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~勉強~

まだ一年生です。


今でも一年生の時に受けた授業の内容をちょっと覚えてる。


ひらがなの書取、足し算、引き算。面白く最初は書いていたけど、引き算がどうしても理解出来なかった。


渡されて来た紙に「−」が書いてあるのが謎だった。


黒板にはりんごを使った引き算の説明がかかれているけど、当然だけど答えは書いてない。


…駄目だ。理解出来ない!周りの子が次々先生の所に紙を持って行くのをつい目で追ってしまう。


何でみんな解るんだ!?周りを見るとおれの樣に頭を抱えている子が2人程いた。


…何だ、おれだけじゃないのか…


そのうちの一人が席を立ち先生の所に向かって歩き出した。へ!?もしかして解ったの!?内心アワアワしていたけど表面は取り繕うとしながら何度もその子をチラ見で観察


挙動不審だった。


何か解ったのか先生の机で書いている。

ヤバいヤバいヤバい!頭は混乱の極み。涙が出そうになって来て、ハ!?と閃く


ぼくも先生に聞きに行こう!

閃きとも言えない開き直りにより席を立って先生の机まで採点して貰おうとする列に並ぶ。


その時に気付いた、もしかして僕だけ? 引き算が分からないの?恥ずかしさと惨めさで涙が出そうになった。席に戻ろうにも今や列の中間にまで来てしまっている。


どうにかしなくちゃ!どうしよう…


目をさまよわせて目についたのが前に並んでいる恐らく採点して貰おうとしている男の子、の持っている答案用紙。


これは、チャンスだ!


並んでいる間に間違えがないか確認しているらしく答案用紙を体の前で両手で持ってる。そして今の僕の身長は上級生の兄に匹敵するほどだ。


ふむふむ、肩口から覗きこんで2、3個答えを覚える。


そしてワザとらしく今閃きましたというような仕草をとり何食わぬ顔で自分の席に戻りいそいそと覚えた答えを書く。

そしてまた悩む、何でこれが答えなんだ?


悩んでも解らず結局更に二度カンニングしてようやく理解する事ができた。


理解できた事が嬉しくて採点の時に先生に笑顔でカンニングをカミングアウト


苦笑いされた事を今だに覚えている。


一年生でカンニングを覚えました。

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