第17太刀 幻想的な場所へ
さーて行くとしましょうかねーあっ!歩きと走りどっちにしよう。
まぁ最短距離は割り出したから良いんだけどね。
こういう時はヤクウちゃんに聞こう!
「ヤクウちゃん歩くのと走るのどっちが良い?」
「...歩きでお願いします。」
「うん、解った。」
歩きねー良し行こうか。
ん?森をさ歩いていたらね、丁寧で尚且つ鮮やかに綺麗に塗られた朱色の鳥居?みたいのが在って、何でこんな所に在るんだろう?って思ったけどねー
まぁ〔神代迷宮〕に行く途中だから最初は無視しようと思ったんだけどね。
無意識のうちに歩を進めてたらしく...潜っちゃったんだよねー
あっ因みに鳥居?の額束って言う部分に〔封妖之都〕の文字が彫って有ったね、多分だけどこの先の場所だと思う。
...うわぁーーー!!此れだけ幻想的で神秘的な和風の都市の光景を見た事が無いよ!私は!!最高だね!!
明かりも凄いね提灯が浮いているよ。しかも其れがぼんやり光る位だから目に優しい。
外は朝の筈だったのに、空は暗く夜だね。月も綺麗だ。
うん、何度見ても飽きなそう。日本だったら三大百景に選ばらる!って断言できるね。
「其処の人すまんが付いて来て貰えないだろうか?」
う?鴉みたいな仮面をつけた漆黒の翼を生やした人が三人来たぞ?
「えーと貴方方は?」
「すまん、言い忘れていたがこう言う者だ。鴉天狗警察庁巡査コクトリと言う者だ。」
「何の為に?」
「上司が事情徴収するらしい。詳しい事は解らん。」
「解りました。如何行けば良いですか?」
「私たちに付いて来れば良い。」
おおー此処もスゲー黒を基調としながらも、所々に白をしつこく無い用に入れているね。そして何より大きいねすげー
「付いたぞ。此処だ、中に入っても逸れないように。」
「此れで十分だ。協力有難う。」
結局問われたのは、何故此処の空間に入れたとか聞かれたねー何でだろう?
「一つ忠告しておこう、今日はあの門に行かない方が良い。外が危険だからな。」
「忠告有難う御座います。」
「宿に連れて行ってやろうか?」
「有難う御座います。」
「付いてこい。」
「ほう、此の者が入って来た者か。もう良い、職務に戻れ。」
「ハッ!」
「へー此れが侵入者か会ってみるのも、面白そうね?第肆。」
「〔魔王名〕で呼べと何時も言っておるだろうが。ハク、お主も番号で呼ばれたいかの?第玖。」
「毎回スミマセンね~」
「何回目じゃと思っておる。」
「九百五十三だ。」
「お主も居ったのかコク。」
「第陸じゃない。」
「ハク、コクと呼べ。先程来た。」
「それで如何する?この侵入者。」
「明日帰せばいいだろう。」
「私も其れで賛成ね。」
【魔王集】の一部資料から抜粋
〔魔王〕
世界の上位に立つ者である。
言うなれば強者。絶対的、圧倒的とも言える。破壊の権化。
〔第肆魔王〕が〔魔王名〕をクレナイ、種族を〔大天狗〕。
〔第玖魔王〕が〔魔王名〕をハク、種族を〔空狐〕。
〔第陸魔王〕が〔魔王名〕をコク、種族を〔狗神〕。
大幅に変更しました。