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17

作者: 五郎

1編です


尻切れトンボかも知れません

「れんが」




たった一つの煉瓦が

今の私にはとてつもなく重く

そして持ち上げることすら困難である

ロンドンの一戸建て

一つの壁に無数の煉瓦

私は何を築いたのだろう




3匹の子ぶたは

私よりもすごかった

木枯らしに私は自分をさらし続けた

どちらでもよかった

過去に見たロンドンの家庭も

今の自分には叶うはずもないほど

暖かかった

知らなければいい

知らないふりをすればいい



みんな、贅沢だ

だから私も贅沢なやつになってしまったのだ

と他人を責めてみる

辛くなる

ちっぽけな自分は

寒いなか

ずっと煉瓦の縁をなぞっていた






有り難うございました

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