一部が天華とすれば、第二部があります。
今、少し書いておりますが、書いていて、凄く楽しい展開です。
6巻の終わりに少し出てきますので、楽しみにお待ち下さい。
…………「俺たちの戦いはこれからだ!完」、に、ならないように、
ぜひお買い上げも、よろしくお願い申し上げます。 (*- -)(*_ _)