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真相2  作者: 紅煉
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一話 恐怖の再臨

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「私は生まれた。私を生んだ男は藤田と名乗った」


藤田

「いやぁ、君は私の娘にプレゼントをくれたんだ

本当にありがとう。

僭越ながら私から君にプレゼントをあげたよ。


…………美希ちゃん」


彼女の名前は清水美希

罪状 殺人

被害者 酒井双葉

私はまた真相を追う事になってしまいました。


「倉田先生!大丈夫だったんですか?」


「えぇ、大事ありません。しかし…」


「酒井双葉が被害者だったそうですね?」


「間に合いませんでした」


「先生のせいじゃありませんよ、しかし彼女は何者ですか?」


「彼女は清水美希と名乗りました」


「清水美希……

は!もしかして、あの…」

彼が驚くのも無理は無かった、清水美希と言う名を私達は知っていた


「はい、一葉の体となった子の名前ですね」


「そんな…まさか!清水美希は一葉の体になって死んだのでは?」


「私だって、そう思いたくはありません!

しかし彼女がやっと返してもらえたと言っていました。」


「しかし!」


私はまた気付いてしまいました、何故警察の方は気付かないのだろう


「彼女の体を見てください。女の子の体にしては肩幅が広すぎます

きっと…」


「男の体という事ですか?」


「おそらく、そうでしょう…」


「また何か始まるのでしょうか?何故ですか?

一体どれだけの人が犠牲になれば良いのですか?」


彼は怒りというより悲愴感が漂う程絶望していた


「私はまだ解放されないのですね…

何故、藤田先生はこんなにも手術に執着したのでしょう?」


気落ちする私達に声を掛けてきた人がいた


渡辺

「谷!……倉田先生?」


「ご無沙汰しています。」


渡辺

「本当に久しぶりですね。」


「あの事件以来、私は警察の精神鑑定から悉く外されてきましたからね、本来多い事ではないので」


渡辺

「すみませんでした、我々の力不足で」


「えぇ、大丈夫です。ですが今回はさすがに協力させて頂かなくてはなりません」


渡辺

「それは…」


「一緒に捜査しましょう!

先輩、一葉の事件のときはクビ覚悟で先生と捜査したじゃないですか?いいですね?」


「ふふ、随分逞しく成長なさいましたね」


渡辺

「最近じゃ私の指示など何処吹く風ですよ

分かりました、行きましょう先生!」


「はい」


私には知る義務があります。

必ず真相を掴んで見せます。見ていてください、双葉

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