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「転校生?遅くないか?」

更新を全然してないことに気付いた。

待っていた人、ごめんなさい。


「Eu sou Tarou.Serimatu.(私は太郎・芹松です。)」







平行世界の自分が見える太郎は、唖然としていた。

自己紹介してきた者が自分と同じ顔の別世界の自分だからだ。


今日は偶々何時も奥にいる友達の隣の席に居たからよかったが、いつも道理に先生の近くの前の席にいたら別の自分も驚いていただろう。


とりあえず、別の自分には帰り道にで話しかけよう。

そう決めた。


そして、放課後…


「なあ、太郎?」


「え?」


ブラジルに居るのに日本語で話しかけられた為、驚いた。


更に言えば、かけられた方には自分が居るので、更に驚く。


「うお!?ドッペルゲンガー!?」



俺ェ……



その後、何とか説明した。


「そうだったのか…、平行世界の俺…」


「俺の方はバス来たけど、そっちは?」


「「こっちも来た。Mヴァーレだ。」」


「お前には聞いてねぇよ、予郎(予言できる太郎の略)。」


自分と同じ声がダブるとか気持ち悪いつーの。



転郎(転校して来た太郎の略)はブラジルで過ごした時間は同じだが、学校が違ったみたいだ。

何やら私立で金がかかるらしい。

ブラジルは市立や国立の学校だと金はかからない。


しかし、私立だと本やら、なんやらで金がかかる。


その分、警備やら清掃員などちゃんとしている上に、進路が良くなる。

その学校で落ちた転郎はこの学校にやって来たらしい。


「転郎、家帰ったら勉強な。」


「っげ!?」


俺が勉郎(勤勉な太郎の略)みたいな立場になるのか…



結果、奴は俺以下の学力だった。


なので、一週間、勉強1日3時間しただけで悲鳴を上げた。


ダメだこいつ、早く何とかしないと…



生物のテスト…


「勉郎、ウイルスってどんな特徴がある?」


「それ、一番簡単だぞ。スコープ無しだと見えない、病気の元、感染しないと生きられない。」


「え、そんな簡単な答えでいいの?」


「特徴をかけなんだから、それでいいだろ。」


「サンキュー。それなら俺でも楽勝。」


転朗が質問する。


「ねえ、どうやってウイルスってポルトガル語で書く?」


「簡単だろうが。ってか、辞書使え。」


「忘れた。」


「自業自得だな。」


本当に勉強に関心がないな…


俺は奴になんで、勉強しないか聞いたら、奴の答えは俺達、太郎の本心を代弁した。


それは、心の中で、泣きながら寝たベッドの中で、


怒られたり、文句を言われる度に思った事。






「だって、俺が来たくてブラジルに来たわけじゃないんだぜ?」

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